知人が筆を入れようとしたら、硯箱に入らなかったって嘆いておられました。
ちょっと長めの小筆なんてのがあるんですよね。
あれって、吊るして置いとくのかな?
なんて思っておりましたら、そういえば家にも硯箱なんてもの、どっかにあったな、あれどうなってるかなって心配になりました。
探しまわりまして、
何年ぶりかの再会。
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まだ、健在でございましたよ。
おおドジをやってしまいました。
岬には2軒のスーパーがあります。(吃驚した? 本屋もファミレスも、和菓子屋さんだってあるんですからね)
一昨日、その一つでカートのフックに引っかけていたバッグを、カートを置き場に返す時に、そのまま忘れて帰ってしまいました。
気づいて、あわてて戻りましたら、ちゃんとレジに保管されていました。
財布には、保健証や運転免許、クレジットカードなんかが入っていましたので、かなり焦ってしまいました。
見つけるまで、どきどき。
脈拍上げたら、危ないよって注意されているのにね~
ところがところが昨日も同じことをやってしまいました。
今度は別なスーパー。
全く同じくカートのフックに、同じバッグを忘れてしまいました。
これまた焦って飛んで帰りましたら、通帳を調べて、「ない」って返事。
目の前が暗くなりましたが、それを見ていた隣のレジの女性が、「茶色のバッグなら届いているわよ」って、取り出してくれました。
認知症まっしぐらの私としては、物忘れは日常茶飯事。
別に驚くことはないのですけど、
でも自分の認知の状態を再確認させられるってちょっと悲しいかな。
その話をした友人は、「よかったね、これがオランダなら、絶対に出てこないから」って言っておりました。
でも、私はオランダでも、物忘れをして、あわてて戻って、探しだしたことが何度もあります。一度は失くしたショルダーが、翌年、二日後にオランダに出発というときに、外務省から、「あなたのバッグが大使館に届いているけど、どうする」って電話をもらい、取りに行ったことがありました。
中身は、さすがになくなっていましたが、手帳とバッグだけは戻りました。
ラッキーなんでしょうね。
いろんな、残念なことを聞きます。
それが当たり前の状態なんでしょうけど、でも、その反面、こんな素敵なこともあるんですね。
認知症を認識させられて、悲しい半面、それをちゃんと届けてくれる人がいるという素晴らしい事実も確認させられました。
世の中、結構捨てたもんじゃないのかもね。