🌸テロリストが「物語化」される理由3
⛳「寅さん」は、社会に接続できるアウトサイダー
☆人々には、アウトサイダーことにジレンマもあった
*無秩序なアウトサイダーヘの憧れを抱きながらも
*人々は高度成長で得た豊かさを手放す気はなかった
*人々は高度成長で得た豊かさを手放す気はなかった
*秩序を棄て去る気などは毛頭なかったのである
*人々は、アウトサイダーの人生は最終的には否定した
☆アウトサイダーたちにはカッコ良く死んでもらう
*映画を観ているあいだ、アウトサイダーの人生に肩入れして没頭
*最後に彼らに死んでもらうことで
*映画を見終えたら安心して日常に戻ることができた
☆48作もつくられた長寿シリーズ『男はつらいよ』
*寅さんは、テキヤというアウトサイダーだった
*寅さんが、長寿の映画シリーズになるためには
*悲劇的結末は避けなければならない
*寅さんは、アウトサイダーであるのと同時に
*葛飾柴又という帰ることのできる場所が用意された
*この一点で、寅さんは日本社会と接続し
*完全なアウトサイダーになることは免れた
☆菊地史彦氏は著書『「幸せ」の戦後史』
☆菊地史彦氏は著書『「幸せ」の戦後史』
*寅さんシリーズの根底は同じだ
☆アウトサイダーに憧れながらも、アウトサイダーを否定する
*豊かになり安定した生活を楽しみながら
*アウトサイダーという無秩序なはぐれ者に憧れる
*1970年代には、そういう時代感覚があった
⛳山口二矢を伝説にした傑作ノンフィクション
☆沢木氏の『テロルの決算』の傑作が生まれた
⛳山口二矢を伝説にした傑作ノンフィクション
☆沢木氏の『テロルの決算』の傑作が生まれた
*社会党委員長の浅沼稲次郎刺殺事件をテーマにした作品
*被害者の側と刺殺した17歳の右翼少年山口二矢の双方
*フラットかつ冷静な視点で描いている
*最終章に1970年代のアウトサイダー観を象徴する描写が出てくる
*テロリスト山口二矢は、テロ犯でなく
*ヒロイックなアウトサイダーの物語へと昇華している
☆「テロを許してはならない」のが当たり前になった現代の価値観
*違和感を感じる人も多いだろう
*このようなテロリストの物語化は
*同書が書かれた時代には、おかしなものではなかった
⛳日本赤軍は、アウトサイダーそのもの
☆海外に出て、派手なテロ事件を立て続けに起こした日本赤軍
⛳日本赤軍は、アウトサイダーそのもの
☆海外に出て、派手なテロ事件を立て続けに起こした日本赤軍
☆悲劇的な映画のアウトサイダーと異なり
*重信房子氏をはじめとして多くの日本赤軍兵士たち
*現在に至るまで生き延びている
☆各国の警察から犯罪者として追われ
*日本に帰ることは許されず、日本赤軍は永遠の逃亡者となった
☆日本赤軍の「この先はない」という末期的な性格
*1970年代の日本人のアウトサイダー観に合致していた
☆70年代の古い時代感覚、現代の新聞・テレビ・年老いた知識人に
*いまだ凍結保存されている
☆70年代の古い時代感覚、現代の新聞・テレビ・年老いた知識人に
*いまだ凍結保存されている
☆安倍首相暗殺事件のテロリストを称揚し
*アウトサイダーそのものであるという文脈に落とし込むことで
*「宗教二世」=「被害者の物語」として描くという姿勢
*70年代のアウトサイダーの物語となんら変わっていない
☆この凍結保存されたメディアの価値観
*どう「解凍」していくのかがいま日本社会に求められている
*どう「解凍」していくのかがいま日本社会に求められている
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「神話」解体』
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「神話」解体』
「寅さん」「テロルの決算」「宗教二世」
(ネットより画像引用)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます