岬の国道沿いに果物や花を売るスタンドが一年を通して開いている。
農家がやっている産直のお店ではなく、一時期に一品だけおいて車で通る人へのお土産を売っている。
結構車が止まって買っているようだ。
一年を通じてほとんど果物を扱っているけど、お正月などの花の売れる時期だけは花を出している。
最近は枇杷(房総枇杷)を売っていると思ったら、桃になって、今はたぶん早稲の梨になっていると思う。
岬は梨の産地なんですね。
私はその店を横目に見ながら、今の時期は何を売っているのかなって見ているだけ。
だって、お店には悪いけど、国道を離れると農家がたくさんあって、看板を出している。
梨の農家は梨の看板とスタンド。
先日も通りすがりに一軒の梨農家によって見た。
まず、「試食しなさいよ、美味しいよ」って梨をむいて、食べさせてくれる。
今取れているのは早稲でお盆くらいまで、その後は幸水が出回るとか、あの種類はいつごろ出るだろうかとか、おしゃべりしながら試食を終えると、
5つビニールに入って500円の梨がおまけで3っつも、4っつも増えている。
もう少しすると庭先の栗や柿をおまけしてくれたり、、、
おばちゃんたちも自分たちの作ったものが売れるのが嬉しいみたい。
その日に取れた梨だから、味が全く違う。美味しい。
今の早稲の梨も初めて食べたけど、上品な適度な甘さ(二十世紀くらい)でみずみずしい。
葡萄も地元のものが売っている。
山をやめて、海そばを決めたときには、房総でこんなに果物や野菜が取れるのは知らなかった。嬉しい誤算。そして、農協や、人を使ってやっている産直のお店ではなく、農家の庭先で、おしゃべりしながらそんなものが手に入るのはとても楽しい。
この日は別なところでズッキーニを入手しました。
知人はぴかぴかのゴーヤの収穫を日記にアップしていた。
前回は食べきれないほどのキュウリを庭で取れたからってもらいました。
糠漬けにし、ラタトューユにし、そしてもちろん生で食して、、、
やはり人間は新鮮なものを食べるようにできているんだって、感慨を持ちましたね。