夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

クマゼミ  東京都大田区

2009年07月26日 16時59分15秒 |  多摩川散歩
今日の多摩川散歩では珍しい方にお目にかかれました。
クマゼミ。(ですよね~ もし違ったら今日の日記はなしですね)

私がまだ微少年のころ、、、、(私って何て謙虚なんでしょうね~ 世間では広く認めてくれていた「美少年」なんて口にするのも恥ずかしくって、微なんて謙遜してたりして、、)クマゼミは、大阪より南ってことになっていたのですけど、だんだんと北上してきましたね。
説によれば、クマゼミには領地を広げる望みはそれほどないのだそうですけど、たまたま植木などについてきて、広がってきているんだというのもあるのだそうです。
でもクマゼミや、そのタニマチの口にする公的な見解というのは、どこかの首相のお話と同じで、たてまえだけであまり意味がありませんね~
かたや領地を広げてきているのは事実だし、もう一方も単に官僚の権益や、引退後の受け皿を広げているだけなのは現実なのですから、、、、

それにしてもあの方の、老人に仕事をってお話。嬉しくって涙が出ます。
だって、有効求人倍率が最低を記録し、若者が仕事をなくして生活できなくなったり、中年がリストラされて、どこにも行くところがない、年金もらうまでにはずいぶんと間があるし、子供たちの教育にも事欠くなんて現実を知りながら、老人に仕事をって、、、、なみの神経ではいえることじゃない。
それだけ老人のことを考えてくださっているのですね、、、
その割には、日本の福祉はよくならなかったけど。



カワラヒワ   ヒヨコの蝿叩き 群ようこ

2009年07月26日 13時25分42秒 |  多摩川散歩


今日もいい天気。昨日に引き続き、多摩川へ散歩に出かけました。
こんなときには、天気予報があたらないなんて文句は言いません。


途中、カワラヒワが電線に止まって大歓迎をしてくれましたよ。
帰ってから、写真を見ていて、昨日読んだばかりの群ようこさんの「ヒヨコの蝿叩き」って随筆を思い出しました。



このなかには、彼女がカワラヒワの雛を見つけ、お母さんに飼ってもらう話がいくつか出てきます。

最初は、
「まだ、ところどころに産毛がついていて、それがちょうど頭の横にふたつ、ちょこんとくっついているので、まるでアラーキーのヘアスタイルみたいだった」のだそうです。
「爪の先からしずくを落としてやると、おいしそうに飲んだ」

    私も子猫を拾ったときに、まだお皿からミルクが飲めなかったので、ミルクの中に指を漬けて、指を舐めさせてあげたことを思い出しました。
結局自分では飼えないので、雛をお母さんに預けるのですけど、
三日後に、お母さんから電話があって、
「あのねぇ、チビタンのことだけどね、もう手乗りになってるよ」
、、、、
「今日、はじめて買い物に行って帰ってみたらね、がっくりと肩を落としてるの。たから「チビタン、帰ってきたよ」って声をかけたら、ばたばたって羽ばたいて、私のそばから離れないの」
、、、
膝の上に乗せていると、ずんずんと体をよじのぼってきて、そして肩の上に乗り、ほっぺたのところに、そっと体を寄せているのだという。


こんなの聞くと可愛いですよね。。。。
うるうるしちゃいますよね~

でも違法ですから、皆さんはやらないようにね~
親は必死で探しているかもしれないし、、、








ヒヨコの蠅叩き (文春文庫)
群 ようこ
文芸春秋

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赤とんぼ

2009年07月25日 18時01分24秒 |  多摩川散歩


ところで、今日の多摩川散歩のもう一つのヒーロー(ヒロイン?)が赤とんぼ。
ずいぶんたくさんの赤とんぼが飛んでいました。
羽のついた赤唐辛子っていうのは誰が言ったのでしたっけ?



