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学校だより:「うん」と返事する子は「うん子」…横浜・西寺尾小校長が記述 /神奈川(10/6毎日)
◇「あいさつの大事さを訴えるため、作った」
横浜市立西寺尾小学校(同市神奈川区、児童数407人)の吉田秀一校長(57)が、全校児童の家庭に配る「学校だより」に「うん子」というタイトルをつけ、「はい」ではなく「うん」と返事する児童について「おまえは『うん子』か!と怒鳴りたくなる」と書いていたことが分かった。5日の市議会決算特別委員会で仁田昌寿市議(公明)が明らかにした。吉田校長は同日の終業式で全校生徒に謝罪した。【池田知広】
問題となったのは9月28日付の「学校だより10月号」。吉田校長名で「『はい!先生』と答えれば、よい子よい子と飴(あめ)玉の一つもやりたくなるのですが、『ええ!わたし?』とか、『どうして?おれ!』とか言われると、何だこいつは!どついたろか!という気持ちになってしまいます」などと記したうえで「おまえは『うん子』か!と怒鳴りたくなるわたしのこの気持ち分かってもらえますでしょうか」と締めくくっている。
吉田校長は毎日新聞の取材に「あいさつの大事さを訴えるため、学校だよりを今までにないスタイルで作ってみたいと思った。非常に不快感を持たれてしまうもので、自分の立場をわきまえればよかった」と釈明した。
同委員会で中田宏市長は「びっくりした。言葉をわきまえてもらいたい」と答弁。押尾賢一教育長も「誠に遺憾で、校長としては非常に不適切。実態を調べて対応を取りたい」と述べた。
◇
時事ネタとしてはちょっと古くなったが、
基本的にはこの校長先生の行動を支持したい。
減点主義の日本の教育界では、校長まで上り詰めたら後は定年まで何もしないのが得策。
下手に教育に熱意を示すと必ず足を引っ張るヤツがいる。
まず親バカPTAの父母からのクレーム、マスコミへの垂れ込み、
そして「当たらず触らず」を是とする教育委員会等のお定まりの対応。
この校長先生も「あいさつの大事さを訴えるため、学校だよりを今までにないスタイルで作ってみたいと思った」という熱意を買うべきで、
一方的に訓示を垂れるガチガチ校長よりユーモアを交えた「うん子」にこの校長のセンスが光っているではないか。
>中田宏市長は「びっくりした。言葉をわきまえてもらいたい」と答弁。
>押尾賢一教育長も「誠に遺憾で、校長としては非常に不適切。実態を調べて対応を取りたい
こんな紋切り型の思考しか出来ない連中が教育を牛耳っているから、学校現場も無気力になっていく。
いたずらに揚げ足を取って言葉狩りをするなら、
何事も見て見ぬ振りの「不作為教師」が増えてくるのではないか。
ユーモアと熱意に溢れる「うん子校長」に声援を送りたい。
*
以下上記引用記事と関連するような、しないような
取り止めのない話が続く。
沖縄の那覇に土地勘のない方、又はあっても若い方には恐縮だが、20年以上前、那覇の泊小学校の近くに「雲子食堂」という大衆食堂があった。
長女誕生でお世話になった産婦人科医院が近くにあって、その「雲子食堂」は良く利用した。
その看板の「雲子」を何と読むのかと利用するたび考えたが、店主に聞きそびれているうちその店も消えてしまった。
20数年経った今でも、その解けない謎は胸の奥でくすぶっている。
「くもこ食堂」、それとも・・・・まさかね。
*
パソコンの変換ミスに驚かされたり笑わされたりした経験はどなたでもおありだろう。
だが、変換ミスはパソコンだけの専売ではない。
人間は文字を目で捉えて瞬時に意味を変換し脳に伝える。
以前、友人のサイトに名古屋名物「ひつまぶし」について書いたら、
それまで「ひつまぶし」には馴染みのなかったその友人から
「ひまつぶし」と間違えたとのレスをもらった。
この誤変換はひらがなを目が認識ミスした例だが、カタカナの方がより誤変換は多い。
沖縄ブームで今ではゴーやーも全国区になりつつあり、健康食品に興味のある人なら「ウコン」の何であるかは説明無用だろう。
まだ、沖縄語が今ほど認知される前のこと。
馴染みのない沖縄語の変換ミスで驚いた観光客は多かった。
以下は過去エントリー「ウコン奇談」の再掲です。
◇
≪健康沖縄を代表する健康食品にウコンがある。
ウコンは元々方言で「ウッチン」と言っていた。
今でも年寄りはウコンとは云わずウッチンという。
肝臓の特効薬と言われだし、全国に知られるようになってからウコンという呼び方が定着してきた。
人間も齢を重ねてくると目で文字を認識して脳ミソに刻み込む過程でインプット・ミスを犯しやすくなる。
「コイミズ」(ズミではない)という文字を見ると無意識に脳では「小泉」と変換され間違って記憶される。
読み慣れぬカタカナの羅列を見て、視覚による識別に脳ミソがついていけないと言う事。
結局言葉を変えれば、読解力の減退と言う事に話は落ち着く。
◇
一時休憩。
話題が突然飛びます。
■消えた「11万人」■
幻だから消えて当たり前なのだが、「11万人」が地元の新聞からソッと消え始めた。
