世界唯一の被爆国である我国は、福島原発事故でその怖さを更に深刻に受け止めました。
原子力発電の危うさの心情は、誰もが我が身のように受け止めていることでしょう。
感情的な「反原発」と、原発ゼロを目指す「脱原発」の意味合いは、異なるように思います。
単に反原発を唱えるだけでは、脱原発の解決法をスムーズに導くことが難しそうです。
「私達はこのようにします。だから原発を止めてください」との代替提示が必要です。
実際に実践できる代替方法を提示できれば原発は必然的に無くなって行くことになります。
原子力発電は設置コストが掛かり、何重もの複雑で厄介な安全管理を伴うだけでなく、完璧で最終的な放射能ゴミ処理方法を持たないのです。
私達が出来る事とは、再生可能エネルギー活用の発電方法などだけではありません。
また徹底省エネ生活で、生理的な我慢を強いることでもありません。
我慢する省エネでは、健康被害が生じて医療費負担が嵩む事にもなりかねません。
一般生活に不可欠な電気は、何処の家庭にも供給されているのです。
その電力エネルギーは、上手に使いこなすことで半分以下の使用量に抑えられます。
先ずは、住む家の温熱性能を極め、フィットした冷暖房機器との整合性を定めること。
断熱高性能の住宅で使用するエアコンは、エネルギー消費効率が高まります。
上手に使用すると電気ヒーターの10倍近くのエネルギーを取り出すことが可能です。
その効率は、ガス、石油、薪、石炭などよりはるかに廉価なエネルギーになるのです。
気の遠くなるような年月とコストが掛かる代替エネルギーの登場を待つまでもなく、私達庶民は、出来ることを実践してこそ「脱原発」に説得力が生まれるのでしょう。
その間のエネルギー確保には、沈着冷静で賢い判断が必要なようです。
今日は、-7℃の寒さの中、日本で初めて使用する最新機材を導入した新型ファースの家の引き渡し式を行いました。実験台になったのは、弊社専務の自宅です。
実験台と言っても家の中は、全館輻射熱のマイルドな暖房空間が広がっておりました。
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