狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

日本の核議論  日本はキューバ危機と同じ状況

2006-10-28 13:58:49 | 普天間移設

◆「核保有論議劇場」 第二幕はワシントンで上演!

「教職員の免許剥奪だ」とメディアを騒がしていたと思ったら、

今度はワシントンへ飛んでアーミテージ前国務副長官やシュワブ米通商部代表に「日本の核論議」の理解を求めた。

おまけに記者会見までしたという。

日本の周りは核保有国だらけだ。日本にとっては、(ソ連が)キューバに核を持ち込もうとした(1962年当時の米国の)切迫した状況に似ている」って?

あんたも役者ですねー、中川さん!

【追記】18:11

そういえば今日は44年前、フルシチョフがキューバからミサイル撤去を確約した日。

ついでに「キューバ危機」の復習

1962年10月16日、フルシチョフ率いるソ連がキューバに中距離ミサイルを配備していることをアメリカが察知し。

10月22日、米大統領J.F.ケネディはミサイル搬入阻止のため、キューバを海上封鎖宣言、24日にはアメリカ
大西洋艦隊が、海上封鎖・臨検を開始。米ソは一触即発の危機に突入。

10月26日、フルシチョフがケネディに対してミサイル撤去を提案。キューバのカストロ首相はアメリカ
偵察機への攻撃を命令。アメリカのU-2型偵察機は撃墜された。

10月28日、フルシチョフがキューバ
からのミサイル撤去を確約。

11月9日、ミサイルを搭載したソ連船がキューバを出航、
アメリカ隊が併走して撤去を確認して軍事衝突の危機は去る。 

                       ◇

日本の核議論、中川政調会長が米に理解求める

 【ワシントン=加藤理佐】自民党の中川政調会長は27日午後(日本時間28日朝)、ワシントン市内で記者会見し、スーザン・シュワブ米通商代表部(USTR)代表やリチャード・アーミテージ前国務副長官らと27日に会談した際に、日本の核兵器保有の是非をめぐり意見交換したことを明らかにした。

 一連の会談で、中川氏は「日本の周りは核保有国だらけだ。日本にとっては、(ソ連が)キューバに核を持ち込もうとした(1962年当時の米国の)切迫した状況に似ている」と述べ、核兵器保有に関する論議をすることに理解を求めた。

 中川氏は記者会見で、米側の反応について「『(論議を)懸念する』と言った人もあれば、『全面的に議論するのは当然だ』と言った人もいた。議論をしてはいけないと言う人は一人もいなかった」と語った。また、核兵器保有の議論について「自民党に組織を作り、この問題を緊急にやるのではない」と述べた。同時に「これからも北朝鮮の問題については議論が必要だ。外交、国防、内閣部会などで(核保有の議論が)出てくるか出てこないかは個々の議員の判断だ。議論は、自分の国のことを考えれば自然に起こってくる」と指摘し、議論は必要だとの認識を改めて示した。

(読売新聞) - 10月28日12時45分更新
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風が吹くと桶屋が儲かる

2006-10-28 07:43:49 | 県知事選
風が吹くと桶屋が儲かる
 
糖尿病に罹ると核攻撃をしたくなる
 
核実験をしたらコンドームが欲しくなる
 ↓
 
 
この世の終わりにはナニがしたくなるらしい。
 
 
 
 
 
 
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沖縄近海は中国の領海侵犯常習地域

2006-10-28 07:35:53 | 普天間移設

★領海侵犯

産経新聞

香港の抗議船、日本領海に侵入 海保が尖閣上陸排除へ

尖閣諸島に向け航行する抗議船「保釣2号」(手前)。後方は海上保安庁の巡視船=27日午前8時ごろ、同諸島魚釣島の西南西約40キロの海域(第十一管区海上保安本部提供)

 .

 塩崎恭久官房長官は27日午前の記者会見で、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有を主張する香港の反日団体の抗議船が午前9時21分、尖閣諸島近海の日本の領海内に入ったことを明らかにしたうえで、「日本固有の領土の尖閣諸島に上陸するようなことがあれば、厳正に対処し排除する」と述べた。

 冬柴鉄三国土交通相も記者会見で「許可なく領海に入れば逮捕できる。領海の外に出るよう勧告している」と語った。海上保安庁の巡視艇が抗議船に対し領海外で出るよう警告するととともに、排除するための放水を続けているという。

 政府は同日7時51分、抗議船が尖閣諸島の沿岸約44キロで密入国防止を警告できる「接続水域」に入ったことを確認した。これを受けて首相官邸内の危機管理センターに官邸連絡室を設置するなど情報収集体制を強化し、抗議船の動向を警戒している。

 反日団体「保釣(尖閣防衛)行動委員会」が乗り込む抗議船は22日に香港を出港した。尖閣諸島は台湾や中国が領有権を主張しており、反日団体の抗議船がたびたび日本領海内に入っている。平成16年3月には活動家7人が上陸し、沖縄県警が入管難民法違反容疑の現行犯で逮捕した。

(10/27 10:46)

