12日の本稿に書いたように、明後日から「西馬音内盆踊りに惹かれて“秋田文化の旅”」と称する2泊3日の旅に出かける。秋田文化の旅とは少々大袈裟だが、この旅の狙いはいろいろある。
先ず第一は「西馬音内盆踊りの真髄を見極めよう」ということだ。それも単に見学に行くのではない。踊りに行くのだ。もちろん私は踊らないが、わが一行の主力部隊は、東京にあっても日ごろから西馬音内盆踊りに親しみ練習を積んできたが、いよいよ本番へ挑むというわけだ。師匠さんを先頭に現地に乗り込み踊る。その姿を通じて西馬音内盆踊りに触れることに私は大いに期待している。
端縫(はぬい)衣裳や藍染め浴衣に身を固め、編笠を深くかぶった本場の人たちとの優雅な踊りを今から楽しみにしている。
羽後町リーフレットより
第二は、この機会に少なくとも近辺の秋田に触れたいと企画した二日目の「角館、たざわ湖芸術村、田沢湖」巡りだ。これらは今や秋田にあっては定番先で、特にいうこともないが、あえて着目点とすれば以下の点か…。
①角館は東北の小京都といわれるが、他の小京都と違って「本当に京都人が作った小京都」で、それは他の小京都とどう違うのか?
②わらび座の芸術村はビールも作っているが、昨年、英国のコンテストでアルト(上面発酵ビールの一種)で一位を獲得したので、そのビールを飲みながら、できれば工場長の苦労話でも聞きたいものだ。
③田沢湖はクニマス伝説の地だが、2年前にさかなちゃんの活躍で西湖でクニマスが見つかったので、あらたな話題が花咲くことであろう。
第三は、酒どころ秋田に行くのなら酒蔵の一つでも回ろうという三日目だ。純米酒蔵として名高い浅舞酒造(『天の戸』の醸造元)を訪問するが、、何と同蔵の森谷康市杜氏がわがバスに乗り込んでくれて、酒米の田圃や湧水場なども案内してくるというのだ。ちょうど酒米「亀の尾」の開花期に当たるので、これは今回の目玉の一つになると私はひそかに期待している。
最後は利き酒をさせていただき、西馬音内の名物そば屋『彦三』で店主の能書きを聞きながらそばを食べるという算段である。
2泊3日にしては充実した計画だと自負している。
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