なんだか秋を思わせるような、、、
とはいいながらも、赤とんぼも6月の終わりくらいから見られるのですね~


燕  多摩川散歩

2009年07月25日 15時47分53秒 |  多摩川散歩


昨日は、雀にまで馬鹿にされておりましたな。
「撮るものがないなんて、引き篭もりしていれば、撮るものがないのは当たり前。私なんぞを撮るよりもお散歩に出たら? 年寄りの引き篭もりは見苦しい」みたいなことを言われて揶揄されておりました。
雀から言われると腹が立つけど、でもその通りだから反論のしようがない。
ということで、今日は、朝からの陽射に誘われて多摩川に行ってまいりました。



夏の日差しの中で、燕がたくさん飛んでいます。
見ていると小さな燕もすいすい。
近くのスポーツ用品店の入り口のツバメの巣はもう空き家になっておりました。
ご両親は、子供たちの教育でお忙しいようです。



ほんと学校で教わるわけでもないのに、時期が来ればちゃんと巣をつくり、ペアリング、そして抱卵、餌を与え、巣立ちを促し、、、そして社会化の過程を教え込む。この小さな体に刷り込まれているDNAの情報たるや素晴らしいものがありますね~ 大きく、知的動物であると誇っている人間のほうが負けているんじゃないかと、、、、、ちょっと悲しい現実。



どうね、この味付けは?   新家娘  王建

2009年07月24日 16時56分47秒 |  漢詩を長崎弁で


三日入厨下
洗手作羹湯
未諳姑食性
先遣小姑嘗

  三日 厨に入り
  手を洗い、羹湯を作る
  未だ 姑の食性をそらんじず
  先ず 小姑をして嘗しむ



嫁に来て三日目、台所に入ったと
手を洗ろうて、スープを作ってみた
お母さんの好みが分からんけん
姉さんに飲んでもらおう



嫁に入るってこと、特に昔のように一家の中へ入るということは大変だったんでしょうね。
今じゃ、核家族ちゅうて、旦那さえ騙しとけばよかけど、、、、



今ん人は、お見合いじゃ~って馬鹿にしよる。
そげん人たちは結婚は好きな人とするものって言わしゃると、、、
そりゃ、好きな人ができて、その人と一生添い遂げるならそれが一番ちゃ。
ばってん、ご飯も満足に炊けんで、相手の見栄えがどうの、収入がどうの、親とは別居してだとか、、、、
自分のことばっかり言い募っておっても、誰からも相手にされんじゃろう。

挙句に、婚活、婚活って大騒ぎしとるのを見ると、頭の悪かワシにはなんばしよっとかよう分からんと、、、
好きな相手とっていうのはどこに行ったとやろうかね~~




「隠遁なんてのはかっこよすぎる。
ただただ出不精になって、引き篭もりしているだけジャン。
それで撮るものがないからって、家も出ないでベランダだけで用を済ませようって言うのが気に入らない。
それに勝手に写真を撮らないでよ。
それにこれはあなたに食べさせるので持ってきたのじゃないからね。
お味はどうねなんて勝手に作らないでよ。

こっちはご飯を食べるのに忙しいんだから、邪魔しないで。
外に出れば被写体くらい一杯あるでしょ」
と、雀さんに怒られました。








サンコウチョウ   私は怒っています。

2009年07月22日 08時35分13秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本


知人が巣立ちの後のツバメの給餌のほほえましい写真をブログに載せられておりました。
特に下から二枚目の写真。私、好きだな~
本文のコラムの幅が小さいので写真が全部は入りきれませんが、下のレバーを右に動かすと親子の様がばっちりと出てきますよ。

家の近くのスポーツ用品店の入り口に巣を作っているツバメも今、雛が巣立ったばかりです。
巣立ちの直前には、親が餌を運んできても巣に入らないのですね。
巣の直前まで来て、雛たちに運んできた餌を見せびらかせて、近くの電線に止まる。ここまで食べにおいでって言っているのですね。

それを何度かやっているうちに雛たちは、意を決して、一羽、また一羽と巣を飛び出していく。
最初からそれは見事に、すばやく飛んでいくんですね。
こうして飛ぶ練習、餌を捕る練習と、親は子供たちにしつけをしていくのです。
見ていて、自然の素晴らしさ、そして親子のほほえましさに心が温まる情景です。


以前に紹介した市原のサンコウチョウ
私が最後に見たときは、雛の一部が孵ったころでしたが、親鳥が育児を放棄したそうです。
私が撮りに行ったときには、カメラマンの数は多かったですけど、鳥を驚かせるような行動をする人はいなかった。でも、聞きますと、フラッシュを焚いて鳥を撮ったり、鳥を驚かせて平気だったりした人がいたのだそうです。

ここではカラスや蛇に卵を食べられたというようなことも聞いたことがありますが、それは残念と思っても、自然のなかでのこと仕方のないことだと思います。
東南アジアの越冬地での森林伐採で、数が減ってきているサンコウチョウ。
繁殖地の日本でも繁殖できなくなれば、ほんとうに生きていけなくなってきますよね。

