夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

羊士諤 郡中則事    蓮 いすみ市岬町   改

2007年08月17日 11時53分09秒 |  漢詩を長崎弁で
                            写真を追加しました。

郡中則事
  羊士諤

紅衣落盡暗香殘
葉上秋光白露寒
越女含情已無限
莫教長袖倚闌干



紅衣落ち尽して暗香残れ
葉上秋光白露寒し
越女情を含むことすでに限りなし
長袖をして闌干に倚らしむるなかれ

赤か着物を着た蓮の花 花びらは落ちてしまい、香りも失せた
葉っぱには秋の冷たい光が白露を光らせているだけ
あん美人さんは遠い国から来て、胸の中にはやるせかな思いで一杯やろうね
一人で長か袖を欄干によらせちゃいけんとよ





ところで蓮の花はいすみ市のとんぼ沼のものと、いすみ環境と文化の里センターのもの、いすみ市以外では等々力緑地のものを以前アップしています。
とんぼ沼は廻りの環境はすばらしいのですけど、なにかちょっと違う。文化の里センターはショウルームではじめからアウト。
等々力緑地は池自体があまりにも小さすぎる。
なかなか意に添うものがありませんでした。
いすみ市の隣りの長南町は千葉県でもレンコンの産地、蓮池もたくさんあるとどこかで読みましたし、千葉市の千葉公園の蓮池もいいと勧める人もいました。
来年は行って見ようかなって考えておりましたらなんと、Mixiの知人の近く、国道際にすばらしい蓮池を見つけました。
今年はもう駄目ですけど、来年はこちらで蓮を撮りましょう。











世の中のはかなき中にはかなきは暮をも待たぬ槿の花  フヨウとムクゲ

2007年08月17日 10時09分03秒 |  気になる詩、言葉


別なところで使っているモミジアオイの写真について「なんという花ですか」って問い合わせを頂きました。
モミジアオイ。子供のころの実家に咲いていました。高台の水気の少ない土壌でしたけど、優しいけど、凛とした花をつけていて、子供心に畏敬にも似た念を覚えさせたものです。

今日の日記にはモミジアオイはありませんが、その仲間のフヨウとムクゲをご紹介します。オクラ、綿、ケナフもまたこの同属ですよね。
横浜のうちの庭で火曜日に撮ったものです。

でも、ムクゲは儚さが売り?
なら、ここに集まってくれた彼女たちのはつらつさはもう別世界でしょうか。
多少、昔風のものもありました、まずそれから、、、





底紅は見方によってはあまり綺麗じゃありませんけど、このくらいの角度なら許される?










こちらはフヨウ(ですよね)



葉っぱが大きいですよね。