なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

脳幹梗塞

2021年01月13日 | Weblog

 昨日、前日からのふらつき・嘔吐・複視で85歳男性が内科新患を受診した。内科の若い先生が担当していた。複視は両眼性複視だった。

 頭部MRIの拡散強調画像で橋背側に高信号(ADC低信号)を認めて、脳梗塞を発症していた。意識は清明で麻痺はない。神経内科医に相談して、そのまま若い先生が担当して入院となった。

 急性期は抗血小板薬とエダラボンを投与して経過をみることにした。軽度の糖尿病(Hb6.8%)があるが、内科には通院していない。感冒で内科医院を受診することくらいだったので、血糖は検査していないのだろう(無投薬で経過観察もある値)。血圧は160前後で、急性期は降圧薬を処方しないで経過をみる。

 症状が軽減してくれるといいが、再発予防が目的になるだけかもしれない。

 

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