以前にもいすみ市のトンボの沼でコハクチョウが来てたときに、フラッシュを焚いて写真を撮っていた人がいて、普段は、あまり怒らないのですけど、思わず、「フラッシュは使わないでください」って声をだしてしまいましたけど、、、、

珍しい花が咲いたというと、その辺を踏み荒らしてしまう人たちとか、
こんな無神経な人がいるので、珍しい鳥が来たり、花が咲いたりして、皆にも教えたいと思っても、だれも場所を固定できるような情報は出せなくなるのですよね。



抱卵から育児にかけて、ただでさえ親鳥は過敏になっています。周りを取り囲むカメラマンを見るだけでもかなり負担になっているはずなのに、フラッシュや、鳥を驚かせるような行為をすれば、鳥が育児を放棄してしまうのは分かりきったこと。
誰かに教わらなくても、自分がサンコウチョウの親だとして考えれば、すぐに分かることじゃありませんか。

実は、カメラを撮るってことも、ファインダーの中に相手の気持ち、自分の気持ち、見る人の気持ちを混ぜているのですよね。撮られる相手がどう思い、どう反応するかが分からなければ、いい写真なんか撮れない。
カメラマン失格! 
というより、これは人間の普通の行動なのだから、人間失格なんじゃないか!
私は少し怒っています。




写真は以前使いました、市原のサンコウチョウです。




夏のご挨拶  蓮

2009年07月21日 14時30分59秒 |  岬な日々


夏のご挨拶。
皆様へお中元をと思いましたが、何もありません。
最近写真を撮っていませんのでね。
お蔵の中をごそごそと探し回ってやっと蓮の写真を見つけました。



いすみ市環境と文化の里の蓮です。
残り物に福があるのか。



でも、豪華ですよね~
咲ききった後でも。。。。



皆様、これから夏本番。
お体にはくれぐれもお気をつけて、さわやかにご活躍ください。
(って、デジブックの第二弾を作ってみました。それの言い訳でござんす)
(デジブックの方は1月で消えてしまいますので、悪しからず)





さざえの蓋置  その2 表千家の場合

2009年07月20日 21時34分03秒 |  非・常識的茶道
先日、さざえの蓋置という日記を書きました。そして風炉と炉では扱いが違うでしょうかとお尋ねしていましたけど、尻尾を火の方、炉、風炉での扱いの差はないというコメントをいただきました。柄杓を置くときだけ口を上というのも教えていただきました。

コメントを頂いた方は裏千家と宗徧流の方。もう一方は裏千家かな、あとの一人はもしかして表千家なのでしょうか。宗徧流は知りませんでしたけど、裏千家ではたしかにそうでしたね。
他のお流では炉の時には右尻尾。風炉の時には左尻尾って扱いが違ってきますね。

でもね~
表千家では、、、もしかしたら蓋置を取り出して扱って、尻尾は常に左に向けて置く(つまり、この場合は扱いは常に一緒ですよね)のじゃなかったっけ?  つまり風炉なら火の方だけど、炉なら火と反対になるってことがあるのかな~ってことがあの質問でした。。。。
でも、確信がなくって、、、、

なんせ、以前にも書きましたけど、師匠ともども、裏も表も、ごちゃ混ぜになって、どちらがどちらになっているのか分からなくなってきておりますので、、、
いつも、センセ、それまずい、それはあちゃらのお流のやり方なんて、センセのやり方に口を出しておりましたので、、、、
たぶん、師匠に聞いても、はて、裏はそうだけと、、、、表は??? はて? 
なんて返事しか返ってこないと思うのです。
「あんた、表のお師匠さんでしょう」って言いたくもなりますけど、師匠の頭を混乱させたのには私にも責任の一端がありますのでね~
袱紗は裏のほうが綺麗だから、、、でも遠州さんならこのときにはどうするのでしょうね、、、とか、さんざん応用問題をだして、師匠を混乱に巻き込んできたのですからね、、、、、


質問の仕方が言葉足らずでしたね~
ごめんなさい。

土用の丑の日と鰻  追加あります

2009年07月19日 21時12分05秒 | 私も作ってみました

今日、スーパーに出かけましたら、うなぎが特売しておりました。
土用の丑の日なのですね。

土用というのは本来は季節の変わり目の18日間のことを指します。
ですから年に4回ありますので、必ずしも夏のことではないのです。

夏の土用は、夏の土用といわれていますが立秋の前の18日間(ただし現在は太陽の位置で土用を決めています)

