狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

朝日の誤報だった沖縄戦「新証言」

2007-10-10 09:29:18 | 教科書

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平成19年10月5日 (世界日報)

誤報だった沖縄戦「新証言」
「集団自決」検定問題で ミスリードの危険性

 沖縄戦の集団自決に関する教科書検定問題をめぐる動きが活発になっている。渡海文部科学相は二日、「今回の検定意見を出した後、新たな証言や事実が出されたということもある」と語り、「状況の変化」を理由に、訂正を承認する可能性を示唆した。だが、メディアが報じた「新証言」に、決定的な誤報があった。
(編集委員・鴨野 守)


 「隊長『死になさい』」の見出しで、上洲幸子さんの証言内容などを掲載した沖縄タイムス7月7日付31面 (写真省略)

 
 三月三十日の文部科学省の検定結果が公表されて以来、これに抗議する沖縄のメディアは大々的なキャンペーンを展開して、集団自決に関して軍の命令・強制があったとする証言集めに奔走してきた。
 だが、客観的証拠は何もなく、出てきたのは「人づてに命令を聞いた」という伝聞証言ばかり。そうした中で、七月上旬、沖縄県議会議員団が慶良間諸島への聴き取り調査を実施。沖縄タイムスは同月七日付で、座間味村在住の上洲(かみす)幸子さん(84)が、「梅沢部隊長は村民を集め『米軍は上陸して、どこにでも入り込んでくるから、もし敵に見つかったら舌をかみ切って死になさい』と話した」と一面、社会面に写真付きで大きく報じた。

 この隊長による直接の命令証言はその後、共産党機関誌「前衛」九月号が引用。さらに九月三十日付朝日新聞は社説「集団自決―検定意見の撤回を急げ」の中で、「集団自決が日本軍に強制された」ことの「新たな証言」として、この証言を引用した。

 ところが、これは全くの誤報だった沖縄タイムスは「隊長」ではなく、「日本軍の中尉」であったとの訂正記事を、七月二十一日付朝刊と、同二十四日付朝刊の二度にわたって掲載した。朝日新聞も掲載後にミスに気付き、十月三日付社説の後ろに「訂正」を掲載。しかし四日午前の段階で朝日新聞ホームページに掲載されている社説はいまだ訂正前のまま。

 これを朝日新聞広報部に問い合わせすると、「紙面で訂正を入れたものは、早急にホームページでも直すのが原則。見落としがあったのだろうが、すぐに直す」と語った。四日午後には同ホームページの社説も修正された。

 日本軍隊長による自決命令があった、と最初に書いたのは、沖縄タイムス編の『鉄の暴風』であり、この初版は昭和二十五年に朝日新聞社から発行されている。こうした経緯もあり、沖縄タイムスも朝日新聞も、自決命令の立証に熱心だ。だが、命令を出したとされる元隊長は今も存命であり、人権への配慮を欠くものと言わざるを得ない。

 さらに今回の「誤報」騒動に惑わされ、「沖縄の心」に配慮するあまり渡海文科相が間違った判断・指示を出してしまえば、昭和五十七年夏のマスコミ誤報が発端の「教科書誤報事件」の二の舞いになりかねない。「同じ轍(てつ)を踏んではならない」と憂慮する声が上がっている。(http://www.worldtimes.co.jp/special2/okinawa_times/071005.html

関連記事>
 ・9・29検定撤回沖縄県民大会 「11万人参加」 実は4万強
 ・沖縄タイムスが“捏造写真”報道
 ・真実の攻防 沖縄戦「集団自決」から62年 


                                    ◇

沖縄タイムスの誤報を朝日新聞が引用した恥知らずの「社説」については既に、「当日記」の9月30日のエントリー、

朝日の“捏造記事”タライ回し  沖縄タイムスが“捏造写真” 

で詳しく述べてある。

同エントリーの最後はこう結んでいる。

沖縄タイムスよ、そして朝日新聞よ、

「ねつ造記事」のたらい回しに恥を知れ!

 

 

