この会を一番喜んでくれたのは主役のご両人であったかもしれない。7月に入り時を待たず、お二人から丁重なお礼のお手紙を頂いた。それには次のような言葉があった。
Kさんから:「…まさに『一生の思い出』になります。90歳まで生きて、このような喜びに出会える人は少ないと思います。…」
Mさんから:「…昨日は夢のような甘美な一日を賜り、誠に感激いたしました。九十歳という消えかかった人生に、ドンと気力を吹き込んでくださった素晴らしい企画に改めて脱帽いたしました…」
加えてうれしかったのは、ほかの参加者から、ほとんど同じような内容の喜びの声が届いたことであった。参加者がみんな同じ満足感に浸ってくれたとすれば、それはこの会が「いい会であった」ということを示しているのかもしれない。主催者としては冥利に尽きるものがあった。
参加者は25名。そこからKさんのお嬢さんと私の娘、それにミャゴラトーリの歌手たち3人の5名を除く20名が、主役のお二人と様々なかかわりを持ちながら戦後の三井銀行を中心に生きてきた人たち。この20名の内訳は、80歳以上が10名、70歳代が10名となる。この二つのグループの差は、年齢にして最大20歳、最少は数歳に過ぎないが、時代の変化を反映してかそれなりの差を生み出している。なかなか平常に交わることができるグループでもない。
私は、年齢から言ってその中の8番目で、ほぼ中間に位置し何となく双方を理解する地位にある。ここに一堂に会する機会をもって、若者たち(と言っても70歳代だが)は、「聞いてはいたが何とすごい人たちか!」と思っただろうし、老人たち(失礼!)は、「まだお前たちには負けないぞ! 俺たちの文化を引き継げ」と叫んでいたに違いない。
私は、つなぎ目を果たせたことに満足している。若者が老人会に出席して何とも面白くない雰囲気におちる、また老人たちは一層淋しさを感じる…、そのような溝はこの会にはなかった。
以下は元気に演じるお三方
Kさん
Mさん
Sさん
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