夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

はかなくて過ぎにしかたを数ふれば

2009年04月25日 23時04分39秒 |  気になる詩、言葉

先日、式子内親王の

やにひほふ軒ばの桜うつろひぬ
   かぜよりさきにとふ人もがな
        (新古今集 2-137)

アップしましたところ、竹の風音さんから式子内親王の詩は好きだとのコメントをいただきました。
彼は、そのときに

さかづきに春の涙をそそきける
   昔に似たる旅のまとゐに 

を上げられていました。確かに新古今集のたくさんの素晴らしい詩人の中でも彼女の詩は光っていますよね。

今日は彼女のもう一つ別な詩。 

はかなくて過ぎにしかたを数ふれば
   花に物思う春ぞ経にけり
        (新古今集 2-101)

うつろうように過ぎていった昔を思うと
花を見ながら物思いにふけった春ばかりが思い出される
        ちょっと、意訳ですけど、、、


この詩は春の下に入っています。
目の前に花を見ながらこの詩を思い出すよりも、花の終わった今、しみじみと味わうほうがよりあっているように思えます。


それにしても、花枝を送りたい人はあまりにも遠く、、、

   

ゴールデンウィーク?

2009年04月25日 21時15分55秒 |  岬な日々
今日はゴールデンウィークの初日。今年は休みの取り方によってはずいぶんと長く休めるみたいだし、会社も不況で休みを取るのを奨励しているところもおおいのだそうですね。

毎日が日曜日の私には関係のない話のはずですけど、逆に、この期間はどこにも行きたくない。それに高速料金が安くなったといっても大都市圏を抜けなければその恩恵には預かれない。渋滞や混雑はごめんだから。

ということで、近間のれんげ祭りなんていうローカル催事でも見に行こうと思っていたのだけど、この土砂降りじゃね。
少し足を伸ばして隣町の海の博物館へ行ってきました。「小笠原の海の生物」なんて展覧会をやっているのです。
国道の混雑を抜けるために山側の道を行きましたけど、雨に濡れた新緑がとてもきれい。展覧会はそこそこ、生物学的な発表会というようなものでイベントとは程遠いものだけど、それなりに面白かった。帰りは国道を帰りましたけど、道は普段よりもすいていた。

みんなどこに行ったんでしょうね

草刈民代引退

2009年04月25日 21時03分54秒 | 日記
ずっといわれていた草刈民代さんの引退興行も終わりましたね。
体のあちこちに問題があって、それを乗り越えながらのバレエだったので、ご本人ももう満足なのでしょうね。

でも、庭の「草刈」をどうするかなんてもう使えなくなっちゃったのかな~
そろそろ横浜の家も草刈を始めなければならないのだけど、、、、




草刈民代「やり切った」バレエ引退(サンケイスポーツ) - goo ニュース

Susan Boyle

2009年04月25日 09時06分08秒 | 芸術・文化
先日来、有名になったYouTubeのSusan Boyleの画像です。
冒頭部分での彼女の話や、審査員との受け答え、審査員の表情、、そして彼女が歌いだしてからの審査員の驚きや会場の歓声、、、、どれをとっても、まるできっちりと計算された話のように進んでいきますね。

でも、ハリポタの作者もそうだったけど、それまでまったく知られていない人がひょっこり現れてくる。
だいたい、ある程度の才能を持ったアーティスト(なにもアーティストに限ったことではないのだけど)はいくらもいる。有名になるかどうかは、そのチャンスに恵まれるかどうかなんです。

音楽やダンス、演劇、ビジュアル系でもインスタレーションなど、発表の場がなければ自分を表せないジャンルってあるんです。
絵画、彫刻、陶芸など、場がなくても作品は作れるものをメインで手がけていると、発表できなくても、自分の物を作っていくことが出来るなんていいがちだけど、場がなければ自分の作品を作るチャンスさえない人たちもいるんだな~って。

でも、その場を得るために、場を得たら、名声のために、、、、最終的に自分の作品を駄目にしてしまう作家も多いのだけど。


なんて、話がとんでもないところへジャンプしてしまいますね、、、


http://www.youtube.com/watch?v=9lp0IWv8QZY