狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

安倍総理への公開書簡  イーホームズ社長の爆弾発言

2006-10-21 07:47:16 | 県知事選

「耐震強度偽装事件」の参考人質疑の国会中継。

自称オジャマモンこと小嶋ヒューザー社長の罵声にも泰然自若、

少しも動揺を見せず罵声の主に一瞥を加えただけで質問に応じた男。

センスの良いスーツによくお似合いの上品な眼鏡。

テレビに出演の時も女性コメンテーターをして、「しゃべりが論理的」、「洋服のセンスがモデル並み」等々と評判の良かった藤田東吾イーホームズ社長が、

昨日「耐震強度偽装事件」関連では被告として始めての判決を受けた。

判決後藤田社長は霞ヶ関の司法記者クラブで記者会見を開いた。

その場で彼は「爆弾」を詰め掛けた記者たちに手渡した。

だが、「爆弾」は大手メディアの手によって封印された。

そして藤田社長の反撃が始まった。

                      ◇

記者クラブ制の弊害が叫ばれて久しい。

田中前長野県知事の残した唯一の成果は長野県庁の記者クラブ制の廃止だと言われるくらいだ。

一時あれほど騒いだ「耐震強度偽装事件」も最近の大手マスコミは既に問題決着済みでもしたかのように続報を伝えていない。

18日同事件に絡み起訴されていたイーホームズ社長の藤田被告の判決があった。

結局同被告は「耐震強度偽装事件」には何も関係ない「電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪」に問われた。

罪状はいかめしいが要するに見せ金で増資をしたということで罪には違いないが中小企業を経営しているものなら身に覚えのある人は五万といるだろうし、これを一々罰していたら捜査官を何人増やしても間に合わないだろう。

バブル崩壊期の住専問題でメディアの糾弾を受けた桃源社の佐々木社長も確かこのような別件で逮捕されていた記憶がある。

藤田社長は判決後、霞が関の司法記者クラブで記者会見を開き「見せ金増資」の罪は認めて控訴しないとしたが、記者たちに爆弾発言を記したプレスリリースを配った。

だが、例によって記者クラブを独占する大手メディアはこれをスルーしてピント外れのバイアス報道しかしなかった。

≪朝日新聞

イーホームズ社長の藤田被告に有罪判決 東京地裁
2006年10月18日11時14分

 耐震強度偽装事件にからみ、国から確認検査機関の指定を取り消されたイーホームズの見せ金増資事件で、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪に問われた社長の藤田東吾被告(45)の判決が18日、東京地裁であった。青柳勤裁判長は「業績をあげるためには脱法行為もいとわず、安易で身勝手な考えが読み取れる」と述べ、懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。一連の耐震偽装事件の裁判で判決は初めて。
記者会見に臨む藤田東吾被告=18日午前、東京・霞が関の司法記者クラブで
 (写真省略)

 青柳裁判長は、耐震偽装と見せ金増資の因果関係について、「証拠上明らかでなく、量刑にあたり考慮すべきではない」と述べ、否定的な認識を示した。

 検察側は立証にあたって、イーホームズが構造計算書の偽造を見逃していた背景に同社の不十分な検査態勢や利益を優先する被告の経営姿勢があったとの構図を描き、見せ金増資事件を耐震偽装見逃しの「主要な原因」と位置づけていた。

 これに対し判決は「検査機関の指定を受けるため資本を偽った犯行と、構造計算書の偽造を見逃した問題との間には、業務拡大に伴う組織や人の拡充程度、国交省認定の構造計算プログラムの変更など、様々な要素が介在している」と述べた。

 藤田被告は公判で起訴事実については全面的に認めたが、「偽装の見逃しとは全く関係ない」と主張。弁護側も「検察官は見逃しの結果だけを指摘している。自治体などほかの審査でもすべてが偽装を見逃し、不可抗力だった」としていた。 ≫

 藤田社長は、この記者クラブの本質を見抜いており前もって人気ブログの「きっこの日記」と連携を取っており同ブログを通じて公開メッセージを伝え、昨日記者会見の後「安倍首相への手紙」を公開した。

