狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

悪魔の島か癒しの島か

2008-02-02 06:54:43 | 未分類

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プロ野球9球団がキャンプイン 県内で過去最多 カメラ  (2/1 16:01)
キャンプ初日、ランニングでウオーミングアップする大嶺祐太(左から3人目、背番号1)らロッテの選手=1日午前9時30分すぎ、石垣市総合運動公園内の屋内練習場 (写真省略)

プロ野球12球団の春季キャンプが1日午前、一斉にスタートした。このうち、県内では過去最多の9球団(セ・リーグ5球団、パ・リーグ4球団)が始動。今シーズンはパ・リーグが3月20日、セ・リーグが同28日に開幕する。
 沖縄本島では、2年連続の日本一を目指すセ・リーグの中日ドラゴンズ(北谷町)、パ・リーグ優勝を果たした北海道日本ハム(名護市)、阪神タイガース(宜野座村)、横浜ベイスターズ(宜野湾市)、広島東洋カープ(沖縄市)、東京ヤクルトスワローズ(浦添市)がキャンプを張り、選手らはランニングやストレッチで体を動かした。
 千葉ロッテマリーンズは初の石垣島キャンプをスタートさせた。
 東北楽天ゴールデンイーグルスは久米島町で、オリックスバファローズは宮古島市でシーズン開幕に向けて動き始めた。
 このほか、セ覇者の巨人、ソフトバンク、西武が宮崎でキャンプを開始した。
 オープン戦は23日から始まり、県内では24日の横浜―千葉ロッテ(宜野湾)、3月1日の日本ハム―横浜(名護)、東京ヤクルト―中日(浦添)、同2日の中日―日本ハム(北谷)、横浜―東京ヤクルト(宜野湾)の5試合が予定されている。

(琉球新報 2/1 16:01)

                       ◇

沖縄には「悪魔の島」と「癒しの島」という両極端の呼称がある。

「悪魔の島」で心身共にブラッシュアップのトレーニングが出来るとは思わないのだが、

セパ両リーグの優勝チーム中日、日本ハムを初め12球団中の9球団が沖縄でキャンプを張るという。

気温が日本一温暖だからキャンプを張る球団が多いのはうなずけるが、以前はプロ野球のキャンプ地は、日本国外や高知県でのキャンプが比較的多く、沖縄でのキャンプは話題にならなかった。

現在はほぼ全チームが沖縄県と一部宮崎県に集中しているが、中でも沖縄人気は突出している。

沖縄人気の理由は気温が温暖というだけではなく精神的にもリラックスできることだという。

最近の芸能人を中心にしたテレビによる沖縄ブームもキャンプ人気に一役買っていると思われる。

だが沖縄のイメージは伝えるメディアによって全く異なる印象を与える。

■悪魔の島か癒しの島か■
新聞とテレビで極端に違うイメージ

プロ野球キャンプで日本一人気の沖縄も、新聞メディアに言わせると全国の75%の米軍基地が集中する「基地の島」であり「悪魔の島」である。

まさか「悪魔の島」と呼ぶ人はいないという人もいるだろうが、少なくとも沖縄を悪魔の島と呼ぶ左翼グループの集会を報じる記事を見た経験はある。

大体人間が住んでいるところを「悪魔の島」呼ばわりするなんて、こんな失礼な話はないのだが、

こんな例もある。↓

地域・復帰35年 沖縄は悪魔か?

