「肺がん」を進化した分子標的薬が撃つ

🌸「肺がん」を進化した分子標的薬が撃つ

　☆「肺がん」に、ピンポイント手術も成果上げている

　☆「肺がん」に、開発の新薬治療も成果期待出来る

⛳２０年間で薬物療法は様変わり
　☆高齢化で、日本人の２人に１人がなんらかのがんを患っている

　☆男性の肺がんによる死者数は胃がんを抜いて第１位
　＊国際肺がん学会は、肺がんの５年生存率倍増にする目標を掲げた

　☆肺がんの分類
　＊約２割「小細胞肺がん」、約８割を占める「非小細胞がん」

　☆治療法

　①外科手術、放射線治療

　＊「肺がん」に対して最初にする、外科手術、放射線治療進歩が著しい

　＊検査技術が向上していることが大きな要因だ

　＊胸部ＣＴや気管支鏡を使った組織検査などを通じ

　＊小さな腫瘍でも発見出来るようになってきた

　＊小さながん細胞の正確な位置がわかることにより

　＊ピンポイントにがんの部位だけを切除する縮小手術も可能になってきた

　＊手術や放射線はあくまで早期がんに対する治療の基本だ

　➁薬物療法

　＊２０年間ほどでもっとも劇的に進化している

　＊すでに転移している進行性のがんを対象とする薬物療法

　＊がんの発症に関与している特定の遺伝子の働きを阻害する

　＊分子標的薬が数多く登場し治療成績は大きく向上した

⛳免疫チェックポイント阻害薬
　☆細胞増殖に関わる「ＥＧＦＲ遺伝子」の変異に着目した

　＊ＥＧＦＲ阻害薬、「イレッサ」、その後「タルセバ」

　＊改良された第２世代のＥＧＦＲ阻害薬が創生された

　（「ジオトリフ」「ビジンプロ」「タグリッソ」）

　☆分子標的薬

　＊免疫チェックポイント阻害薬も肺がんに対する有力な治療法

　＊人間が持っている免疫網胞

　＊体内にある異物や異常な細胞攻撃する力がある
　＊がん細胞はこの免疫細胞の機能を免れるために「ＰＤー１」等で

　＊タンパク質を通じてブレーキをかける

　＊正常細胞であるかのように振舞う

　☆ブレーキ作用を解除して

　＊免疫細胞にがん細胞を排除する働き取り戻させるのが

　＊免疫チェックポイント阻害薬である

　☆「ＰＤー１」以外に免疫チェックポイント分子が見つかっている

　＊現在では数多くの分子標的薬が生み出されている

　＊免疫チェックポイント阻害薬も治療選択肢に入ってきた
　☆新薬は、いずれも高額で、オプジーポは１年間使用すると

　＊本人３割負担でも３００万円かかる

⛳国の司令塔は曖味なままだが
　☆進行がんに対する薬物療法が発達してきた

　＊指摘されるのは、予防と早期発見がいかに重要かである

　☆肺がんは早期発見が難しいと思われているが

　＊それは、日本のがん検診制度に関わっている

　☆日本では胃がん検診は国策として行っている

　＊多くの人がバリウムを飲んで胸部Ⅹ線検査を受けている

　＊１回の検診で撮る写真は２０枚くらい
　☆肺がん検診として行われる胸部X線

　＊結核を見つけるための検査だったので１枚撮るだけ
　＊肺がん治療に、医療体制の結果が表れている

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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⛳出典、『ＴＨＥＭＩＳ４月』

「肺がん」を進化した分子標的薬が撃つ

（ネットより画像引用）