火曜日に保健所からの依頼で、COVID-19罹患者の外来アセスメントがあった。患者さんは75歳男性で、発症7日目でまだ発熱が続いていた。
酸素飽和度などバイタルは問題なかった。体温は37℃台だった。対応したナース(ICN)の報告では、動きはよかったそうだ。
胸部CTでコロナらしいすりガラス陰影が散在していた。
この患者さんは鎮痛薬や抗菌薬でアナフィラキシーショックになったことがあるそうで、薬は何も飲みたくないという。コロナの薬もいりませんと言って帰った。
鎮痛薬というのは名前を憶えていないが、NSAIDsなのだろう。今回診断した病院からカロナール(アセトアミノフェン)が処方されたが、それも飲んでいない。抗菌薬はセファレキシン(ケフレックス)とセファクラル(ケフラール)でなったということで、本当らしい。
コロナとして入院してもレムデシビルは拒否されるだろう。デキサメサゾンでも拒否されそうだ。抗菌薬も拒否されるとしたら、治療は酸素吸入と点滴くらいか。
ワクチンをしていないと、オミクロン株でもコロナ肺炎を認める印象がある。