しかし左翼勢力がいくら「基地の島」とか「悪魔の島」とか針小棒大に騒ぎ立てても「民意」は正直である。

沖縄への観光客は年々増えており、県外からの移住者も全国一だと聞く。

「悪魔の島」の人口は減りこそしても増えるはずはない。

1972年沖縄が米軍占領から祖国復帰した当時、経済学者たちは、さまざまなデータを照合した後、数十年後には沖縄の人口は復帰時点の40%にまで減少する、と予測していた。

その論拠として次のことが挙げられた

①沖縄より一足早く返還された奄美大島が返還後、人口が急減して40%まで落ち込んだ。

②戦前、沖縄と同規模だった島根県や鳥取県が戦後、人口が減少した。

③沖縄には人口を支えるだけの産業がない。

④米軍基地を嫌っての人口流出。

このようにいくらでも、人口が減ってしまうことを主張する根拠があった。

実際はどのような人口の推移があったのか。

復帰時点で約95万人だった人口は2008年1月1日現在で1,375,811人 。

40%の減少どころか、

実に約45%の増加でなおも増加を続けている。

左翼勢力や偏向マスコミは「悪魔の島」をどう説明するのか。

  

2005―20年度、沖縄の潜在成長率5位  (1/30 10:01)

 日本経済研究センターがこのほどまとめた中期的な経済実力を示す「潜在成長率」の推計値で、沖縄は都道府県別の第5位となった。2005―20年度の全国平均値が年1・57%で、沖縄は2・24%。日本の総人口が減少に転じた中、人口の流入・流出に伴う労働力や生産性などの変動が成長力の差につながっており、沖縄は人口増加率の高さや若年労働力の豊富さなどで上位にランクされた。

 全国一位は住みやすさから人口が増え、製造業が集積する滋賀で2・83%。以下東京、三重、愛知と大都市圏が続く。
 沖縄の潜在成長率の高さについて同センターは「20年までの人口予測で東京以外で増加する唯一の地域。人口増加率の高さが大きな要因」(経済分析グループ)としている。
 厚生労働省の将来推計人口によると、15―20年は全国で人口が2・1%減少するが、沖縄は0・9%増加。東京は0・3%増で、20―25年に増加するのは沖縄(0・3%)だけだ。
 さらに15―64歳の生産年齢人口で、今後増加するのは05―15年の沖縄だけ。沖縄も15年以降は減少するが、高齢化が緩やかな半面、働き盛りの人口がしばらく増え続けることが潜在成長率を押し上げる。
 同センターは潜在成長率の推計と別に、実際どれだけの成長を達成できるかとの予測も地域別にまとめたが、沖縄は05―20年度で2・4%と潜在成長率を上回った。そのほか潜在成長率を上回る成長を見込むのは中部の2・4%と関東の2・2%となっている。

<ニュース用語>潜在成長率
 国内総生産(GDP)を生むのに必要な供給能力を毎年どれだけ増やせるかを示す指標。労働力、工場や機械設備などの資本、技術力など生産性の3要素を掛け合わせたもので、中期的に持続可能な経済成長の伸び率を表す。GDPは通常、個人消費や設備投資などの需要面からとらえる指標だが、潜在成長率は供給面から見た経済の実力を示す。政府は現在の日本の潜在成長率を年1%台半ばから後半とみている。

(琉球新報 1/30 10:01)

                      ◇

 ■沖縄は活気ある癒しの島■

左翼勢力がいくら「基地の島」「悪魔の島」と自虐的に騒ぎ立てても、沖縄は観光客に人気の県であり、移住希望者にも人気抜群である。

日本全体が少子高齢化で沈滞している昨今、

沖縄の潜在成長力は全国5位というから、もはや「悪魔の島の」イメージの微塵の欠片もない。

何しろ厚生労働省の将来推計人口によると、

「15―20年は全国で人口が2・1%減少するが、20―25年に増加するのは沖縄(0・3%)だけという。


 さらに15―64歳の生産年齢人口で、今後増加するのは05―15年の沖縄だけ。

沖縄の将来は単なる人口増加のみならず「生産人口の増加」も見込めるというから、日本復帰の時点で「人口が40%減少」と予測した「識者」の方々、そして現在も「悪魔の島」と叫ぶ左翼の方々は恥を知るなら、以後は宗旨変えして次のお題目を唱えて欲しい。

「沖縄は活力のある癒しの島」

 

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