もとより狼魔人にこの手紙の内容の信憑性を検証する資料は持ち合わせていない。

だが同ブログが「耐震強度偽装事件」の火付け役を果たしたこと、そして同事件に関する限り大手メディアの知らない新情報を次々発表した事実、それに何よりも膨大な読者数を誇る人気ブログであることを考えると、そこで公開された「安倍総理殿、国家に巣食う者を弾劾致します」 と題する「首相への手紙」を過小評価するわけにはいくまい。

すべてを知る男・藤田東吾氏からの公開メッセージなのだ。

しかもこの手紙には関係役人の実名が帰されており、中でも「法の衡平を重視するなら、小嶋氏を逮捕した以上は、川崎市の倉形課長、国土交通省の当時の北側一雄大臣、佐藤信秋事務次官、山本繁太郎住宅局長、小川富吉建築指導課長、田中政幸課長補佐、高見企画調査官も同じく逮捕するべきです。この者達は、小嶋氏より、建築行政のプロとしての立場からも、遥かに悪質です。そして陰湿です。」という件は時限爆弾となりかねない。

国土交通省の当時の北側一雄大臣、と役人のトップの佐藤信秋事務次官を名指しで逮捕せよと迫り、さもなくば小嶋氏を釈放せよというのだ。

その理由が「この者達は、小嶋氏より、建築行政のプロとしての立場からも、遥かに悪質です。そして陰湿です。」というのだからもはや知らぬ顔の半兵衛を決め込むわけにも行くまい。

一つ間違うと安倍新政権の屋台骨を揺るがす核爆弾にもなりかねない。

記者クラブ - Wikipedia

◆きっこの日記http://www3.diary.ne.jp/user/338790/

 

2006/10/20 (金) 藤田社長からの公開メッセージ 1

「安倍総理殿、国家に巣食う者を弾劾致します」

平成18年10月20日

安倍晋三総理大臣、長勢甚遠法務大臣、但木敬一検事総長、東京地検の皆様、そして、官僚、政治家、マスコミ、関係業者、そして国民の皆様

イーホームズ株式会社
代表取締役 藤田東吾
 
 安倍総理大臣に置かれましては、日頃ご公務ご多忙の中、本日の、私からの通報を受け付けて下さり、誠に有難う御座います。深く感謝の意を申し上げます。

 私は、今日の午前中、川崎市内のマンション(エグゼプリュート大師駅前)と、設計事務所のアトラス設計の、二つを訪ねて来ました。何れにおいても、この度の「耐震偽装隠蔽事件」を解き明かす上で、とても重要な証拠となるからです。
 私が解き明かしたいものは、一部の官僚と政治家が、国民の命と財産を軽視して、癒着業者とともに利権を死守しようと、違法行為を犯したり、または少数の弱者をスケープゴートに見立てて、不正を隠蔽するという国家体質を暴きたいのです。そして、この体質を日本から除却しなければ、子供達の為に明るい未来はないと信じているからです。
 よって、私は、以下の事実を記者クラブや国土交通省に隠蔽されないように、直接、安倍総理大臣にお渡し、事件の解明と住民の安全確保を早急かつ遺漏なき対応をお取り頂きますようにお願い申し上げます。

 まず、エグゼプリュート大師駅前は、建築確認の構造計算図書が偽装(改ざん、若しくは不整合)されていました。ところが、中間検査の直前の二日前に、計画変更が川崎市において下ろされました。しかし、工事は建築確認の図面のまま進行したものと考えるのが当然であり、計画変更によって偽装マンションが隠蔽された可能性が99%以上はあるものと考えられます。

2006/10/20 (金) 藤田社長からの公開メッセージ 2

 この偽装マンションを生み出したのは、たとえ藤光建設サイドからの圧力があったにせよ、川崎市と国家であります。
 一方、国家は、ヒューザーの小嶋氏を、グランドステージ藤沢のマンションに偽装があるのを認識していながら、お客様に引き渡したとして、詐欺罪で逮捕しました。小嶋氏は、引渡し直前の、平成17年10月下旬の段階で偽装を認識したと思われますが、この時点では既に完了検査も終了していました。
 であれば、このエグゼプリュート大師駅前は、中間検査を1月末に行った時に、構造計算書の偽装が、川崎市によって隠蔽されたわけです。販売案内のHP(下記参照)を見ると、来月11月の竣工で、翌12月に入居予定となっています。つまり、販売は大方終了し、購入者は引越しの準備をし、新居に入る段取りや買い物を楽しみに進めているはずです。

