旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

春の酒

2011-02-18 09:46:43 | 

 

 春の酒のシーズンが始まっている。
 昔は、冬に造った酒を春までに搾り、夏の間はタンクに寝かせて熟成させ、秋に出荷したものだが、今や搾りたての酒をいろんな試みで味わうようになった。冷蔵設備やクール宅急便などの普及で、生酒や原酒をそのまま味わうことが出来るようになったからだ。

 純粋日本酒協会が毎年3月に如水会館で開く「純米清酒を楽しむ会」の案内を受けて、久しく参加していないので今年こそ、と思い日取りを見ると3月9日(水)。ちょうどオーストラリア・ニュージーランド旅行に出発する日だ。
 主催蔵の一つである米鶴酒造の梅津社長からもメールのお誘いも受けていたので、その旨返事すると、「残念ですがオーストラリアを楽しんできてください」とし、4月21日には「山形新酒歓評会」があるのでお会いしたいと新たなお誘いを受けた。春は次々と新酒の会が続くのだ。

 鳥取県の千代むすび酒造さんから「春の酒」のお知らせが届いた。2月から4月にかけ、毎月純米大吟醸と純米吟醸の2本セットをお届けするという計画だ。内訳は

 2月 使用米「強力」の純米大吟醸「袋取りしずく酒」と純
    米吟醸「強力おおにごり」
 3月 使用米「五百万石」の純米大吟醸「春の粉雪」と純
    米吟醸「なかどり」
 4月 使用米「山田錦」の純米大吟醸「袋取りしずく酒」と
    純米吟醸「あらばしり」

となっている。春の香りが満開だ。 しかも毎月、使用米の違うのがいい。いろんな米のいろんなつくりを楽しんでもらおうという試みで、多様化した日本酒ならではの楽しみ方だ。
 ひとつこれは3か月分を注文して、その違いや食との相性などを楽しんでみよう。


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