去る9日、「純米酒フェスティバル2018大阪」を、恒例の太閤園で開催した。純米酒普及推進委員会の主催として、2000年春以来、東京ではすでに37回開催(春秋年2回)してきたが、大阪ではこれが4年ぶり10回目である。
大阪でもピーク300人の来客があったが、今回は180人で寂しかった。因みに東京では、1日2回開催で1200人集まる。しかし来てくれた人はみんな喜んでくれて、「ぜひ来年もやってください」と言って帰る。果たして今後、いつ大阪で開くことができるだろうか? 私は、委員の一人として次のような挨拶をした。
「…地震や水害など自然災害が続き、心からお見舞い申し上げる。その中で、こうして大阪の方々と4年ぶりにお会いできてとてもうれしい。日本酒は近年大変美味しくなった。また多様化して質を高めた。この日本酒は食中酒である。つまり食べながら飲む酒だ。聞けば大阪は「食道楽の街」、「食べ物の美味しい街」で有名だ。とすれば、大阪は日本酒を育てるには最もふさわしい街と言うことになる。この大阪で皆さんと酒を飲めるのがうれしい。大いに食べ、大いに飲みましょう」
東京、大阪のほかに、名古屋で確か3回開いた記憶があるので、すでに50回のフェスティバルを開いた。思えば遠くへきたもんだ…という思いがある。前述したように、この間、日本酒は大変な進歩を遂げた。不思議なご縁で高瀬委員長、中野事務局長のご厚誼を得て純米酒普及推進委委員をやらしていただいた。高齢を理由に、この秋をもって委員を退任させていただくことになるが、こんな素晴らしい、こんな充実した時期はなかった。何よりも日本酒がおいしくなり、質を高め、その中心的役割を純米酒が負っているいることがうれしい。
大阪恒例の抽選会
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