土用の丑の日はその18日間の間に来る丑の日のこと、夏の土用でも、実は2年に一度くらいはその土用の間に二日ほど丑の日がくることがあり、今年も7月19日と31日がそれにあたります。

ところで夏の土用には鰻を食べるというのは、以前にも書きましたが、万葉集の大伴家持の詩に起源があるのでしょうか。痩せた人をあざ笑ってってタイトルで。

石麻呂に吾物申す  夏痩せに
     吉しと言うものぞ 武奈伎(うなぎ)とり食せ

大伴家持はこのすぐ後にも、

痩す痩すも 生けらばあらむ 将や将
     武奈伎を漁ると河に流るな

(痩せてる痩せてるって言っても、生きているだけいいじゃん。
     鰻を捕ろうとして川で流されてしまわないようにね~) 

って詩を載せています。

鰻はそのころから滋養強壮の食べ物として認められていたのですね~
夏の暑い時期、ただでさえ体力を消耗する時期、鰻で体力を付けましょうね、、、ってね



まあ、私の周りの方々には関係ないか。
それよりもこちらの詩のほうが相応しいでしょうね、、、、

夏痩せは メタボ逃れの いいチャンス
     夢にも食うな、土用の鰻
         風車

なんて、実は、土用の鰻は大田蜀山人が鰻屋に頼まれて作ったコピーだと言われています。200年弱も続くコピーなんて、やはり彼は天才だったんでしょうね。

追加;
コメントに源内じゃないかって教えてくださった方があります。

実は私も最初は源内だと思っていましたし、以前はそう書いたと思いますが、これを書くのにググっていましたら、蜀山人とでてまして、今回はそれを使いました。
今、再度、Wikipediaでチェックをかけましたら、源内説が筆頭でした。別な説として蜀山人と出てました。
たぶん、源内が正しいのでしょうね、訂正しておきます。

追加 その2
今年の立秋は8月7日になります。
それ以前の18日が夏の土用というわけですね。
仲秋の名月が8月15日くらい。仲秋の名月って秋のイメージですけど、夏の真ん中になってしまいますね。湿度が高くって、とても名月なんてものではありません。

毎度言っていますけど、季節感、自然からはかけ離れたものになっています。
私の育った長崎では、私の子供のころは土用は月遅れにしていたのでしょうか、夏休みがもう余り残りがないなんて思い始めたころに、土用波が押し寄せてくるし、くらげも出てくるから海には行かないようになんていわれていました。
この月遅れに換算したもののほうがまだ暦と季節があっているような気がします。
7月真っ盛りの、これから一番暑い夏を迎える今、土用(夏の終わり、秋がきます)っていわれても、どうしてもピントこないのですね。

昔の詩や本を読んでいたり、お茶などで旧暦に影響されるものを見ていると、どうも旧暦をそのまま新暦に当てはめるのは気持ちが悪くって。まだ月遅れのほうが許せるという気になりますね。(もっとも旧暦の場合、閏月などがあったりすると極端にずれてきて、暦と自然が合わない事もありますけど)



UFO?

2009年07月19日 00時31分26秒 | 調べなくっちゃ


ちょっと旧聞になりますけど、15日の22時ころ、東京の東の空、仰角30度くらいのところにとても白く明るく光る星が見えました。
羽田から出る飛行機の明かりよりももっと明るく、目で見る限りは動いていません。明るいといわれる星よりも何倍も明るいのです。
なんだろう、もしかしたらUFOかな~なんて思いながら写真を撮りましたが、ブレブレでそのときにはアップしませんでした。
500ミリで撮ったものをそのまま、リサイズしたものが下の写真です。



目で見ていると星と同じで止まっているように見えるのですけど、ライブビューで一番拡大してみていると、じわじわと右上のほうへ動いていくのですね。
5分くらいするとディスプレイから外れてしまうくらいのスピードでした。
それにこの拡大画面では右上に何か小さな星のようなものも見えていました。



星なら今日も見えるはずですけど、今日は見えません。
新しく上がった衛星なのでしょうか、、、
それはあの日のあの時間に東に見えるのでしょうか。

もし、UFOだったら始めてみました、嬉しいな。