[あらすじ] 末廣亭の年会員のオマケでもらった、お気に入りのカードケースを落とした。
中には、キャッシュカード、クレジットカード、運転免許証、などなど…。
カード類は停止し、免許証の再交付に行った。
老母と同居して、週に一度はデイケアへ送迎、加えていろんな病院への送迎を
車でしている。
運転免許証が無ければ、ただのスネッかじりに転落してしまうので、
こればッかりは、と試験場に行った。
幸い、府中の試験場まで自転車で30分かからないところに住んでいて、便利だ。
野川公園なんて紅葉で最高じゃないか。
朝一番(8:30)に入って、チャッチャと手続きしたら、10時には交付された。
案内は分かりやすいし、窓口のひとも感じ良い。
世の中変わったなあ。いいか悪いはともかく。
出口のわきに売店がある。
ピーポくんのついたキーホルダーだのストラップだのボールペンだの、
パトカーのおもちゃだのなんだの並ぶ中、
ど真ん中に、カードケースがある。
革製で、薄くて、軽くて、私好みだ。
折りたたみ型で、色はとりどり揃っていて、さらに私好みだ。
前のより明るい色の物を選んで買った。
※
実は、再交付は3回目である。
免許証をなくしたり盗まれたりすると、再交付してもらうことになる。
以前、無くした(後から出てきた)ことが1回、
また無くした(盗まれた疑いあり)のが1回。
また、というのがわりに直後だったため、再交付申請の窓口で
「気を付けてくださいよ」とたしなめられた。トホホ。
この、「うっかり者」度合は、運転免許証の番号に、記録されていく。
末尾の番号が、「しっかり者」は「0」なのだが、
私は既に「3」である。
※
さて、バイクに乗って、数日前にカードケースを落としたとおぼしき場所に
行ってみた。
なんて言うのか知らんが、鉄のスリットのドブの蓋、あの隙間から
穴ポコの中に落ちてさみしくしているのではないかと、
いちいち覗いてみたが、タバコの吸殻しか無かった。
よく行くスーパーに寄って、カードを新しくもらった。
これを示すと3%引きになる、知る人は知るあのカードだ。
無きゃ無いで忘れたと言えば3%引きしてくれる、あのカードだ。
図書館へ行って、利用カードを再発行してもらった。
なぜか、このカードも末尾が「うっかりナンバー」である。
フン、「4」ですよ。
いっそあと6回なくせば、「0」に戻るんだろうか。
※
あと、カードケースに入れてあった物と言えば、2千円札が一枚だ。
これは、イザって時のための現金として持っている。
が、イザって時には自販機で使えなかったりする。
あと、手持ちが無いけど一杯飲んで帰りたいなー、という時に
あ、そういえば2千円持ってるんだった!どこに寄ろうかなー、となるが
あーでも2千円札を使っちゃうのはもったいないなーやっぱまっすぐ帰ろう、となる
ための2千円札である。
なんとまわりくどいアル中なのか。
※
携帯電話が鳴った。
知らない電話番号からだと、私は出ない。
が、こんな時だから、出る。
03から始まっている。
落とした辺りの交番ではないか、と期待がふくらむ。
違った。
なんと、
末廣亭からだった。
奇特な方が拾ってくれて、そこからなぜか、最寄りの交番ではなく、
新宿三丁目の末廣亭に、カードケースを届けてくれたのだそうだ。
末廣亭でも、話を聞いたら寄席の周辺で拾ったわけでもない物なので、
交番に届けようとも考えたのだそうだ。が、
中からチラリと末廣亭の会員証がハミ出ているのが見えたのだと言う。
いやー、こんないい話もあるんだね、誰か話をふくらまかして
人情噺に仕立ててくれないもんかね。
で、その噺は、末廣亭でしか演らないの。
そんなのがあったら、看板になると思うけどなあ。
届けてくれた方の連絡先などがわからないか、と聞いたが、
名乗りもしなかった、ということだ。
年配の男性だったそうだ。
※
早速新宿へ行って、中身をあらためて、ありがとうございました、と受け取った。
気分いいなー、帰りにちょっと寄り道して、一杯ひっかけて行くか、
と、思った瞬間、思い出して、カードケースの中をもう一回あらためた。
ジジイ、やりゃあがった。
2千円札が、無かった。
