旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

結婚式に見られる新趣向

2010-06-12 12:34:56 | 時局雑感

 

 昨日は、わが社の社員の結婚式に参列した。式自体は、花嫁がお父さんとバージンロードを進みそれを新郎が向かえ、二人で神父の前に進んで祝福を受け、誓いの言葉を交わし指輪をはめて結婚届に署名する・・・という旧来依然たるものであったが、披露宴となると随分様相を変えてきた。
 旧来は、主賓挨拶はもとより参列者から新郎新婦へ一方的に言葉や出し物が多かったが、昨日の披露宴では新郎新婦から旧来の恩人や職場の仲間にプレゼントを贈ったり贈られたりする、相互交換の催しが多かった。
 面白かったのは、新婦のお色直しの退場の際も、職場で日常的に世話になっている同僚男性を指名して、お礼を言いながらその男性たちと退場。また残された新郎も、自分の映像を作ってくれた後輩を呼び出しお礼を言って、その男性を花嫁代わりに抱きかかえて退場するなど、大いに楽しませてくれた。

  

       

 披露宴途中でも、会場に続く庭に出て、そこでケーキの早食い競争をやるなど、なかなか開放的な試みが多くてよかった。従来の、何となく堅苦しい、形式的な披露宴では最早魅力はないであろう。
 わが社(映像を作る会社)にとっては、披露宴会場の壁を利用した映像を活用することが多くなり、これからを楽しみにしている。社員二人が扮装して踊ったが、壁一面の映像と連動して雰囲気を盛り上げた。このような試みが多くなれば、映像屋に新たな仕事が生れて来よう。

    
     新郎の同僚の出し物に喜ぶ新郎新婦

 それにしても、主賓席というのはどうにかならないものか? 毎度のことながら、新郎新婦に背を向けた席に座らされ、そこで行われることが多い催しは見ることが出来ず、とにかく会場の半分しか見れないので、全貌がつかめない。
 新郎新婦を囲む半円形の座席設定などを昔から提案し続けているが、声は届かずこれだけは旧態依然だ。まあ、主賓などという者は、祭り上げてあまり全体が見えないようにしておくほうがいい、ということなのだろう。そろそろ考え直しても良いと思うが。


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