旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

よりみち オサキト

2006-05-09 12:00:07 | 小さな旅

特急〔たんば1号〕 (京都

山陰本線のホームへ行くと、特急の自由席の乗車位置に列が出来ている。特急〔はしだて1号〕(9:22発)に乗るつもりだったが、特急〔たんば1号〕(8:59発)に乗る。幸い窓側の席を確保できた。定刻に京都を発車。京都市内を高架線から見下ろしながら走る。京都市内は一部を除いてほとんどが単線なので、速度は遅い。車内放送では昔懐かしい「♪鉄道唱歌」が流れる。綾部で併結していた特急〔まいづる1号〕小浜行を分割し、終点の福知山に10時22分着。

福知山駅は高架駅に変わっていた。京都を出てから山の中を走ってきたので、急に大都会に出たような気がする。京都城崎温泉間の特急料金は福知山駅で乗り継ぐ場合、改札口を出なければ通しの料金で計算できる。そのように自由席特急券を購入しているので、新しくなった駅を表から見てみたいが、改札口から出るわけには行かぬ。無味乾燥な新しいプラットフォームで、次の列車を待つ。

新大阪から東海道本線、あの福知山線を経由して来た、L特急〔北近畿3号〕に乗る。同一ホームに京都からの特急〔はしだて1号〕が入線して、双方の列車の乗客が乗りかえる。福知山を10時48分発。この列車も速度は遅い。山陰本線は線形が良くないのだ。河口に近い円山川に沿って走り、L特急〔北近畿3号〕の終点、城崎温泉に11時54分着。京都からの電化区間はここまで。特急の旅もここまでで、普通列車に乗りかえる。2両編成の気動車がディーゼルのエンジン音と臭いをさせて待っていた。 (つづく)


山陰本線 普通 171D列車 (城崎温泉