新しい試みの多くは、失敗が憑き物です。
新しい試みから得られる事も極めて少ないモノです。
実は、実験の失敗で得られる情報の方がはるかに大きいのです。
強かな試みを無くして新しい技術を具現化する事などは出来ません。
しかし大学や総合研究所、大手メーカーさんとの共同研究で、失敗ばかりを繰り返すと確実に信頼を失います。
大まかな目途が立つまでは社内実験を繰り替えすのです。
ファースの家は、より施主が住み良くするために行った試みの延長線上に出来上がった住宅システムです。
一生一代の家づくりを行なう建主さんに失敗させないためには、我々開発者が先んじて、何度も失敗を繰り返す事が必要なのでしょう。
色々な素材を組み合わせると、本来の素材よりはるかに効果をもたらす事があります。
現在は、熱の伝え易いガラスを使用して断熱ガラス壁の研究開発を行っています。
ところが想定した性能をはるかに下回る結果に終わる事も多くありました。
ガラス素材は元々熱を放出し易い特性があります。
その特性の裏側にある要点を引き出すと面白い結果を得られそうです。
新しい試みには、常にダイナミックな結果が伴います。
写真は熱貫流率U値がグラスウール200㎜相当の断熱効果のあるガラス壁の実験です。
現在は、このままでは現場施工が出来ないため、施工可能な形態研究を進めています。
これは、お施主様がより住み良い家づくりを実践するための試みなのです。
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