夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

鴨鍋の時期になりました

2008年11月08日 17時50分19秒 |  多摩川散歩


草に置く朝露も、怜悧な様相をいや増してまいりました。



風邪がはやっておりますが、皆様にはご健勝にお過ごしのことと拝察いたします。


時は晩秋。
野山は実りの時期を迎えております。



皆様のお宅でも、冬への準備が;



着々とお済であろうと拝察いたしております。



世代交代?
いえ、冬眠をの時期を迎えての、食の秋;
鴨鍋が美味しい時期になってまいりました。



よだれがでます、、、、、

火中に立ちて問ひし君はも

2008年11月08日 14時05分10秒 |  気になる詩、言葉


昔々、大和という国に倭建という猛将がおりました。
彼が相模の国というところへ戦いに出かけたときに、海の神が彼に対抗して大波を起こして、彼の船を飲み込もうとしました。
倭建の后の弟橘(おとたちばな)姫は海神に身を捧げて、夫を救いました。
弟橘の辞世の句として古事記に書かれているのが

さねさし相模の小野に燃ゆる火の
火中に立ちて 問いし君はも

なのですね。(火中=ほなか)

相模の原野で敵の火責めに遭ったときでさえ、貴方は私のことを愛してくれました。
(「さねさし」は相模にかかる枕詞) 

以前の仕事場の大社長夫人が新任のイギリス大使と、オランダの総理(だったかな?)の歓迎ディナーの席でこうのたまわりました。
「日本の女性が虐げられているって常識は大間違い。日本で本当に強いのは女性よ」ってね。

それだけならまだしも、目の前に座っていた私に向かって、
「間違っている?」って聞いてきたんです。
みんなの注目が私に集まりました。
このテーブルに日本人は私一人でしたので、恥ずかしながら本音を告白するしかありませんでした。
「まったく、お説ごもっともで」

これがその後の日本の対英、対蘭関係にどのような影響を及ぼしたのか、政治のほうには疎いので、定かではありませんけど、、、、