夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

撫子、 そして立秋

2011年08月08日 08時29分44秒 |  岬な日々


今日は立秋ですね。
この猛暑の中、秋ですよ~なんてありえないですけど。



今、ベランダでは菊ではなくって、撫子が真っ盛り。
暑さにうだった脳味噌で見るとこんな風に見えます。



色だけは涼しげにいたしましょうか。



いすみに住む幸福。
こんな暑さの中でも、吹いてくる風は涼しいのです。
実った稲の上を渡り、
木々の間をすりぬけてやってきてくれる風たち、



夏の命の息吹を楽しく、まぶしく感じるのか、



それとも秋の到来を想像し心豊かになるのか、

西瓜をとるのか、梨をとるのか
今日の私の食卓は、その両者でした。
どちらも捨てきれないのですよ。






そろそろ

2011年08月07日 14時58分59秒 |  岬な日々


ベランダの子たち。
上のはそろそろ食べごろ。
知人の話では、そのままにしていると爆発するとのこと。
オクラが芸術だとは思わなかった。
芸術は爆発するんでしたよね~
見てみたい気もいたします。


んでもって、こちらはもう少しですね。
昔風の、いがいがばっちり、匂いもばっちり。
懐かしい~



ところで、こちらは花はたくさんつけてくれます。
目は楽しまさせてくれるのですけど、いつ実を付けてくれるんでしょうね。
先日行ったスーパーの入り口に植えてあるのはもう10センチ以上になっていたけど、、、




硯箱

2011年08月06日 09時59分13秒 |  岬な日々


知人が筆を入れようとしたら、硯箱に入らなかったって嘆いておられました。
ちょっと長めの小筆なんてのがあるんですよね。
あれって、吊るして置いとくのかな?

なんて思っておりましたら、そういえば家にも硯箱なんてもの、どっかにあったな、あれどうなってるかなって心配になりました。
探しまわりまして、
何年ぶりかの再会。



まだ、健在でございましたよ。


悲しくて やがて嬉しき物忘れ

2011年08月06日 09時35分31秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本


おおドジをやってしまいました。
岬には2軒のスーパーがあります。(吃驚した? 本屋もファミレスも、和菓子屋さんだってあるんですからね)

一昨日、その一つでカートのフックに引っかけていたバッグを、カートを置き場に返す時に、そのまま忘れて帰ってしまいました。
気づいて、あわてて戻りましたら、ちゃんとレジに保管されていました。
財布には、保健証や運転免許、クレジットカードなんかが入っていましたので、かなり焦ってしまいました。
見つけるまで、どきどき。
脈拍上げたら、危ないよって注意されているのにね~

ところがところが昨日も同じことをやってしまいました。
今度は別なスーパー。
全く同じくカートのフックに、同じバッグを忘れてしまいました。
これまた焦って飛んで帰りましたら、通帳を調べて、「ない」って返事。
目の前が暗くなりましたが、それを見ていた隣のレジの女性が、「茶色のバッグなら届いているわよ」って、取り出してくれました。

認知症まっしぐらの私としては、物忘れは日常茶飯事。
別に驚くことはないのですけど、
でも自分の認知の状態を再確認させられるってちょっと悲しいかな。

その話をした友人は、「よかったね、これがオランダなら、絶対に出てこないから」って言っておりました。
でも、私はオランダでも、物忘れをして、あわてて戻って、探しだしたことが何度もあります。一度は失くしたショルダーが、翌年、二日後にオランダに出発というときに、外務省から、「あなたのバッグが大使館に届いているけど、どうする」って電話をもらい、取りに行ったことがありました。
中身は、さすがになくなっていましたが、手帳とバッグだけは戻りました。
ラッキーなんでしょうね。

いろんな、残念なことを聞きます。
それが当たり前の状態なんでしょうけど、でも、その反面、こんな素敵なこともあるんですね。

認知症を認識させられて、悲しい半面、それをちゃんと届けてくれる人がいるという素晴らしい事実も確認させられました。
世の中、結構捨てたもんじゃないのかもね。

昨日も

2011年08月04日 08時23分59秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


昨日も、おいちゃんが三軒屋の海岸にチビ太を連れて行ってくれました。
海岸の様子は、この前の日記の幸福や、波の様子は海唄をご覧くださいね。

昨日は暑かったです。
チビ太は低いでしょ、地面の熱をもろに感じるのです。
おまけに、今は毛がわりの時期。春の毛と夏の毛の両方を着ているんです。
もう、チビ太は文字通りのホットドッグ。
車を見つけてはその陰に隠れていました。

空には鳥がすいすい。
青い空を海の風に乗って、気持ち良さそうです。



チビ太も空を飛びたいな、、、



そしたら、鳥を捕まえて、焼き鳥にできるのに~



なんちゃって、
お後がよろしいようで、、、



幸福?

2011年08月03日 16時32分19秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本


裕福な生活を送りたい。
お金がすべてではないけど、潤沢にあると、苦せずに楽をできる。
そんな人がたくさんいます。
何人かは一生懸命働いて、その夢を実現させました。
でも、彼らはこぼしています、嘆いています。
お金を儲けるのに忙しくって、楽もできなければ、楽しい思いもできない。
今さら自分の敷いたレールから外れることもできないし。
ほんとうは何が幸福なんでしょうね。



仕事を通じて、たくさんの作家さんたちと知り合いになりました。
彼らは、自分の気持ち、夢を作品に込め、作り上げます。
気持ちを見据え、一削り一削りにその気持ちを込め、その過程は、はたで見ていても、自分が作家でないのが良かったと思えるくらいに厳しいものですね。



そして出来上がったものをよりたくさんの人に見てもらいたい、共感を覚えて欲しいという気持ちは、よく理解できます。
でも、それが続いていくと、最初の作品へ込める気持ちがどこかに行ってしまって、世評、そして作品の値段(世評の目に現れるものですよね)がもっとも気になるものとして出てくるのですね。
高い評価、作品の値段、社会的な成功、、
でも、それでその人が幸福なのかどうか?