🌸出雲大社の示すもの2
⛳実在した高層神殿
☆平成12年新聞各紙、出雲大社の境内から巨木3本
☆平成12年新聞各紙、出雲大社の境内から巨木3本
*金輪で束ねた直径3mの巨大な柱出土したニュースを報道した
☆縄文の巨木遺跡から弥生、古墳の高層建物への流れを伏線とし
*大和朝廷の支配下で『高さ』の巨大神殿が造られたと思われる
☆境内から、巨大神殿を支えていた中心の「心御柱」が発掘された
☆境内から、巨大神殿を支えていた中心の「心御柱」が発掘された
*心御柱は、信仰の対象である最も重要な柱
☆福山敏男博士の推断は、鮮やかに的の中心を射貫いていた
⛳最も原初的な神たち
☆『古事記』が述べる「国譲り」の経緯
⛳最も原初的な神たち
☆『古事記』が述べる「国譲り」の経緯
*大国主神は、高天原に葦原中国を譲る条件として
*使者である建御雷神につぎの要求を出した
☆大国主神は、服従の条件として
*自分に立派な宮殿を建ててくれ、と望んだのではない
*国は献上するけれども、自分たちの神を祀る神殿だけは
*国は献上するけれども、自分たちの神を祀る神殿だけは
*ちゃんと立派に守り通させてもらいたい、と望んだのだ
*その証拠は、いまも出雲大社の御本殿に、はっきり残されている
☆御祭神大国主大神の御神座の横に、御客座の五柱が祀られている
*その証拠は、いまも出雲大社の御本殿に、はっきり残されている
☆御祭神大国主大神の御神座の横に、御客座の五柱が祀られている
*出雲大社は、天照大御神が出現する遥か以前から
*最も原初的な神神への侵攻をこの国に伝えている社なのだ
☆漁掛で暮らす出雲族
*出雲族は、稲作を基盤とする高天原のように
*中央集権的で組織的な体制を持たず
*共通の信仰で結ばれた多くの部族の連合体であった
☆高天原の使者に望んで、大国主神が建てた御舎
☆高天原の使者に望んで、大国主神が建てた御舎
*おなじ信仰に連なる各部族(百八十神)にとり、メッカであった
☆出雲部族は、恐るべき知能と技能の集合体であった
*それは、完成された大神殿の威容から明らかである
☆出雲部族は、恐るべき知能と技能の集合体であった
*それは、完成された大神殿の威容から明らかである
*極めて高度の信仰と文化を持っていたものと想定される
⛳巨大な宇豆柱(うずはしら)
☆島根県立古代出雲歴史博物館の中央ロビーに展示されているのが
☆島根県立古代出雲歴史博物館の中央ロビーに展示されているのが
*「出雲大社境内遺跡出上の宇豆柱」
*一本の直径が1,35mのスギの大丸太を三本一組にした
*一本の直径が1,35mのスギの大丸太を三本一組にした
*巨大な柱の基部が、3箇所で発見された
*古くは、宇豆柱と呼ばれ、鎌倉時代の造営の柱と推定された
☆島根県立古代出雲歴史博物館、見学コースの前半の山場
*現代を代表する五人の建築学者が
☆島根県立古代出雲歴史博物館、見学コースの前半の山場
*現代を代表する五人の建築学者が
*推定復元した、縮尺50分の1の本殿模型
⛳海人族の信仰の社
☆古代の出雲大社本殿、16丈もの高さを必要とした理由
*出雲族が海人族だったから
*日本海沿岸のたくさんの部族が、メッカにあたる神殿に詣でるため
*はるばる舟でやって来ると、遠くの海上からすでに
*神殿の威容が目に映って、その神威の群を抜く高さのほどが
*すこぶる直哉に伝わってくるおもいがしたに相違ない
☆信仰心の敬虔さと、活力に浴れていた日常の暮しぶりが
*眼前に思い描ける気がする
☆本殿だけにとどまらず、境内に祀られた摂社
*御向社の正式の名は、大神大后神社
☆本殿だけにとどまらず、境内に祀られた摂社
*御向社の正式の名は、大神大后神社
(御祭神は大国主大神の嫡后須勢理毘売)
*天前社は、神魂伊能知比売神社
(御祭神は蟷員比売命、蛤貝比売命)
(大国主神に薬を塗った二柱の女神)
*筑紫社は、神魂御子神社
(御祭神は蟷員比売命、蛤貝比売命)
(大国主神に薬を塗った二柱の女神)
*筑紫社は、神魂御子神社
(御祭神は多紀理比売命)
(須佐之男命の物実から生まれた三柱の女子の長女)
(大国主神が娶った多くの妻の1人)
☆出雲大社を信奉する海人族、筑紫の宗像神社を信奉する海人族
*相当の交通や関連や共通性があったことを示めしている
⛳須佐之男命誕生の秘密
☆大国主神の先祖とされる須佐之男命
☆大国主神の先祖とされる須佐之男命
*本社瑞垣の外、荒垣の内に位置する素鵞社に祀られている
*豪壮な本殿とはまるで比較にならないくらい
*豪壮な本殿とはまるで比較にならないくらい
*陽の当たらない場所に置かれたささやかな社
☆須佐之男命、記紀神話の荒ぶる巨神とはつながらない
*原大和朝廷にたいする多くの反抗者の、数えきれないほどの悪行
☆須佐之男命、記紀神話の荒ぶる巨神とはつながらない
*原大和朝廷にたいする多くの反抗者の、数えきれないほどの悪行
*「須佐」の一語に集約され、巨大な荒ぶる神須佐之男命が形成された
*前半の悪行が後半の善行に転化されることによって
*前半の悪行が後半の善行に転化されることによって
*破壊者にして創造者、悪戯者にして文化英雄
*世界的なトリックスターが誕生するに至った
(敬称略)
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⛳出典、『「古事記」の真実』
「出雲大社高層神殿」「国譲りの経緯」「出雲族・海人族」
「須佐之男命」
(『「古事記」の真実』記事より画像引用)
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