🌸科挙(壮大な無駄なシステム)5
⛳壮大な無駄
☆科挙の試験、「学校試」から「会試」まで
*試験内容はすべて『四書五経』
☆受験生たちはひたすら何十年も儒教の古書を読み続ける
*美しい詩を書く勉強をひたすらする
☆これが、実際の政治や行政に何の役に立つのか疑問だ
☆儒教とは何か?
☆儒教とは何か?
*敢えて乱暴に一言で言ってしまうと
*「上の者を敬って、社会秩序を守れ」との教え
*為政者のための社会規範のようなもの
*科挙とは、皇帝にとり都合の良い官吏を採用する試験だ
*科挙とは、皇帝にとり都合の良い官吏を採用する試験だ
*試験は、1300年の長きにわたつて行われてきた
☆科挙の試験が、中国の発展を遅らせてしまう要因の一つになった
☆科挙の試験が、中国の発展を遅らせてしまう要因の一つになった
*『四書五経』が最高の学問となり、他の学問は価値のないものになる
*明以降の中国で自然科学や数学が遅れたのは科挙のせいだ
☆科挙の歴史から見ると「壮大な無駄」です
☆科挙の歴史から見ると「壮大な無駄」です
*一握りの官吏を生み出すために
*多くの俊秀を使い捨てにしてきた
☆彼らが物理学、化学、土木技術などの道に進んでいたら
*中国社会はどれほど発展したのだろうか
☆科挙の壮大な無駄=万里の長城を思い出す
*歴代中国王朝は何千キロにもわたる長城を建設し続けた
*現実には長城は北方騎馬民族の侵入を防げず
*現実には長城は北方騎馬民族の侵入を防げず
*壮大な無駄をやり続けた
(防禦の兵がいなければ、長城などは三日もあれば壊せる)
⛳科挙の落伍者たち
☆何年も死ぬほどの勉強をしても報われなかった者たち
*多くは完全な人生の落伍者となった
☆魯迅の小説で『孔乙己』という作品
☆魯迅の小説で『孔乙己』という作品
*主人公は孔乙己と呼ばれている老人
*孔乙己は科挙の落第者だった
☆科挙の落伍者の中には単に社会の落伍者で終わらず
*犯罪者やアウトローになる者も多かった
*一番の大物が洪秀全で「太平天国の乱」を起こした
*この乱によつて失われた人命は1千万人
☆立派な官僚を生み出すためのシステムが、悲劇を生んだ
⛳日本の場合の教育
☆日本では江戸時代に寺子屋などの多くの私学があった
*庶民たちが読み書きや算盤を習う
*彼らの勉強は上の学校にいくためのものではなく
*官吏になるためのものでもない
*官吏になるためのものでもない
☆ 一般教養を学ぶため寺子屋などに通った
☆江戸時代のベストセラーに『塵劫記』いう数学の本
☆江戸時代のベストセラーに『塵劫記』いう数学の本
*ピタゴラスの定理や方程式などが記載されている
*庶民たちに売れ、 一家に一冊はあったとも言われている
*江戸の庶民は趣味と楽しみで数学を勉強していた
*もちろん、古典の勉強も好きでした
☆幕末に西洋の科学文明がどっと押し寄せてきた
☆幕末に西洋の科学文明がどっと押し寄せてきた
*多くの日本人にはまるで馴染みのないもの
*当時の日本人はあっという間に吸収し
*驚くほどのスピードでヨーロッパの科学文明に追いついた
☆その理由は庶民に、それだけの下地があったため
*幕末の頃、 2つの藩が自力で蒸気船を作り上げている
☆学問と言えば『四書五経』でしかなかった中国
☆欧米列強に領土を蚕食され、半植民地となった
☆その大きな理由の一つに「科挙」にあったと筆者は思う
(敬称略)
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⛳出典、『禁断の中国史』




科挙(壮大な無駄なシステム)5
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