夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

雨の一日  雑感

2008年12月14日 11時02分00秒 |  岬な日々


雨が降っています。
外に出る気がしないせいでしょうか、なんとなく落ち着いた気持ちで、杉の葉っぱに降り注ぐ雨を見ています。

今日は東京に帰る日。
夕方遅くには雨は上がる予報ですが、多分その前にこちらを出発ということになるでしょうね。
山側にお住まいの方からは、「一面の銀世界」なんて日記が飛び込んできています。途中の山側では雪が積もることはありますけど、こちらではそんなことは何十年に一度歩かないかの大事件です。

年末に東北に行こうかと思っていますけど、この風景を見ているとタイヤをスタッドレスにかえるのがなんとなく実感がわきません。
おまけに、ジムニーのタイヤはあまり一般的ではないサイズなので、大安売りの恩恵を受けられないのですね。
懐を見ながら、考え込んでいます。

ところで暖房は20度に設定してあるのですが、なんとなく薄ら寒いのです。つい数年前まではこれでも暖かいと感じていたのですけど、歳を取ってくると基礎代謝が少なくなり、寒さを感じるようになるのでしょうか。それにしても数年で体に感じるようになるというのはちょっと急激過ぎ、これから先が思いやられます。



外に出ませんので、今日の写真がありません。
昨日のお蔵入りした写真をトップに使いました。
今日の雨の予兆でしょうか、なんとなく事件を予感させるような夕日ですね。

昨日のコハクチョウ。
いつもは布施というところに飛んでいって、餌を食べています。
朝一度、布施の方向へ飛んでいきました。
Mixiに子供に白鳥を見せたいという方からのメッセージが届き、日の出、日没時のトンボの沼のほうが飛んでいる白鳥を見られて綺麗だけど、日中、見たいのであれば布施にいますって書いていましたので、訂正を送りました。

この写真を撮ったトンボの沼では、昨日の朝、仲間を見送りながら、傷ついた白鳥は悲しげな声で悲鳴ともつかない声を上げていました。大丈夫なのでしょうか。
いすみ市の手で保護をされればいいのですが。



一度、布施に飛んでいった白鳥たちはすぐにトンボの沼の近くまで戻ってきて、そこで昼の間過ごしたようです。布施でなにか異常を見つけたのでしょうか、それとも傷ついた仲間(灰色でしたから、幼鳥だったのですね)を気遣って近くに移動したのでしょうか。なんとなく後者であれば嬉しいなって感じがしますけど。

人が集まって、誰かにお金を渡し、権限を与えて、政(まつりごと)を任せるというのは、そんなことなのじゃないかなと思えます。
力があるとき、元気なときには、むしろ誰かに制約されることは煩いはず。
それがなくなったとき、どうみんなの生活ができるように保障してくれるのか、政の大事な基本なのだと思います。
それを忘れた政治は、国は、白鳥以下。その存在理由をなくしたも同然なのでしょうね。



外の雨を見ながら、そんなことをふと、思ったりしております。