旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

京浜急行電鉄 其之一

2020-02-10 00:00:00 | 鉄道

千葉県富津市付近 令和2年1月16日撮影

東京国際空港(羽田)に着くと京浜急行電鉄を利用するので、比較的乗っているかと思う。しかし、品川方面と空港や横浜間での利用が多く、三浦半島の先の方まで乗った事がない。まだ乗った事のない京急線に乗りに出掛けてきた。


京浜急行電鉄 本線 快特列車 [2100形] (品川)
ここから令和2年1月26日撮影

令和2年1月26日日曜日。東海道本線直通の常磐線で品川に到着する。以前は快速特急と言っていた快特が到着する。国鉄の列車種別しか知らなかったから、快速なのか特急なのか、速いのか遅いのか、料金が要るのか要らないのか判らなかったが、指定席でなければ運賃のみで利用出来る。ブレた写真で申し訳ないが、乗車前のはこれしかない。空港行などを見送って、快特に乗車する。品川始発ではないが、車内は空いており、問題なく窓側の席に座る事が出来た。関東では窓を背にしたロングシート(ベンチシート)が多いなか、転換式クロスシートなのはいい。但し、窓枠のところが平らではないので、缶ビールが置けない。

品川を出発。先日、空港から使用したばかりの区間である。以前は京急川崎まで停まらなかったが、空港連絡の為、空港線の分岐する京急蒲田に停車するようになった。六郷川(多摩川)を渡り、東京都から神奈川県に入る。京急川崎に到着。大師線が分岐する。川崎大師にお参りに行った時に大師線に乗っているが、全線には乗っていない。しかし今日は乗らない。標準軌(1435mm)の線路を快特は快走する。横浜に到着。この先はあまり乗った事がない。いくつもトンネルを抜ける。こんな区間だったのか。数年前に日ノ出町から乗ったはずだが。上大岡に停車。耕して天に至ると言うが、保土ケ谷といい、このあたりといい、(家や集合住宅を)建てて天に至るという印象を受ける。根岸線と立体交差。金沢文庫に到着する。友人が住んでいたので金沢文庫までは来た事がある。昭和の話で平成の間に一度も乗っていない。

文庫からは初めての区間である。金沢八景に停車。逗子線が分岐する。シーサイドラインで金沢八景に来た事がある。その時、京急の金沢八景を利用したと思うが、逗子線に乗ったのはこの時か。しかし横須賀中央から列車に乗った記憶もあるので、その時に逗子線に乗った気もする。いつ乗ったのか、乗らなかったのか、定かでない線路を進む。追浜を通過。自動車工場があるので地名は知っている。横須賀線と交差。横須賀線横須賀駅と離れた場所にある横須賀中央に停車。横須賀にもしばらく来ていない。次の堀ノ内で下車する。


京浜急行電鉄 本線 快特列車 [2100形] (堀ノ内)

快特列車は本線ではなく、分岐する久里浜線に直通する。まず本線の乗りつぶしをするべく、本線の終点の浦賀行に乗り換える。こちらの列車は窓を背にしたロングシート(ベンチシート)。空いているので車窓を眺めるのに問題はない。各駅停車で5分で終点に到着した。


京浜急行電鉄 本線 普通列車 [1000形] (浦賀)


metro 本線で浦賀に到着symbol6

本線 快特 品川(10:58)→堀ノ内(11:45) 2132
本線 普通 堀ノ内(11:48)→浦賀(11:53) 1648
◆品川-浦賀間のIC運賃796円

泉岳寺-品川間は既に乗っているので、これで本線の乗りつぶし終了。


車止め


改札口


浦賀奉行所開設300周年

浦賀奉行所が享保5年(1720)に設けられて、今年で300年だそう。黒船が来航し、松陰先生が訪れた浦賀。嘉永7年(1854)には黒船に乗るべく密航を試みるもならなかった。
※密航を試みたのは伊豆下田。


京浜急行電鉄 本線 浦賀駅 (神奈川県横須賀市浦賀)

少し雨が降っている。傘は持っていない。


駅頭の様子!

浦賀水道に面する浦賀の港町。お魚を食べるべく、駅前の食堂に入る。




日本酒 高清水(300円)


地魚盛り合わせ定食〈マグロなし〉(990円)

鮪は三崎に行った時に食べようと思って、鮪以外の地魚のお刺身。鯵が旨いが、量が少ない。千円以下の定食なので仕方がないかも知れないが、奮発して単品で他にお刺身を追加してもよかった。他のお客さんがいろいろ注文しているのが聞こえるが、まあお昼はこんな感じで。ごちそうさまでした。


食事処 岩城屋 (神奈川県横須賀市浦賀)



雨は止んでいるが、観光はせずに駅に戻る。列車は10分間隔で、頻繁に運転している。


京浜急行電鉄 本線 普通列車 [1500形] (浦賀)

