狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

反省するのはサルでもできる!

2006-06-23 09:30:33 | 県知事選

ライブドアの堀江、村上ファンドの村上に続いて、金融界の超大物日銀総裁のの登場とあって、これだけ明々白々な「インサイダー疑惑」を「庶民の金銭感覚」とか「道義的責任」とかでメディアの突っ込みが今ひとつ腰がひけている感を否めない。

「皆様のNHK」も国民がライブ中継を望んだ、昨日の、衆院の財務金融委員会を中継しなかった。

同委員会で、国民が注目する日銀の福井俊彦総裁を呼んで異例の閉会中審査を行ったのだ。

昨日だけではない。
 
福井総裁が出席した15日の参院予算委員会も生放送しなかった。  
 
ちなみに、委員会が開かれていた時間帯に流されていたのはニュースを除けば、再放送の趣味番組と、毒にも薬にもならない情報番組だった。
 
NHKと同じ特殊法人仲間である日銀のトップが野党につるしあげられている様子を国民に見せるのは忍びないと配慮した、といわれても仕方がない。

これが、無料ならとやかく言わない。

公共放送を自称し、受信料をとりにくる以上、「国民の知る権利」にこたえる番組を優先して流すのが筋だろう。

大手メディアの腰のひけた報道が目に付く一方、堀江被告が残したライブドア・ニュースが頑張って福井総裁の一問一答を報じた。

頑張れライブドア・ニュース !

 

経済総合
livedoor

「1つだけ残ってしまった…」

投資問題で反省するも辞任せず 日銀総裁一問一答
「1つだけ残ってしまった…」
東京都中央区にある日本銀行本店(資料写真:徳永裕介)
【ライブドア・ニュース 06月21日】- 「中央銀行総裁としてより慎重に判断していれば、異なる結論に至ったかもしれず、深く反省している」──。日本銀行<8301>の福井俊彦総裁は20日の緊急記者会見で、村上世彰容疑者が運用していた投資ファンド(村上ファンド)に1000万円を拠出していた問題について、繰り返し反省の弁を述べた。その一方で「日銀のコンプライアンス(法令遵守)ルール上、問題があることではない」と強気の姿勢も見せ、総裁を辞する構えは一貫して見せなかった。

 膨らんだ村上ファンドの運用益が05年末時点で1473万円に達したことを示したほか、商船三井<9104>、キッコーマン<2801>、富士通<6702>、三井不動産<8801>、新日本製鐵<5401>と日本を代表する名門企業5社の株式計3万5000株を現在まで保有していることも公表。直近の時価総額で約3400万円にのぼる安定銘柄を保有していることがわかった。

 日銀で行われた会見には、約150人の報道陣が詰めかけた。1時間20分にわたるやりとりの中で、記者が強く説明を迫る場面もあったが、福井総裁は終始淡々と答えていた。そのやりとりの一部は次の通り。

── どの部分が問題だと認識しているか。

 端的に言えば、総裁就任にあたって、民間時代のコミットメントを整理したつもりだったが、1つだけ残ってしまったということ。当初の時点では(村上世彰容疑者が事件を引き起こすことは)判断できなかったが、このようなことになった結果については深く反省している。

── 今回、政府・与党に借りを作ったことで、金融政策の独立性が揺らぐとの見方もある。今後どのように信頼回復していくか。

 政策委員会メンバーに対しては、私の行ったことについてすべて率直に話し、私の立場を十分理解をしてもらった上で、従来通り金融政策運営をしっかりやっていこうと確認した。もともと金融政策の決定、実施は政治の思惑、プレッシャーから完全に切り離されて動いている。今後もそれを守り、経済動向に忠実に前進的な政策を実施することで信頼の基礎を改めて強固にしたい。

── 国会答弁で「大した額ではない」としてきたが。

 2005年12月末に2231万円となるそれ以前は1100万円前後で推移していて、02年は特に959万円と目減りをしている。持ち分の残高が急に大きくなっているという感覚が最近までなかったのが正直なところ。04年12月から05年12月にかけて大きな残高のジャンプがある。報道を咀嚼(そしゃく)している限り、最近(村上容疑者の)当初の志が逸れた方向に行った疑念があったが、それを数字が裏付けているかもしれない。前年の数字とのギャップに驚いた。だから解約したというわけではないが、疑念を強めた材料の一つにはなっている。