以下は沖縄タイムスの誤報(お詫びと訂正済み)を敢てそのまま引用した朝日新聞の恥知らずの社説。

朝日の誤報の歴史の一ページに加えましょう。 

 【記録保管】

朝日新聞 2007年9月30日社説

集団自決―検定意見の撤回を急げ

沖縄の新たな憤りが、大きなうねりとなって広がっている。ことしの教科書検定で、沖縄戦の「集団自決」の記述から、「日本軍に強いられた」という表現が削られた問題だ。
29日、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」が沖縄県宜野湾市であり、予想をはるかに上回る約11万人の人々で会場は埋まった。仲井真弘多知事もあいさつに立った。
これまでに県内の41の市町村議会がすべて検定意見の撤回を求める意見書を可決した。県議会は同じ趣旨の意見書を2回も可決した。文部科学省が応じなかったためだ。撤回を求める声はいまや沖縄の総意といえるだろう。
集団自決が日本軍に強制されたことは、沖縄では常識だった。「沖縄県史」や市町村史には、自決用の手投げ弾を渡されるなど、自決を強いられたとしか読めない数々の証言が紹介されている。
その事実を文科省が否定するのなら、改めて証言を集めよう。そうした動きが沖縄で起きている。
そのひとつが、県議会による聞き取り調査だ。意見書の再可決に先立ち、住民の集団自決が起きた慶良間諸島の渡嘉敷島と座間味島で新たな証言を得た。
ことし80歳の宮平春子さんは45年3月25日夜、当時の村助役だった兄が父に「(敵の)上陸は間違いないから軍から玉砕しなさいと命令が下りた。潔く玉砕します。死にましょう」と伝えるのを聞いた。軍隊用語の「玉砕」が使われていること自体が軍のかかわりを物語る。
84歳の上洲幸子さんの証言は「もしアメリカ軍に見つかったら、舌をかみ切ってでも死になさい」と日本軍の隊長から言われた、というものだ。
こうした生々しい体験を文科省はどう否定できるというのか。
そもそも、教科書の執筆者らは「集団自決はすべて日本軍に強いられた」と言っているのではない。そうした事例もある、と書いたにすぎない。それなのに、日本軍のかかわりをすべて消してしまうのは、あまりに乱暴というほかない。
伊吹前文科相は「大臣が検定に介入できるという道を私の代で開きたくない」と述べた。専門家の審議会を通ったものなので、口出しできないとの理屈だ。
しかし、これは審議会を盾に逃げているとしか思えない。「日本軍」を削除するよう最初に意見書をまとめたのは、文科省の教科書調査官だ。その意見書がそのまま審議会を通った。それをもとに文科省が検定意見を決めたのだ。
沖縄戦をめぐっては検定が変わったことがある。82年の検定で、日本軍による「住民殺害」の記述が削られたが、当時の文相が「県民の心の痛手に対し、十分な配慮がなされなければならない」と答弁し、記述は復活した。
問題の教科書は来年度から使用される。ことは急を要する。渡海文科相はただちに検定意見を撤回すべきだ。
                    
                     *
【追記】これはどうなの? より引用。

2007/10/09 08:59

県民大会の関連資料を整理していたら、こんなものが出てきました。

10月2~3日にかけて知事をはじめとした東京への要請団の日程と名簿です。
仲井真知事、翁長市長らの名前が並んでます。



ところが、さいごの2人なんですが、
朝日新聞と沖縄タイムスの記者は「随行職員」なの?

                                                ◇
 
 
誤報のたらい回しをしていた朝日新聞と沖縄タイムスの記者が、「教科書意見書撤回要請団」の随行員とは驚いたね。
 
地元2紙だったらまだ分かるけど・・・。
 
ふーん、朝日新聞と沖縄タイムスだけがね~。
 
やはり、みなグルだったんだ。 一つ穴の狢?

 
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NYタイムズが「11万人集会」を報道 捏造報道の一人歩き

2007-10-10 06:24:18 | 教科書

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県民大会参加者の怒り、政府の衝撃報道 NYタイムズ

 米紙ニューヨーク・タイムズは7日付で「沖縄県民、歴史改ざんに抗議」と題する記事を掲載した。9月29日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」の写真も掲載。高校日本史の教科書検定で、沖縄戦の「集団自決」に日本軍の強制があったとの記述が削除・修正されたことに、県民が激しく抗議し、歴史の改ざんは許さないとする県民の意思を日本政府に突きつけた―と報じた。
 記事が掲載されたのは日曜版の「ワールドニュース・セレクション」。日本軍の強制があったと話す沖縄戦生存者の証言を引用しながら「軍の強制があったことはこれまで教科書に記載されてきたものの、安倍前政権時に愛国心を明記した改正教育基本法が成立し、その数カ月後に教科書から日本軍に関する部分の記述が削除された」と指摘している。
 また「従軍慰安婦問題では、アジア諸国が一斉に反発したが、今回の抗議集会に11万人以上の沖縄県民が参加したのは、右傾化が進む日本政府への怒りの表れ」との見方を示した。
 過去最大となった県民集会への参加者数に、日本政府内に大きな衝撃が走った様子などについても触れながら、集会では「この問題で、これまで見えなかった沖縄への差別の存在に初めて気付かされた」「事実を隠そうとする政府に怒りを感じる」という高校生らの声や「父母や祖父母が語る事実をうそ呼ばわりするのは許せない」などという参加者らの怒りがあふれていた―と伝えた。
 ニューヨーク・タイムズ紙はアメリカの代表的な新聞で、総発行部数は終日が120万部、日曜版は160万部(ことし8月末時点)。米国内をはじめ、大きな国際的影響力を持つ。
 (平安名純代・本紙ロサンゼルス通信員)

(琉球新報 10/9 16:15)

