旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

アメリカの酒ーーバーボン・ウィスキー

2007-05-14 14:54:21 | 

 

 どこの国にもビールがあり、アメリカでもたくさんのビールを飲んだ。代表的なビールはバドワイザークワーズか…。ただ、これらのビールは専ら喉を潤すための飲み物と思っている。ベルギービールやイギリスのエール系のビールをはじめ、同じピルスナー系でもドイツやチェコのビールのような味もコクもあるビールに比べれば、食品としては二流品だと思う。しかし、カウボーイが砂塵の舞う平原を駆け回った後に喉を潤すビールとしては最高のものではないか? 拳銃をぶら下げて飲むには、ベルギービールなど甘っちょろくて飲めたものではないだろう。

 ウィスキーでも同じである。アメリカで専ら飲んだのは当然のことながらバーボン・ウィスキー。
 主要なウィスキーは「モルト・ウィスキー」と「グレーン・ウィスキー」に分類される。前者は大麦麦芽を糖化――発酵させ、それを蒸留してホワイトオークの樽で熟成させて造る。後者は大麦麦芽にトウモロコシを原料としてまぜて造る。モルト・ウィスキーの最たるものがスコッチ・ウィスキーであり、グレーン・ウィスキーの代表格がアメリカのバーボン・ウィスキーだと思う。

 バーボンは18世紀の終わりから19世紀に、主にケンタッキー州で造られてきた。アメリカ連邦法によればバーボン・ウィスキーはトウモロコシを51%以上使用すること、となっているのでトウモロコシが主原料のウィスキー。加えて、内側を焦がした樽で貯蔵するので独特の香りがする。麦芽ウィスキーに比べ軽快な風味である。加えてあの焦げた香りは、ケンタッキー州を舞台にした西部劇のせいか、私には埃っぽく感じる。
 
そしてそれが好いのである

 牛のわらじのような大きなサーロインステーキにかぶりつきながら飲む酒は、軽快でしかも埃っぽい香りのバーボンウィスキーに勝るものは無い、と思っている。
                            


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