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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

交通マナー 巻き込まれ

2015年05月01日 | 毎月馬鹿
駅近くの、センターラインはあるもののとても狭いバス通りを
車で走っていた。
私の前にはまさにバスが行く。

行く手のT字路で、バスは左折の合図を出した。
交差する道路はさらに狭い。
バスは無事に曲がり切るために、右側へふくらみ、
左の角にある電柱から1m近く離れた。

するとその時、わきを走っていた自転車が、その
電柱とバスの間をすり抜けて通り、左へ曲がって行った。

ダメ!これダメ!
ほんとうにあぶないよ。

車は、前進しながら曲がる時に、
後輪が前輪よりも内側を通るという特性がある。
この状況で言えば、バスの前輪は交差点のなかほどを通って、
道の向こう側近くを通るくらいだが、
後輪は左側の電柱ぎりぎりを通り抜けることになる。

だから、左折しようとしたバスと電柱の間に1mくらい間があっても、
バスが進むとその隙間は無くなって車体が電柱に迫る。

その隙間を通るのは、危険だ。

もちろんバスの運転手さんは、そういう危険を前提に注意を払っているので、
この時も一時停止して、自転車が通り抜けるのを待っていた。

しかし、相手にそんなふうにしてもらう必要があるような
危険な場所を通るのって、自転車に乗る側として、
いかがなものだろう、と思う。
事故に遭うのは、自分が痛い目見ることも困るが、相手の運転手を
加害者に仕立ててしまうことでもある。

さて、この、前輪よりも後輪のほうが小さい弧を描いて曲がって行くことを、
内輪差と呼ぶ。
前輪と後輪の間が長い、つまり大きい車ほど、内輪差は大きい。
バスの内輪差は大きいわけだ。
だから、バスと電柱の間が広く開いた。
乗用車だったら、そこまで電柱から離れなくても左折して行ける。
内輪差の大きいバスだから、電柱との間隔を広く取る必要があり、
だからこそ、自転車や歩行者が余裕で通れるだけの隙間ができてしまって、
かえって危険を呼びがちなわけだ。



T字路でのできごとだった。

この、T字路という呼び名だが、「てぃーじろ」と言わずに「てーじろ」と
発音するのを聞き慣れていた。
アルファベットの「T」を「てー」と読むのね。そうよね。あるよね。

教習所の教官たちの訛りだろう、
と思っていたら、実は法律用語としては漢字で「丁字路」と言うのだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%81%E5%AD%97%E8%B7%AF
思えば、漢字の「丁」も読みは「てい」で形は「T」だ。
むしろ、「てぃーじろ」のほうが慣用語なのだ。

と思っていたら、よく調べると、実は漢字の「丁」を「てい」と読むのは、
「T」が「てー」だから、形が同じだから、という理由だそうだ。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/b5b830517b985da1c5e097845af9f980

そもそも「丁」の読みは、「ちょう」だった。
クローブのことを、「丁字」と言う、あれだ。(丁子とも書く)

漢字の読みを日本で、しかもアルファベット由来で作った、珍しい例だ。


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