旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

愛媛・秋田 食と文化の交流会

2014-05-12 16:08:24 | 


 一見なんの関わりもなさそうな愛媛県と秋田県が、食と文化でコラボレーションしようという面白い試みに参加した。主催は「秋田産業サポータークラブ」と愛媛県の「東京じゃこ天愛好会」、それに、「わらび座」、「株式会社こめたび」、「有限会社愛媛サポーターズ」が協力した集い。
 両地の関わりを聞いたところ、「愛媛には鶴姫伝説、秋田には小野小町伝説と、両県には姫の話があること」、それと協力者のわらび座が、「秋田と愛媛に劇場を持っている」ことなどがあるそうだ。
 催しは、先ずわらび座の秋田音頭の踊りから…、という賑やかな会で、じゃこ天や蕗の薹のてんぷらなど両地の食べ物、それに両地の酒がたっぷり出てきて大変満足な会であった。愛媛からは『隠し剣』など3品、秋田からも『天の戸』、『まんさくの花』、『阿桜』など3品が出され、いずれも申し分なかった。
 酒について言うならば、秋田の酒はどちらかと言えば甘口(旨口)で、愛媛の酒は西の方にしては辛口だ。必ずしも共通点はないが、そこにコラボレーションの妙があるのかもしれない。
 
 いずれにせよ、このような北と南(西?)の交流会は面白い。いずれの県も探せば何か共通点があるのではないか? そのようなものを見つけ出して様々な催しをやる中で、日本文化の新たな掘り起しも起こるであろう。楽しい試みであった。


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