 私は、川崎市と国交省建築指導課の罪は、建築行政を行なう者自らが隠蔽したとして、小嶋氏より遥かに大きいと思います。イーホームズでは、2月に構造計算書の偽装を認識し、川崎市と国家に通報しています。しかし、隠蔽されてしまいました。強制捜査と私の逮捕で追求も出来なくなりました。

 現段階でも、非破壊検査を、国家が関与しない公正中立な第三者機関等に徹底的に行なわせるべきです。99%以上の確率で偽装マンションのはずです。この偽装を生み出したのは、川崎市と国家官僚です。彼ら公務員が偽装マンション(小嶋氏流に言わせるなら、殺人マンション)を、生み出したのです。法の衡平を重視するなら、小嶋氏を逮捕した以上は、川崎市の倉形課長、国土交通省の当時の北側一雄大臣、佐藤信秋事務次官、山本繁太郎住宅局長、小川富吉建築指導課長、田中政幸課長補佐、高見企画調査官も同じく逮捕するべきです。この者達は、小嶋氏より、建築行政のプロとしての立場からも、遥かに悪質です。そして陰湿です。

 因みに、イーホームズでは、1月24日に行なわれた本件計画変更の内容については不知です。また、今の段階で状況がどうなっているかは同じく不知です。よって、今日、私は現場に行って参りました。現場は既に竣工間近です。既に、総戸数42戸の内、30戸以上の成約になっているとのことです。また完売も間もないとのことです。

2006/10/20 (金) 藤田社長からの公開メッセージ 3

 もし、このまま誰もが見てみぬ振りしたら、ここにもうすぐ住む住民の方は、国家と川崎市によって耐震強度の偽装が隠蔽されたことを知らずに、一戸当たり平均3名の家族として、136名の命が危険に晒されながら住み続け、そして、ローンを払い続けて行きます。安倍総理、果たして、このような犯罪を許してよいのでしょうか。
 10月18日に、私が語った司法クラブでの発言を、99%のマスコミは黙殺しました。まさか、この事実も黙殺してしまうのでしょうか。許してよいとはとても思えません。

私は、イーホームズの代表者として、一国民として、国家に巣食う者を弾劾します。安倍総理大臣お力を発揮してください。日本のマスコミには期待できません。とは言え、私一人の力では及びません。どうか、日本の皆様も、力をお貸し下さい。お願い致します。

 そして、事実を明確にし、検事総長や、東京地検が、これらの役人を犯罪者として逮捕できないなら、小嶋進さんは無罪放免として即刻に釈放するべきです。そして、「秋霜烈日」のバッジを外して検事を辞職し、司法の職から離れるべきです。総理大臣も、法務大臣も、自らの責務を果せないなら政界から去るべきです。道徳的に不適合者です。

 また、同時に、株式会社田村水落が関与した全ての建築物について、即座に再計算及び非破壊検査を実施して、住民や利用者の命の安全確保を果すべきです。そこには、アパグループが関与した多くの物件が含まれています。

 次に、渋谷区代々木のアトラス設計に関する調査を行って参りました。ご存知の通り、渡辺朋幸氏が代表を務める設計事務所です。何故、調査を行ったかと言うと、渡辺朋幸氏が建築士の免許を持たない無資格者でありながら、名義を借りて設計事務所を経営し設計業務を行っているとの、確度の高い情報を得たからです。私は驚きました。今回の耐震偽装事件に関連して、姉歯元一級建築士が建築デザイナーの秋葉氏に建築士免許の名義を貸与したことで、姉歯氏も、秋葉氏も逮捕されました。皆さんご存知の通りです。