── あらゆる立場から中立でなければならない中央銀行の総裁が、ひとりのファンドを立ち上げた若者に対して、支援をし続けてきたことに国民は疑念を抱いている。不適切だと思わなかったのか。

 結果的に好ましくない状況に終わっているということなので、振り返ってその点は深く反省している。村上容疑者だけを応援したわけではなく、民間に出てからは苦労して先端を切り開こうとしている多くの若者を応援してきた。彼のように突出した人は少ないが、地道に努力している若者はたくさんいる。それにお金を出しているというわけではないが。

── 05年の利益には村上ファンドがニッポン放送株、TBS株<9401>の取引で得た利益が入っている可能性がある。ニッポン放送株については、結果的に刑事事件となった利益が含まれ、総裁にリターンしているとも考えられるが。

 株取引の内訳は分からないので、勝手に推測はできない。しかし、悪いものが含まれているかもしれない。全てを私のためには使わないと決めている。

── 結果として村上容疑者に裏切られたという気持ちはあるか。

 法令違反に問われる事態は、気持ちとしては今でも想定外。私はそう簡単に人に裏切られたという気持ちにはならない。きちんと罪を償ってきれいな身になって出てきてほしい。

── 一般人が出資できない特権的なファンドにお金を出すことは、日銀総裁として問題はないか。

 (拠出したのは)民間時代のことであり、そういうファンドの存在を嗅ぎつけて無理に扉をこじ開けたといったことではない。身近な人が通産省を辞めて、独り立ちすることに、自然にそういう気持ちになった。村上容疑者から要請も受けていない。

── 元本の1000万円についても慈善団体に寄付する理由は。

 私の気持ちとしては、元々儲かるとは思っておらず、もしかしたらなくなるかもしれないというのが出発点。利益を生み出す元が正常なファンドの投資活動であれば、元本は放棄する必要なかった。何の確証も私にはないが、世の中のみなさんが不適正な投資だったのではないかと思えば、元本を戻すことは私として気持ち悪いためだ。だが、元本が汚れていたとは思わない。【了】

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サッカーは夏のスポーツではない!

2006-06-23 07:37:43 | 県知事選

やはり神風は吹かなかった。

4-1で王者ブラジルの余裕勝ち。

試合前、ブラジルの弱点はロナウドだ、と屈辱的言辞を浴びたかつてのエースは二得点で意地をみせ。

ワールドカップ最多14点得点のロナウドは、ゲルト・ミュラー(西ドイツ)に並び、勝利に花を添えた。

試合終了後、ジーコ監督がブラジル監督に何か話し掛けそれに答えるブラジル監督のえがををテレビは映した。

ジーコは向う向きで表情は読み取れなかった。

今大会唯一のゴールを決めた玉田は「自分のゴールで相手が本気になったのが表情でわかった」と試合直後のインタビューで語った。

藪をつついて大蛇を出してしまったのか。

冷静に考えれば順当な負けだろう。

世界の強豪ブラジルとの三試合まで僅かとはいえ望みを持たしてくれたジーコジャパンにご苦労さんと言ってあげたい。

少なくと試合前に予選敗退し第三試合が消化試合だったら、例え相手がブラジルでも興味半減、いや、朝起き間でしてテレビにかじりつく事は無かっただろう。

キザに聞こえるのであまり使いたくないが、こういう場合にはこれしかないだろう。

「ジーコジャパンよ、夢をありがとう」。

負けてしまえば何を言っても負け犬の遠吠えになってしまうが、クロアチア戦後、ジーコは一戦、二戦とも現地時間の午後三時と言う猛暑の中での試合を強いられたことに怒りを表したと言う。

