◆米軍基地 日本のこれから
昨夜, 途中からではあったが、NHKで「米軍基地 日本のこれから」http://www.nhk.or.jp/korekara/という番組を見た。
米軍基地の問題だけに、沖縄からも「市民」と称する人達が多数参加していた。
NHKがどのようにして参加市民を募ったか知らないが、沖縄の参加者にはかなりの「プロ市民」が混じっていた。
議論は彼らのヤジと怒号で反対意見は消されがちだった。
彼らプロ市民の意見ではアメリカの軍備は悪だが、中国の軍備は善という。
長時間に渡って「プロ市民」の為の番組を企画したNHKの偏向振りだけが目立った。
天下のNHKの番組でも、沖縄メディアから垂れ流された二つの誤報があたかも事実のように何度も語られていた。
このような「プロ市民」に占拠されたような番組で真面目な議論を求めるのは無理なこと。
額賀防衛庁長官も論議をすると云うより、四面楚歌状態で参加したことに意義があったのだろう。
昨夜の番組中垂れ流されていた誤報。
誤報その一:「沖縄戦は日本で唯一の地上戦だった」。
⇒ 「樺太でも住民を巻き込んだ地上戦があった」。
誤報その二:「在日米軍基地の75%が沖縄に集中している」。
⇒ 「在日米軍基地の23・5%が沖縄に集中している」。
(「統計でウソをつく法」http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/8cd97ffd9743310ce1e8c53c1fc533ec)
沖縄地元の意見と言いながら一握りの「プロ市民」の意見をそのまま沖縄の「民意」のように構成されたこの番組に疑問を持つが詳しい論評は他ブログに譲ってhttp://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid72.html、沖縄ではお馴染でもある当日参加のプロ市民の一人桑江テル子氏を紹介するに留める。
◆週刊『前進』(2085号4面3)
韓国大集会との連帯行動
沖縄市泡瀬の浜 桑江テル子さんが訪韓報告
昨年12月31日の夜、在韓米軍装甲車によってひき殺された南朝鮮・韓国の女子中学生2人を追慕し、在韓米軍の法的地位協定などを定めた韓米駐屯軍地位協定(SOFA)の改正を促す大規模な「ろうそく集会」と「除夜の鐘」行動が韓国で行われ、これと連帯する「平和・自然・共生を求める沖縄集会~12・31韓国大集会と呼応して」が沖縄市泡瀬の浜で約60人の参加で開催された。心に届け女たちの声ネットワーク、平和市民連絡会、泡瀬干潟を守る連絡会などで構成された実行委員会が主催した。(中略)
第二部では、実行委員会の構成団体から闘う決意が語られた。12月14日のソウルのキャンドルデモに沖縄から参加した桑江テル子さんが、ソウルの集会は沖縄の95年10・21県民大会よりも多くの韓国の民衆が民族の尊厳をかけて立ち上がり、その8~9割が20~30代の若者であることを感動をもって報告し、「怒りをもって闘うことがいま本当に求められている」と熱烈に訴えた。
さらに実行委員会の構成団体の平和市民連絡会、泡瀬干潟を守る連絡会、普天間爆音共闘、県選出の国会議員、県議会議員が次々と闘う決意を語った。(以下略)
ちなみに週刊『前進』は中核派の機関紙で桑江テル子氏は同氏の常連。
それで中核派とは?
ホームページでどうぞ。⇒ 中核派HP http://www.zenshin.org/