2006/10/20 (金) 藤田社長からの公開メッセージ 4

 現在、アトラス設計の渡辺朋幸氏は、平成17年10月にイーホームズに姉歯氏が行なった構造計算書の偽装を指摘したと評価され、耐震偽装景気に便乗して、マンション販売講習会等で構造設計の講演をやっているなどと聞きました。しかし、一級建築士も持たず、建築構造士でもなく、JSCA会員でもないなら、分不相応といわざるを得ません。また、秋葉氏と同じく、名義借りによって逮捕されなければ不公平となります。
 よって、渡辺朋幸氏が本当に無資格なのかを確認するために、東京都や、建築士会、そしてアトラス設計の調査を行なってきたのです。この結果、与えられた情報どおり、無資格者でした。ある一級建築士の名義を借りて、アトラス設計事務所を運営していました。至極かつ誠に残念ながら、秋葉氏と同様に逮捕されなければなりません。
 もし、逮捕しないのなら、その差別的扱いを正当化する理由を、法の衡平性の観点から、但木検事総長は明確に国民に対して説明する義務があります。

 東京地検の皆様には、改めて、胸に付けた「秋霜烈日」のバッジの意味を思い起こし、あなた達が、法を司るものとして自らが正しい者であるのか否かを明らかにしてください。もし、明らかに出来ないのなら、バッジを外して、司法の世界から去るべきです。

 尚、川崎市のマンションと、アトラス渡辺については、詳細データを以下に掲げます。

1.(仮称)エグゼプリュート大師駅前 http://www.myhome21.jp/
建築場所 川崎市川崎区大師駅前2丁目12番34号
     RC構造、地上15階建て、延べ床面積3,461?u
建築主(デベロッパー) 株式会社伸明ハウジング 代表取締役 山崎伸
        藤光建設株式会社 代表取締役 佐藤雅彦
設計者 藤光建設株式会社一級建築士事務所 橋本清
構造設計 株式会社田村水落設計 代表取締役 水落光男
川崎市まちづくり局指導部建築審査課長 倉形紳一郎 044-200-3019
国土交通省住宅局建築指導課 03-5253-8111(代表)
山本繁太郎住宅局長、小川富吉建築指導課長、田中政幸課長補佐、高見企画調査官

(1)確認済証番号 eHo.05.A-01003000-01号 (平成17年8月12日)

2006/10/20 (金) 藤田社長からの公開メッセージ 5

(2)計画変更:確認済証番号 eHo.05.A-01003000V-01号 (平成17年11月2日)
この11月2日の計画変更は、杭の変更(現場造成杭から既製杭への変更)である。工事は10月17日に着手しており、杭の変更以外の建築計画は、当然に、(1)の確認図面通り進行しているものと考えるのが常識である。

(3)現場の中間検査は平成18年1月26日に川崎市が行った。合格としている。
 しかし、この直前の2日前、平成18年1月24日に、再び、計画変更図面が川崎市に対して申請され、この計画変更の確認は同日付で川崎市が下ろしている。この規模の、中間検査とは、建物の2階部分の構造躯体までが終了した時点で行われる。よって、2日前に計画変更された図面が、現実の工事に反映されているとはまずもって考えられない。素人でも分かることです。
 
 イーホームズでは、2月において、上記建築計画の構造計算図書に偽装を認識しました。この通報を川崎市に行ないましたが、計画変更で処理したとして、それ以上の調査も追及もしませんでした。国に通報しても、関知しない、特定行政庁との間で処理してくれと言われました。田村水落が関与した多くの物件の再調査を行なうように、田中政幸課長補佐に電話で僕から話しましたが、国は動きませんでした。結果的に、構造計算が偽装されたままのマンションが、今では完成間近に到ってしまいました。被害を発生させ、拡大させてしまったわけです。

2.アトラスの渡辺朋幸の名義借り状況
住所 東京都渋谷区富ヶ谷1-9-19 2階
社名 有限会社アトラス設計 代表取締役 渡辺朋幸 03-5465-1137
   一級建築士事務所登録 管理一級建築士氏名 小林昭代(名義貸与人)

以上

 

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