                   ◇

■反日三兄弟■

 「南京大虐殺30万人

「ありえない」

「人数の問題ではない」

これで「集団自決ー教科書問題」も晴れて「南京大虐殺」の仲間入り。

慰安婦を軍が強制連行した

「ありえない」

「慰安婦は軍の関与なしにはありえない」

これで「集団自決」も「従軍慰安婦」と連帯できた。

かくして、日本軍を蛇蝎の如く憎悪する「南京大虐殺」「従軍慰安婦」「集団自決」の三兄弟が誕生した。

>「軍の強制があったことはこれまで教科書に記載されてきたものの、安倍前政権時に愛国心を明記した改正教育基本法が成立し、その数カ月後に教科書から日本軍に関する部分の記述が削除された

このくだりは「従軍慰安婦」報じるニューヨークタイムズ記事と見まごうほどだ。

確かに「従軍慰安婦」は教科書から消えた。

従軍慰安婦問題では、アジア諸国が一斉に反発したが、今回の抗議集会に11万人以上の沖縄県民が参加したのは、右傾化が進む日本政府への怒りの表れ」との見方を示した。

NYタイムズさん、沖縄問題で「アジア諸国が一斉に反発」なんて、書かないでしょうね。

 

これで「沖縄条項」が新設されると「近隣諸国条項」と並んで、中国、韓国、沖縄の連帯が生まれる。

「中国、韓国、沖縄の共同の敵、暴虐非道の日本軍を糾弾せよ!」

これはまさに悪夢だ。

                      *

「反日集会」と聞くと蝿のようにたかってくるニューヨーク・タイムズ。

上記記事を書いた記者が誰かは定かではないが、朝日新聞社屋内に東京支局を持つニューヨータイムズのことだ。

自ずとオーニシ記者の名が浮かんで来る。

「従軍慰安婦」を書きまくり、ついには米下院の「慰安婦決議案」議決まで持ち込んだニューヨークタイムズ。

「対沖縄謝罪決議」を要求する記事を書かんとも限らない。

何しろ沖縄はかつて「米国の占領によって日本の暴虐から解放した島」なのだから。

誰がそんなことを言っていたかって?

太田前知事がこう言っていました。

まぎれもなく、沖縄はかつて日本国の植民地であった。

古くは薩摩の過酷な搾取に支配され、太平洋戦争で沖縄県民は軍務に活用され、やがて切り捨てられ、そして卑劣にも虐待された歴史がある。

その意味では、沖縄戦のあとに上陸してきたアメリカ軍は沖縄にとって解放軍のはずだった。≫
(大田昌秀著「沖縄の決断」朝日新聞社刊http://www.kamiura.com/chuu18.htm

 ◆オオニシ記者の活躍を伝える参考ブログ
「OVERDOPE」 http://overdope.exblog.jp/i14

きっと「集団自決」でもオーニし記者は健筆を振るってくれるでしょう。

 

■人数が問題であった■

「11万人」の数字が崩れだすと、

「人数の問題ではない」の声が聞こえ始めた。

だが「教科書検定県民大会」は、紛れもなく人数の問題であった。

しつこいようだが、その証拠を示そう。

四ヶ月前の6月9日、県庁前広場。

歴史歪曲 3500人抗議/「集団自決」修正【写真】

そう、「県民大会」が4ヶ月前にも行われていたのだ。

「6・9県民大会」は地元紙は参加者3500人と揃って報じたが、県警発表は900人。(共同通信は1000人で配信した)

マスコミは3500名と大水増し報道したが、

例え3500人でも、この人数の「県民大会」では誰にも相手にされなかった。 ただの「左翼集会」としか理解さられなかった。

そこで「5万人動員目標」で再度「9・29県民大会」に挑戦したのではなかったのか。

「9・29大会」の最大の目的は「5万人動員」の人数そのものであったはず。

以後「人数の問題ではない」という人は

失敗に終わった「6・9県民大会」(主催者発表3500人、共同配信1000人、県警発表900人)の釈明をしてからにして欲しい。

やはり、人数が問題だったんでしょう?

【追記】

県警記者の皆さん、目を覚ましてください より引用。「

2007/10/10 09:17

今朝の地元紙朝刊から。

まずは沖縄タイムス。



次は琉球新報。



違いは「主催者発表」の5文字があるかどうか。

優秀な県警担当記者のみなさん、目を覚ましてください。

まさか4万2000人の裏取りができないわけないでしょ?
 

参加者数4万人の声広がる

2007/10/10 13:08

「一部報道」と揶揄されてきた県民大会の産経新聞報道ですが、
9日付の日経新聞に続き、
10日付の西日本新聞も良心の声を上げ始めました。
九州最大のブロック紙です。



見出しは一番強烈ですね。
「政治介入」とか「でっちあげ」とか。
心ある記者が増えてくれているのを実感します。

数字に関する部分を拡大します。



記者の間では早くから4万人が常識になっています。



他社のみなさん、目を覚ましてください。

                                                 *


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