暑さと、体力とスタミナが敵だと当日記でも述べたが、これは相手チームにも言えること。 

ジーコも負け犬の遠吠えだったのか。 いや、そうではない。

「不運にも、テレビ局の都合でこの時間にやらざるをえなかった」と、ジーコ監督がW杯の日程を批判した。

初戦の豪州戦に続き、日本での放送時間に合わせて暑いさなかの午後3時試合開始。

2試合続けてこの時間に試合したのは、ほかにトーゴなど2チームだけでジーコ監督の怒りはもっともだ。

そのトーゴも予選で敗退している。

テレビ優先がまかり通る日本のスポーツ界。

現地時間が「夏の午後三時」と言う異常な時間にニ試合も過酷な日程を強いられた日本チームの敵はまさに「暑さ、体力、スタミナ」そしてそれを強いた日本のテレビ会社だった。

ジーコ監督は「サッカーはビジネスで、選手が犠牲を払っている」とも指摘した。

サッカー通達が当然のこととして看過するソボクな疑問を虚空に吼えて、ワールドカップの悔しさに終止符を打ちたい。

「サッカーという過酷なスポーツは夏のスポーツではない」。

「少なくとも夏の午後三時にやるスポーツではない」。

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┗★ ロナウド2発で通算最多タイ14得点に
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 ブラジルが後半に大爆発して、鮮やかな逆転勝ちを収めた。日本に先制された
が、前半ロスタイムにFWロナウドの今大会初ゴールで同点。後半は、MFジュ
ニーニョ、DFジウベルトが立て続けにゴール。最後は再びロナウドが決めた。
ロナウドはW杯通算14得点目で、史上最多のゲルト・ミュラー(西ドイツ)に
並び「最高の気分。身体的にも技術的にも調子が上がってきた」とご満悦。
エースが目覚めた最高の展開で、決勝トーナメントに進出。27日にF組1位と
してE組2位のガーナと対戦する。


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┗★ ジーコ監督「オーストラリアの1敗が効いていた」
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 日本のドイツW杯は、王者ブラジルに完敗して終わった。前半34分にFW
玉田が左足で先制ゴールを決めたが、同ロスタイムに同点に追いつかれた。後半
は防戦一方で3失点。試合終了後にMF中田英はピッチに倒れ込み、目を赤く
腫らしてしばらく立ち上がれなかった。
 ジーコ監督は「オーストラリア戦での1敗が効いていた。(1点取っても)
ブラジル相手に2点差をつけなければいけない状況だったから…。本当に悔しい
です」と振り返った。MF中村も「残念です…」と声を絞り出した後は、言葉が
続かなかった。最終順位は1分2敗の勝ち点1でF組最下位だった。


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┗★ 俊輔「課題が残る大会」
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 MF中村俊輔は最後まで“らしさ”を見せられなかった。1-4の後半41分
にゴール正面25メートルのFKは、わずかに右にそれ、初戦以来の得点はなら
なかった。
 引きあげてきた中村は、現在の心境を聞かれると長い沈黙の後に「残念です」
と一言。さらに「課題が残る大会でした。相手が一枚も二枚も上だった。最初は
しのいでいたけど、ロスタイムに決められたのが痛かった」と話した。


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┗★ 中田、試合後ピッチで横に
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 MF中田は試合後、ピッチに横になったまま動けなかった。目を真っ赤にして、
ショックの大きさをうかがわせた。
 「1回目(98年フランス大会)はW杯がどういうものか分からず、2回目
(2002年日韓大会)はホームで戦い、3回目でW杯を戦っている実感があっ
たが、こういう結果になって残念だ」と話した。


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┗★ 玉田鮮やか先制ゴールも…
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 先発に起用されたFW玉田が結果を出した。前半34分、左サイドから突破
した三都主からのスルーパスに反応して相手DFの裏に出て左足で強烈にゴール
ネットに突き刺した。王国から先制点を奪う展開に期待が高まったが、見せ場は
そこまでだった。
 試合後は「悔しいです。…それだけです」と今にも泣き出しそうな様子。
「(自分の先制ゴールで)ブラジルを本気にさせちゃったかなとも感じる。
(相手の)顔つきも変わったし。大きい舞台では1つでも勝つのは難しいという
のを実感した。(ゴールは)自信になると思うが、これで終わってはいけない。
これで成長したい」と話した。

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