中には、キャッシュカード、クレジットカード、運転免許証、などなど…。
カード類は停止し、免許証の再交付に行った。
老母と同居して、週に一度はデイケアへ送迎、加えていろんな病院への送迎を
車でしている。
運転免許証が無ければ、ただのスネッかじりに転落してしまうので、
こればッかりは、と試験場に行った。
幸い、府中の試験場まで自転車で30分かからないところに住んでいて、便利だ。
野川公園なんて紅葉で最高じゃないか。
朝一番(8:30)に入って、チャッチャと手続きしたら、10時には交付された。
案内は分かりやすいし、窓口のひとも感じ良い。
世の中変わったなあ。いいか悪いはともかく。
出口のわきに売店がある。
ピーポくんのついたキーホルダーだのストラップだのボールペンだの、
パトカーのおもちゃだのなんだの並ぶ中、
ど真ん中に、カードケースがある。
革製で、薄くて、軽くて、私好みだ。
折りたたみ型で、色はとりどり揃っていて、さらに私好みだ。
前のより明るい色の物を選んで買った。
※
実は、再交付は3回目である。
免許証をなくしたり盗まれたりすると、再交付してもらうことになる。
以前、無くした(後から出てきた)ことが1回、
また無くした(盗まれた疑いあり)のが1回。
また、というのがわりに直後だったため、再交付申請の窓口で
「気を付けてくださいよ」とたしなめられた。トホホ。
この、「うっかり者」度合は、運転免許証の番号に、記録されていく。
末尾の番号が、「しっかり者」は「0」なのだが、
私は既に「3」である。
※
さて、バイクに乗って、数日前にカードケースを落としたとおぼしき場所に
行ってみた。
なんて言うのか知らんが、鉄のスリットのドブの蓋、あの隙間から
穴ポコの中に落ちてさみしくしているのではないかと、
いちいち覗いてみたが、タバコの吸殻しか無かった。
よく行くスーパーに寄って、カードを新しくもらった。
これを示すと3%引きになる、知る人は知るあのカードだ。
無きゃ無いで忘れたと言えば3%引きしてくれる、あのカードだ。
図書館へ行って、利用カードを再発行してもらった。
なぜか、このカードも末尾が「うっかりナンバー」である。
フン、「4」ですよ。
いっそあと6回なくせば、「0」に戻るんだろうか。
※
あと、カードケースに入れてあった物と言えば、2千円札が一枚だ。
これは、イザって時のための現金として持っている。
が、イザって時には自販機で使えなかったりする。
あと、手持ちが無いけど一杯飲んで帰りたいなー、という時に
あ、そういえば2千円持ってるんだった!どこに寄ろうかなー、となるが
あーでも2千円札を使っちゃうのはもったいないなーやっぱまっすぐ帰ろう、となる
ための2千円札である。
なんとまわりくどいアル中なのか。
※
携帯電話が鳴った。
知らない電話番号からだと、私は出ない。
が、こんな時だから、出る。
03から始まっている。
落とした辺りの交番ではないか、と期待がふくらむ。
違った。
なんと、
末廣亭からだった。
奇特な方が拾ってくれて、そこからなぜか、最寄りの交番ではなく、
新宿三丁目の末廣亭に、カードケースを届けてくれたのだそうだ。
末廣亭でも、話を聞いたら寄席の周辺で拾ったわけでもない物なので、
交番に届けようとも考えたのだそうだ。が、
中からチラリと末廣亭の会員証がハミ出ているのが見えたのだと言う。
いやー、こんないい話もあるんだね、誰か話をふくらまかして
人情噺に仕立ててくれないもんかね。
で、その噺は、末廣亭でしか演らないの。
そんなのがあったら、看板になると思うけどなあ。
届けてくれた方の連絡先などがわからないか、と聞いたが、
名乗りもしなかった、ということだ。
年配の男性だったそうだ。
※
早速新宿へ行って、中身をあらためて、ありがとうございました、と受け取った。
気分いいなー、帰りにちょっと寄り道して、一杯ひっかけて行くか、
と、思った瞬間、思い出して、カードケースの中をもう一回あらためた。
ジジイ、やりゃあがった。
2千円札が、無かった。
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