浦賀行が折り返し品川行となる。各駅停車なので、乗り通す人は殆どおるまい。


metro 本線で浦賀を出発symbol6

浦賀を出て5分で堀ノ内。今度は久里浜線に乗車する。


metro 堀ノ内で本線から久里浜線に乗り換えsymbol6

事故があったらしく、ダイヤが乱れている。快特が入ってきたけど、何時何分の列車か判らない。2号車がウイング・シートで座席指定となっており、乗務員が添乗している。自由席の1号車に乗る。堀ノ内を出発。快特もここからは各駅停車。京急久里浜の手前で、横須賀線久里浜駅が見える。


海が見えた! (津久井浜-三浦海岸)

海のあなたにうすがすむ山は上総か房州か♪(鉄道唱歌東海道篇より)

鉄道唱歌の品川からは、今は見えないだろうけど、三浦半島の車窓からは、はっきりと房総半島が見える。先程通った京急久里浜からバスに乗り換えて久里浜港に行けば、フェリーで房総半島の金谷港に渡る事が出来る。京急の本線、久里浜線と乗ってきたけど、どこまで行っても住宅地が続く。線形はいいけど、単線もあって、末端の区間に来ている気がする。列車は終点の三崎口に到着した。


2100形の座席!

素晴らしい座席。でも、缶ビールを置くところがない。


京浜急行電鉄 久里浜線 快特列車 [2100形] (三崎口)


metro 久里浜線で三崎口に到着symbol6

本線 普通 浦賀(12:48)→堀ノ内(12:53) 1528
久里浜線 快特 堀ノ内→三崎口 2109
◆浦賀-三崎口間のIC運賃283円

これで久里浜線の乗りつぶし終了。


車止め


改札口


この先に線路が伸びる事はなかった…

油壷までは延伸するはずだったが、計画は凍結されている。


京浜急行電鉄 久里浜線 三崎口駅 (神奈川県三浦市初声町下宮田)


駅名標を見ると…


三崎マグロ駅?


駅頭の様子!





列車は三崎口までだが、三崎や油壷へはバスが連絡する。今日は三崎に行かないけど、列車の往復、バス、鮪のお食事券等がセットになった切符があるそうなので、今度は鮪を目的に来てみたい。マグロ駅だし。今日は乗りつぶしなので、これで引き返す。


列車が入ってきた!




京浜急行電鉄 久里浜線 快特列車 [1500形] (三崎口)


快特でもロングシート(ベンチシート)があるのか…

知ってはいるけど、クロスシートじゃないとちょっと残念。


metro 久里浜線で三崎マグロ駅を出発symbol6

帰りの列車ではウトウト。


京浜急行電鉄 本線 快特列車 [1500形] (上大岡)

何とか寝過ごさず、目的の上大岡で下車する。


metro 本線で上大岡に到着symbol6

久里浜線 快特 三崎口(13:36)→上大岡(14:14) 1718 IC運賃430円



上大岡から地下鉄に乗り換え関内に向かう。ブルーラインと案内されているが、湘南台-関内間が1号線、関内-あざみ野間が3号線となっている。久しぶりに横浜の地下鉄を利用する。戸塚から湘南台方面や、グリーンラインと案内される4号線は開業していなかった。地下鉄のプラットフォームに下りると、快速の表示が。いつの間に快速が走るようになったのか。快速に乗ると次の停車駅は関内である。途中駅は全て通過した。


横浜市交通局 1号線(ブルーライン) 快速列車 [3000形] (関内)

1号線 快速 上大岡(14:23)→関内(14:31) 3391 IC運賃242円

地上に出ると、市役所の前を通り、横浜公園へ。横浜スタジアムは工事中。野球場のある横浜公園には、こんな日本庭園があった。


彼我庭園 (神奈川県横浜市中区横浜公園)





明治9年に開園した横浜公園は広く一般にも公開され、外国人(彼)と日本人(我)の双方が利用出来た事から、彼我公園と呼ばれていたそう。明治42年に横浜市管理の横浜公園となった頃に日本庭園が造られたが、戦後に米国に接収された時に取り壊された。昭和53年に横浜スタジアムが建設された頃に日本庭園も再整備されたそう。


庭内の梅の木


すでに開花した花も!




横浜スタジアム (神奈川県横浜市中区横浜公園)




スーパーホテル横浜・関内 (神奈川県横浜市中区山下町)

公園から通りを渡ったところにあるホテル。いつものホテルは先月に泊まったばかりなので、料金も安かったし、気分を変えて野球場から近いこちらのホテルにしてみた。午後3時にチェックインする。スタッフの応対はよく、気持ちいい。部屋の鍵やカードはなく、部屋番号・暗証番号の書かれた紙をもらう。返す鍵もカードもないから、チェックアウトはそのまま帰っていいそうである。何と斬新。




客室の様子!

一人で泊まるけど、ロフトベッドがあって、複数人が泊まれるようだ。さて、お相撲を見ながらこのまま寝てしまう訳ではない。 (つづく)