先週末、日本の宇宙ロケットH2A35型で打ち上げ日本版GPS「みちびき3号機」は、私達の頭上の宇宙空間を舞っています。
秋には「みちびき4号」を打ち上げ、従前GPSの10m範囲の精度が6㎝になり、細かい作業を宇宙空間からコントロールすることが出来るようになると云う事です。
タクシーもバスなども、ドライバーがいらなくなり、自動運転の時代になると云う事です。
時代が変われば今まで必要だったモノも要らなくなってしまう場合も。
住宅部材は、アルミサッシの無かった時代は総てが木製建具か鉄製窓枠でした。
トビ職時代にはビルに鉄製の窓枠を取り付け、ガラスをパテ止めした経験があります。
稲藁(いなわら)を用いた畳床は、今や殆どがスチレンフォームになりました。
高級畳の踏み心地を稲藁で行うと、とても重くて高額になりますが、スチレンフォームでは、軽くてもその使い心地をつくる事が出来ます。
今日は、木製建具店で函館市内の(有)阪井建具製作所さんを訪問し、社長の阪井 肇さん(写真)と、多層断熱ガラス壁のフレーム作製の打ち合わせを行いました。
無いモノを創り出す動機付けは、まさに人の知恵と工夫がなければ出来ません。
スチレンフォームの畳もGPSコントロールの自動車も人が遣る事をなぞっているだけです。
そのなぞり方が人間より精密で正確なのですが、それも人と対比してのことです。
何事も先ずは、人が介在し、血の通ったモノづくりが行われることから始まるのです。
この多層断熱ガラス壁フレームは、阪井さんに恒常的な作製を要請する事になりそうです。

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