夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

經下邳圯橋懷張子房   李白  長崎市長に

2007年04月18日 23時08分34秒 |  漢詩を長崎弁で
今日は李白先生の經下邳圯橋懷張子房(下邳(かひ)の圯橋(いきょう)を経て張子房(ちょうしぼう)を懐う)たい。

ほんとうはもっと長か詩ばってん、最期のところだけやるけんね。


我來圯橋上
懷古欽英風
唯見碧流水
曾無黄石公
歎息此人去
蕭條徐泗空

我 圯橋(いきょう)の上に来たり
古を懐いて 英風を欽(した)う
ただ見る 碧流(へきりゅう)の水
かつて黄石公(こうせきこう)なし
歎息す この人去りて
蕭条(しょうじょう)として 徐泗(じょし)空しきを

ちょっと背景ば説明しといてやるね。
張良が徐泗の圯橋を渡っていたら、変な爺さんが難癖つけてきたっちゃ。張良は我慢して爺さんの言うことを聞いてやったら本ばくれて、こいを読めば軍師になれるちゅうたらしか。そん爺さんの名前が黄石公って言うんじゃ。張良はそん本ば勉強して漢の高祖の軍師にまで登りつめたげな。

李白さんがこの橋にきて、川の流れを見ながら、あん爺さんがおらんけん、ただでさえ寂しかこん町がもっと空しかね~っていいよっとよ。

楽しかるべきこの町も、君なき今は空しく、寂し
               風車

       冥福を




和菓子

2007年04月18日 18時36分09秒 |  非・常識的茶道
和菓子が好きだというと必ずといっていいほど、「あぁ、お茶をやられるから」って当然のような顔をされる。
ちょっと待って、お茶なんてつい最近やり始めたばかりの新参者。
和菓子は子供のころから好きなものの一つ。キャリアが違う。

ただ豊穣の時代に育った今の若い人が、なんでも手に入るなかから和菓子を選んだというのとはちょっと、違うような気がする。

私の育った時代は貧しい時代。和菓子を頂くチャンスなんてあまりなかった。もちろん今のようなたくさんの美味しいケーキはまず手に入らなかった。
凄いチャンスに恵まれて、和菓子を頂く。
和菓子は美味しい。もっと欲しい。もっと食べたい。でも食べられない。

三つ子の魂100までで、今でもそのと引きずっているというのが、私の和菓子に対する気持ちの奥底かな?

雨   いすみ市岬町鴨根

2007年04月18日 17時46分47秒 |  岬な日々
今日のいすみ市岬町鴨根の天気予報は小雨、曇り、お昼から小雨、夜になって強雨ということでしたけど、朝起きてから今まで、小雨だけど冷たい雨がずっと降り続いています。

家の下の水田、数日前はまだ畑状態のところも多かったのが、今日見ると、殆どが水田に様変わりしています。そしてその多くが田植えも終わっています。先日来煩かった蛙も、今日は、一声も出せないで震えているようです。

鳥の影も殆ど見ません。
例外は烏。水を張った田んぼに何羽かの烏がひっきりなしに飛んできていました。水を張る直前に田んぼの耕運をします。それでいろんな虫が地上に顔を出すのを知っているのでしょうね。昨日も耕運機の周りに何羽もへばりついていました。

そしてヒヨドリ。一羽ですが、5,6度訪ねてくれました。
あとはシラサギ。下の水田まで来てくれたのですけど、木が邪魔になって先日のダイサギか、別なサギなのかは不明。ちょっと小ぶりな感じで、もしかしたらコサギなのかもしれません。

鳥の声も少ない。
例外は鶯。朝起きてから、5時過ぎまで、すぐ傍の木の中でずっと鳴き続けていました。

これで今日は終わりかなと思ったらちょっと嬉しいお客さんがありました。
ヤマガラが10羽ほど、昨日に続いて様子を見に来てくれました。
お見合い写真が欲しいかなって、写真を撮ろうとしましたけど、5.6の30分の一で、300ミリではちょっと自信がなく止めました。ヤマガラちゃん、アスタマニャーナ(Hasta Manana)ね。
明日できることは今日することはない、そうでしょう。



雨はこれから本降りになりそう。雨脚もだいぶ強くなってきました。
一日吹きすさんでいた風も、ますます強くっています。
神がそらにしろしめしても、この雨雲では、メールも届かないでしょうね。
ひばりはもちろん、巣の中で震えていることでしょう。

まあ、世の中こんなもんでしょう。

小さな生活

2007年04月18日 00時19分30秒 | 私も作ってみました
前回のオランダ式倹約セラピーがもっと実践的な質実な生活へのガイドとすれば、これはもっと生き様をといた本。
津田晴美さんのものの見方、生き様が生き生きと描かれている。
若い女性には一つの行き方、ものの見方として参考になるのではないかと思う。
私には、一人の賢い女性の生き様としての意味しかないのだけど。
でも読んでいて、若いはつらつとした女性の行き方にどこか共感を覚えていたことも確か。



小さな生活

筑摩書房

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