火付け役の産経新聞那覇支局長小山さんのブログが面白く紹介している。
世論が気になったのでしょうか。
それとも、小山さんの
「県警担当記者はみんな知ってます。
改めまして、みなさん、目を覚ましてください!」
の一言で目を覚ましたのでしょうか。
★「11万人」削除前の両紙」
以下ワッペン の引用です。
2007/10/10 16:14
新聞でキャンペーンを展開するときに作るカットのことを「ワッペン」といいいます。
今回、教科書問題で地元紙に登場したのがこれです。
沖縄タイムス
琉球新報
両方とも主催者発表の数字を盛り込んだデザインです。
ただし、いずれも10月5日付で連載が最終回になり、
今では数字が消えた別なワッペンになっています。
理由はわかりません。
*
★「11万人」削除後の両紙
以下ワッペンは今 の引用。
2007/10/11 09:24
先日のエントリの続きです。
琉球新報
沖縄タイムス
「11万人」の数字は消えてます。
*
まるで軍命令の「削除前の教科書」と「削除後の教科書」のようですね。
ただし、地元紙には検定意見書はつかなかったが・・・。
やはり、沖縄タイムスと琉球新報にも良心はあったのですかね。
それにしても、誰にも気づかれずに消えるのは難しいね。
*
閑話休題。
話は休憩前に戻る。
■ウコン奇談■
これは沖縄ブームが来る前の、沖縄健康食品が今のように知られる前の話である。
いち早く観光客にこれを宣伝しようと思った或る食堂のオバー、店の壁に墨クログロと自慢の料理の宣伝を大書して貼り付けた。
一人の観光客がその店に入り、オバーの張り紙をみて驚いた。
それも尋常な驚き様では無かった。
口は開けたまま、目は虚ろ、まるでコウノトリの一撃を食らった時の小泉首相の驚愕の表情にも匹敵するオドロキ様だった。
張り紙にはこうあった。
「当店のカレーライスにはウコンが入っています」
そのオバーの為に弁解しておくが、オバーはけして「コ」と「ン」を入れ違えたわけではなかった。
ウコンと言う単語を見慣れていない観光客が勝手に視覚のインプットミスを犯して、脳ミソがパニックを起こしたに過ぎなかったのだ。
なるほど確かにカレーの色とソノ色は良く似ている。
あまりの客のオドロキに今度はオバーが驚いた。
「お客さん。 心配要りませんよ。 これはオバーのサービスですから」
オバーはウッチンを自家栽培しているのが自慢であった。
「私の自家製だから」
観光客の驚きに動揺したオバー、
止めのイッパツを放ってしまった。
「ウチのウンチは栄養万点よ。 ミソ汁にも入れてあげるよ」
慣れないヤマト口と緊張のあまり、
不覚にもこのオバー、「ン」と「チ」を言い間違えてしまったのだ。(ウコンは沖縄語でウッチンと言う)
・・・・で、それからどうなったって?
哀れな観光客が、引き止めるオバーを振り切って、
その店を逃げ出したのはいうまでもない。
出掛けにその男が呟いた一言をオバーは幸いにも聞いてはいなかった。
「沖縄では本当にミソもクソもいっしょにするのか!」
それにしても、ウコンとかウッチンとか、随分人騒がせな名前だ。
■ケラマ観光■
その頃は同じようなチン談・奇談はよくあった。
ホテルに入ってきた観光客が中の掲示ポスターを見て小さくつぶやいた。
「さすがは沖縄、奇妙なツアーがあるものだ。」
掲示には、
「ケラマ観光ツアーに参加の方はフロントまで・・」と書かれていた。
けして「ケマラ観光ツアー・・・」と書き違いはしていなかった。
*
今朝は早起きしてトリノ五輪の女子フィギャ―スケートを観戦した。(このエントリーは去年)
荒川静香選手が初めてメダル、・・・いや「金」メダルを取った。
村主章枝選手は4位入賞、安藤美姫選手は15位だった。
スグリフミエを正確に漢字変換するのにパソコンは四苦八苦する。
ましてや人間の脳ミソには、・・・・フグリスミエと読み違えるアナウンサーがいなかったのはさすが。
犬ふぐりとは俳句では春の季語だという。≫
◇ ◇ ◇
【蛇足集】
★ふぐり【陰嚢】 大辞泉
1 金玉(きんたま)。睾丸(こうがん)。いんのう。
2 松ぼっくり。松かさ。
「橋立の松の―も入り海の波もてぬらす文殊しりかな」〈咄・醒睡笑・五〉
★いぬ‐の‐ふぐり【犬の陰=嚢】 大辞泉
ゴマノハグサ科の越年草。道端や畑に生える。茎の下部は地をはい、長さ約一五センチ。葉は卵円形。春、淡紅紫色の小花を開く。実は扁平な球形で、名は実の形に由来。ひょうたんぐさ。てんにんからくさ。《季 春》
ちなみに沖縄語ではタマ(ふぐり)のことを「ふぐい」という。
★ウコンとは
ウコンは肝臓の妙薬とされ、弱った肝臓の働きを回復させると言われている。
染料・着色料としても用いられ、代表的ところではカレー粉を黄色く見せている成分(=ターメリック)は秋ウコン。タクアンに色付けされる黄色も秋ウコン。
★ケラマ諸島
慶良間諸島のこと渡嘉敷と座間味島を主とする小島群からなり、沖縄観光の人気スポット
(「付記」:今話題の「集団自決」の島です)
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