昨日は24節気の処暑。一般には「暑さが峠を越して涼しさに向かうころ」と言われているが、処という字は「とどまる」という意味を持つので、それからすれば「立秋を過ぎて半月もたつのに、まだ暑さがとどまっている」ということになろう。そしてそれの方が今年の猛暑をよく表している。
しかし私は、既に旬日前から秋の気配を感じていた。
私は風呂から出てしばらく汗が引かない。特に夏は、かなりの時間上半身は裸でいなければならない。ところが、中旬に入ってその時間がだんだん短くなっているのである。中旬の方が上旬よりも酷暑の日が多く、あの四万十との41度などあったにもかかわらずだ。
もう一つは、部屋の冷房の温度がだんだん上がって来ているのだ。7月下旬から8月上旬はほとんど25度にしていたが、中旬以降26度、27度だ。これには二つ理由があるかもしれない。一つは、外気が高ければ室内温度が高くても涼しく感じること、もう一つは暑さにだんだん慣れてきて、高温でも耐えられるようになったこと。
しかし、こんど外気が30度近くに下がってきたら室温を25度にするかというとそうはならない。むしろ27度、28度になっていくだろう。そして外気が30度を割ってきて室内の冷房温度と同じぐらいになったとき、冷房使用は不要となる。
つまり本当の秋が来るのだ。
そして体は、秋の気配を確実にとらえていた。