夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

ノゲシ

2008年11月02日 22時06分11秒 |  多摩川散歩


ノゲシ。どこにでもある花ですね。
でも私はこの花も総苞の綿毛の柔らかい感じも大好きです。
なんのてらいもなく、花が咲いた~って感じで咲いていますよね。
つい先日も日記にノゲシとタンポポをアップしていますけど、ノゲシは日記にはずいぶんと登場させています。たとえば、今年の五月には「タビラコ、タンポポ そしてノゲシ」というタイトルで紹介していますよね。
さて問題。タンポポも先日もアップしていましたし、ノゲシも同じ日記にアップしています。ノゲシは別名をハルノノゲシといい春から9月ぐらいまで咲くとなっています。もう11月、ノゲシではなく、アキノノゲシなのでしょうか? それにしては見た感じがどうみてもノゲシなのですけど。

ハルノノゲシはキク科、ノゲシ属。それにたいしてアキノノゲシは同じキク科ですが、アキノノゲシ属です。
でも、私にはハルノノゲシとアキノノゲシの区別がつかない。
いろいろと説明されるのですけど、いつも右の耳から左の耳へと抜けていってしまいます。何とかならないでしょうかね~
ノゲシ属にはこのノゲシ(ハルノノゲシ)とオニノゲシ(葉っぱの付き方が違うことと、ぎざぎざがかなり鋭い、触ると痛いくらいです)、そして花が白っぽいウスジロノゲシがあります。

最初にも述べましたけど、人からは見向きもされない花ですけど、私は好き。そしてこの綿毛の柔らかさも素敵ですね。でも自分の庭や花壇に植えるかといえば、そりゃ植えませんね。はびこられると困るし、、
野原で一生懸命咲いているのを、傍から応援しておきましょう。

もちろん見たくもない花をわざわざ庭に植える人もいないんですけど、、
でもいすみで野原や山の中を歩いていると、自分の庭にはちょっと困るけど、綺麗だし、好きな花っていうのが多すぎて。

才能もある、非常に役に立ってくれる人ってたくさんいるんですけど、でもそのうちの果たして何人と友人になりたいのでしょうね、、、
なんちゃって?





水鳥の鴨の棲む池の

2008年11月02日 20時41分44秒 |  昔々あるところに


昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんの年金が始まって、山に芝刈りに行きました。
おばあさんは家で、去り状を書いて出て行きました。

水鳥の鴨の棲む池の下樋(したび)なみ 
     いぶせき君を 今日見つるかも

        万葉集
        読み人知らず

「漢詩を長崎弁で読む」風に書いていけば、

鴨ん棲んじょる池に排水路が無かごと、あんたば想う気持ちを流し去る排水路がなかったけん、忘れることができんやったとたい。
ばってん、今日あんたに逢うことができた、、、、


鴨の池に排水路がなくても、鴨には羽も足もあるさ。


いまや、要らない人、役に立たない物はさっさとリサイクルして、記憶からも消してしまい、次を見つけるのが雄雄しい、あるいはポジティブな生き方ってもてはやされるのでしょうね。
でも、なんで要らない人や役に立たない物を自分のそばに置いたんだろう、その辺のことをよくよく考えておかないと、いつまでたっても同じ失敗をするのじゃないかな。
けっして、一生失敗にこだわり続けるのが美しいとは思わないけど、、、