早くも六月だ。今年も半分が過ぎて行こうとしている。
六月などという月は、あまり特徴のない月だと思っていたが、今年は色々なことが重なった。まず、結婚式が二つある。以前は若者の多い職場であったので、仲人も含めて結婚式に出る機会が多かったが、さすがに最近はトンと縁がなかった。ところがそれがひと月に重なってしまった。
一つは会社の社員が名古屋で、もう一つは息子が逗子の葉山で。そもそも息子は43歳、突如として結婚することになり、このような特殊要因が発生すればこその「重なり」であろう。
社員の方では主賓挨拶を仰せつかり、これはそれなりに緊張ものだ。息子の方は、その結婚式場が「酒の持ち込み」を許すとあって、持ち込む酒の選択を任された。純米酒普及推進委員の面目にかけても、全国1300の蔵から「これぞ!」という酒を選びたいものだ。これもそれなりに緊張する。
この齢になって相応の緊張を与えてくるなんて、結婚式と言うものはいいものだ、とつくずく思っている。
4日には京王プラザホテル多摩の「日本酒探訪第3回~信州佐久の美酒を楽しむ」に参加して、佐久13蔵の美酒を楽しむ。バラエティに富んだ料理も出るというので酒の飲めないワイフと参加し、私が酒、ワイフが料理という分担だ。中旬には秋田の会社の株主総会出席のため、一年ぶりの秋田だ。
秋田といえば、月が明けた7月2~4日、『みちのく、津軽・下北2大半島と五能線・仏ケ浦遊覧ふたり旅』という長い名前の東北の旅がある。平泉中尊寺から十和田湖、奥入瀬渓谷を経て仏が浦(下北半島最北端)、竜飛崎(津軽半島最北端)、最後は五能線まで乗れるという盛りだくさんの旅。新幹線は全てグリーン車かつ費用は「お二人様合計10万円」と言うのが気に入ってワイフが申し込んだもの。
旅から帰ると7月10日は娘のコンサート・・・、諸準備を含めて、なんだかあわただしくなってきた。