旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ドーム観戦記 上陸

2006-06-21 12:00:28 | 小さな旅

和定食と日本酒 (〔へすていあ〕レストラン)

平成18年6月16日金曜日。目が覚めて用を足しに行く。ついでにロビーを見てみると、何人かソファーに座っている。2等の客か。2等はつらいよ。すでに夜は明けている。寝台に戻ってもう一眠りする。レストランの朝食の営業が始まったので、起きて出かける。和定食(900円)と日本酒(350円)を選択。今朝は窓側の席を確保する。天候は雨。日本酒は千福だった。千福一杯 いかがです♪ やはり船上では千福に限る。朝から一杯はじめたところへ、朝飯が運ばれてくる。酒も旨いが、鮭も旨い。脂がいい塩梅にのっている。正直、晩飯より旨かった。満足してレストランを出る。

自動販売機コーナーでカップのコーヒー(100円)を買う。この自動販売機コーナーのカップ酒が千福なのは、初めて〔へすていあ〕に乗った5年前と変わらない。ロビーのテレビで衛星放送を見ながら食後のコーヒー。水500ml(120円)を買ってきて、寝台に戻る。バイク乗り同士の話が聞こえてくる。昨夜、カップ麺だった人が、お腹が空いたので、今朝はレストランに行ってきたそうだ。
「バイキングでしたか?」「いえ、普通の定食でした」
することもないので朝寝する。朝寝、朝酒…。

朝湯がまだだった。一眠りして起きると、浴室に向かう。銭湯のようなものだが、乗客は自由に利用出来る。背景には富士山の絵ではなく、窓から大海原が広がる。さっぱりして、湯上りに三ツ矢サイダー350ml(120円)を飲む。2等部屋の前を通ると、陸自の人達の部屋だった。で、また寝台に戻り寝る。別に具合が悪くて寝ているのではない。レストランで昼食の営業が始まったが、陸に上がってから簡単に済ませるつもりなのでパス。まだ寝る。さすがに苫小牧が近づいてきたので荷物をまとめて下船の準備をする。寝ているうちに苫小牧に来てしまったので北海道に着いた実感がない。

下船するため案内所前に行く。徒歩で下船するのはやはり年配者が多く、若い者は乗用車かバイクなのだろう。下船する人の列に乗船時に見かけた若い女性がいる。母娘2人旅のようだ。レストランでは小さな子供を連れた若夫婦もいたが、そちらはやはり車だろう。


苫小牧フェリーターミナル (北海道苫小牧市入船町)

ようやく下船。思いのほか寒い。薄着なのは自分だけである。船からターミナルビルへ、橋を渡って行く。苫小牧フェリーターミナルは規模が大きく、ちっちゃな地方空港よりはよっぽど立派だ。大洗のほか、八戸、仙台、名古屋への便がある。札幌行の高速バスの発車まで少し時間があるので、売店でキリンガラナ350ml(120円)とエビ巻(262円)を買う。


北海道中央バス 苫小牧フェリーターミナル停留所

バスのりばでバスを待つが、なかなかやって来ない。向うに中央バスの高速バスが止まっているので、あれが札幌行だと思うが、発車10分前になっても動かない。違うのかと思ったが、やはり札幌行だった。寒いんだから早く乗せてくれればいいのに。大洗からの母娘2人を含めて、10人弱が乗車して、定刻の13時57分バスは発車した。 (つづく)