なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

自然気胸

2021年01月22日 | Weblog

 週末の金曜日だが、今日は今のところ発熱外来の受診もなく、新型コロナの入院依頼・PCR検査依頼もない。珍しく平和だ。

 新型コロナウイルス感染症で入院していた43歳男性は今日退院した。4日間39℃の高熱が続いて入院した。両側肺炎を認めて、酸素吸入は1L/分だったが、入院(発症8日目)した後も39~40℃の高熱が続いて、デキサメサゾンを投与していた。

 先週の金曜日に、呼吸器科外来に来てもらっている大学病院感染症科の先生に相談していた。そのまま経過をみるしかないと言われて(その通りだが)、週末に入ったが、幸いにその金曜日の夜間から解熱していた。

 今日経過を報告したが、大学に連絡がくるかもしれないと思っていたそうだ(中等症は搬送不可だが)。その後に入院した肺炎のある88歳男性(デキサメサゾン投与中)、64歳男性(酸素2L/分、デキサメサゾン投与中)、87歳男性について相談した。

 88歳男性と64歳男性は今日の血液検査で炎症反応が軽減していた。87歳男性は入院3日目で発熱・酸素飽和度低下はない。現在の治療で継続して、前2者は来週画像を再検査して確認すること、後者は血液検査を再検することとなった。

 

 救急外来には右自然気胸の16歳男性が内科クリニックから紹介されてきていた。気胸の程度は軽度だった。経過をみて週明けに再受診となっていた。典型的な体型だ。

 

 CareNeTVで岸田直樹先生の「新型コロナ時代の風邪の診かた」(医学書院)を見ていた。本としては、別冊呼吸器ジャーナルの「COVID-19の病態・診断・治療」を購入した。2020年10月あるいは11月時点での情報で記載されているので、若干情報が古い。

 来週は岡秀昭先生の「COVID-19特講」(中外医学社)の最新版が出るので楽しみだ。

別冊「呼吸器ジャーナル」COVID-19の病態・診断・治療 現場の知恵とこれからの羅針盤 (別冊呼吸器ジャーナル)

 

 

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