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「県民喜んでほしい」 久間発言で地元紙が怒る

2006-10-28 07:31:20 | 普天間移設

昨日(27日)の琉球新報には社会面6段を使った大見出しが踊った。

「基地負担の現状無視」、

「<PAC3 久間発言> 中部首長ら反発 配備反対を再度強調」

 更に来月行われる知事選候補者のコメントも取り付けている。

 「納得できない」 - 仲井真氏

 「不安理解せず」 - 糸数氏

・・・と保革両候補とも琉球新報の大見出しにコメントを合わしている。

この地元紙の騒ぎようは、沖縄中が「久間発言」に怒り狂っているような印象を与える。

事の発端の「久間発言」とは。

久間章生防衛庁長官は26日午前の参院外交防衛委員会で、米軍パトリオット・ミサイル(PAC3)の沖縄配備について次のように述べていた。

 「幸い沖縄については米軍がPAC3を置いてくれた。沖縄の方までは今のわが国の予算の中で追いつかない点を先にやってくれた。むしろ沖縄の人は喜んでもらいたいと私は思っている」

これに対して県幹部は「PAC3配備について沖縄県では誰も感謝する人はいない。むしろ問題があると言っている」と述べ、不快感を示したという。

「PAC3配備について沖縄県では誰も感謝する人はいない。」と断じる県幹部とは一体誰だろう。 ぜひ名前も報じて欲しいものだ。

 同じ琉球新報の「声」欄で工房経営の城間さんは

反戦平和原理主義的な言動は県民の大意ではない。速やかに地対空誘導弾パトリオットを配備すべきである≫(市民団体と右翼団体

と声無き声を張り上げている。

一握りの反戦原理主義者を代表する新聞の大見出しが民意でないことは「声なき声」の大多数の県民が承知している。

沖縄の地元二紙が偏向していることは当日記でも再三指摘しているが、選挙前の候補者が新聞の「論調」と異なるコメントを述べるのは大変な勇気が要る。

「踏み絵」を踏まされる心境だ。

革新候補で共産党、社民党推薦の糸数慶子氏が久間発言に「不安理解せず」と批判するのは分かるが、保守候補で自民党推薦の仲井真氏は「納得できない」と言う大見出しのコメントとはニュアンスの異なる微妙な本音を本文記事では語っている。

≪「発言を確認していないが、事実とすれば」と言葉を選んだ上で、「県民感情としては納得できない。『感謝せよ』と言われても、どういう意味か理解不能だ」と指摘。「もっと丁寧な説明がないといけないと不満をにじませた。≫

うーん、ビミョウな言い回しだ。

「納得できない」の主語は仲井真氏ではなく、琉球新報の民意を代表する「県民感情」なのだ。 

とすると知事候補としては新聞の言う県民感情に逆らえるはずも無い。

苦し紛れに「どういう意味か理解不能だ」、「もっと丁寧な説明がないといけない」と逃げの一手を打つ意外に術が無かったのだろう。

でも紙面には「納得できない」 - 仲井真氏、と見出しが大きく踊る。

他方、新聞と同じ論調の糸数氏のコメントは明快で歯切れがいい。

[県民の不安を、全く理解していない」

「軍事基地をより強力な武器で守ろうというのは、軍拡競争の発想だ。強行配備は、県民の不安をあおるだけで、平和と基地の整理縮小に逆行する」

これはまさに「声」欄で城間さんが言う「反戦平和原理主義的な言動」ではないか。

それに「軍事基地より強力な武器」って、もしかしてパトリオットのこと?

もう一度城間さんの言葉を借用しよう。

反戦平和原理主義的な言動は県民の大意ではない。

速やかに地対空誘導弾パトリオットを配備すべきである。

皮肉なのは同じ琉球新報の30面に載ったインタビュー囲み記事。

テレビの討論番組に中国代言者として顔なじみの朱建栄・東洋学園教授が、

新報記者の[パトリオット・ミサイルの配備は?」の問いに対して、

「パトリオットの早期配備、ミサイル防衛構想前倒し実施などは、日本に中国への一定の警戒心があるのは分かる。」、と中国への警戒心を持つことには理解を示している。

中国の日本に向けたミサイル配備や、沖縄近海の度重なる領海侵犯を考えると中国の代理人たる中国学者もパトリオット配備を「分かる」といわざるを得ないのだ。

だが、地元新聞報道にかかると「県民総意でミサイル反対」の印象となる。

もっとも朱教授、「もし(米軍再編などの狙いが)中国に向かってくるとしても、中国は軍事的に対抗しない戦略を取る・・・・もっと対話を求めていく。」とインタビュアーの顔色を読んだのか「反戦平和原理主義的発言」もしている。

 

県民喜んでほしい」 PAC3沖縄配備で久間防衛庁長官

 【東京】久間章生防衛庁長官は26日午前の参院外交防衛委員会で、米軍パトリオット・ミサイル(PAC3)の沖縄配備について、「幸い沖縄については米軍がPAC3を置いてくれた。沖縄の方までは今のわが国の予算の中で追いつかない点を先にやってくれた。むしろ沖縄の人は喜んでもらいたいと私は思っている」などと述べた。岡田直樹氏(自民)への答弁。 自衛隊のPAC3配備について久間長官は「ミサイル防衛はできるだけ前倒ししてやりたいという思いがある。そのため予算も2007年度で要求しているが、(PAC3配備は)07年の末になるだろう。しかし、私たちの気持ちとしては、できるだけ前倒しで、可能なものならばやらせたい」と述べ、ミサイル防衛体制の整備を急ぎたいとの考えを強調した。

 ◆「県内では誰も感謝してない」 県幹部が批判 

久間長官の発言について県幹部は「PAC3配備について沖縄県では誰も感謝する人はいない。むしろ問題があると言っている」と述べ、不快感を示した。 さらに「県民と本土では完全に意識のズレがある。これはなかなか収まりがつかないかもしれない。いずれにせよ政府には説明が足りない」と、政府の姿勢を批判した。 (琉球新報10/26 16:05)

                       

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