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『日本人の宗教の歴史』『最近廃れる先祖崇拝』『宗教=中国の影響』

2024年08月10日 | 宗教
🌸日本人は「無宗教」か3

⛳日本の「宗教」の概念
 ☆明治の近代化がはじまってから
 *神道と仏教は、独立した宗教として認識されるようになった
 ☆日本人の多くは、神仏分離を経ても
 *双方の宗教とかかわりをもち
 *どちらか一つを自らの信仰として選ぶことができなかった
 ☆日本人の無宗教認識が生まれる背景
 *近代化による宗教環境の変化がある
 *廃仏毀釈で、神仏習合の傾向が強い修験道系の宗教は打撃を受けた
 *代わって登場し、民衆の救済にあたったのが「新宗教」である
 ☆新宗教の信仰は元来、神仏習合の形態をもとにしたもの
 *「国家神道」の体制が築かれていくなかで神道系の体裁をとり
 *神社神道とは区別される「教派神道」として公認される
 *黒住教や天理教、金光教などがその代表である
 ☆教祖中山みきの自宅から発展した天理教教会本部の中心
 *「ぢば」は、人類発祥の地と位置づけられ
 *多くの信者がそこを訪れるようになる
 *それが、日本では珍しい宗教都市を生むことに結びついた
 ☆日本が戦争の時代に突入し、植民地建設をめざすと
 *新宗教のなかにナショナリズムの傾向を強く打ちだすものが現れる
 *大本教(当時、皇道大本とも称した)
 *皇国主義の運動として影響力をもつ

⛳都市化で廃れる葬式仏教
 ☆戦後は国家神道の体制が崩れた
 *国家の管理下の神社神道は、民間の宗教法人へと移行した
 *高度経済成長の時代が訪れると、産業構造の転換にともなって
 ☆地方の農村部から都会に出てきた中下層の人間を
 *信者として取り込むことによって新宗教が台頭する
 *価学会や立正佼成会、霊友会等が、巨大教団へと発展していった
 ☆創価学会の特徴は現世利益の実現を強く主張した
 *祖先崇拝の観念が希薄である点も特徴的である
 *創価学会の信仰は極めて都市的なもので
 *日本人全体の信仰の変容を予感させる部分をもっていた
 ☆都市では多くの人間が企業などに雇用されるようになり
 *個人にとって家のもつ意味ははるかに低下した
 *家を継承する意味がなくなり、祖先崇拝の観念は薄れていった
 *都市に住む人々の宗教生活を大きく変容させる
 *多くの国では、外来の宗教により、変容が促進される面が強いが

日本でのキリスト教の浸透と影響
 ☆キリスト教が、大きな規模に達しなかったことの意味は大きい
 *キリスト教は東洋に発する神道や仏教とは異質な宗教であり
 *もしそれが日本に広まっていたとしたら
 *その後の日本の宗教世界は現在とは違ったものになっていた
 *日本人にとって一神教の世界は遠い
 ☆仏教を生んだインドの宗教
 *直接的な影響はそれほど大きくはない
 *二元論を基本のイラン系の宗教の影響は受けていない

⛳日本で、もっとも影響を受けたのは
 ☆中国を経由して伝えられた中国仏教
 *求めたのは日本人の側であり
 *中国仏教を信仰する人々が大挙して大陸から日本に来たのでない
 *仏教は土着の神道と習合し独自の発展を示していった
 ☆儒教や道教が影響し日本人の生活に即した信仰のスタイルが
 *長い時間をかけて確立された
 ☆現在の日本人は自分たちのことを無宗教と言いつつ
 *神道と仏教が混清した神仏習合的な信仰世界に生きている
 *結婚式をキリスト教式でやる習俗は広まったものの
 *キリスト教の信仰をもつようになる人間もほとんどいない
 ☆最近の重大な変化
 *日本人の信仰の核にあると祖先祭祀が衰退
 *必然的に、葬式仏教のあり方に対する批判や
 *葬儀の簡略化、脱仏教化という方向に結びつく
 ☆日本人が宗教の世界、信仰の世界に、関心を失っていない
 *葬式仏教とは区別される仏教の教えや開祖などについての関心は高い
 *パワー・スポットとしてブームになっている場所
 *多くは伝流均な神社や仏教の霊場である
 *宗教への関心が個人化したことが示されている
 ☆家を基盤とした伝統的な信仰は崩れ
 *新宗教も社会運動としては沈静化し
 *活動は保守的なものになってきた
 ☆信仰の個人化は、先進国に共通した現象である
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『世界の宗教がざっくりわかる』





『日本人の宗教の歴史』『最近廃れる先祖崇拝』『宗教=中国の影響』
(ネットより画像引用)

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