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がん免疫療法2(免疫抑制機構の応用)

2020年04月19日 | 医療
がん細胞は、人の免疫抑制機構を逆手にとる

 ☆一部のがん細胞は、がん免疫(がん細胞を排除する)を抑制する
 ☆獲得免疫機構には、免疫反応の暴走を食い止めるためのしくみがある
 ☆免疫反応はでは、病原体など非自已の侵入を感知する
 *非自己の病原体を排除するが、自己と非自己の判別は完全でない
 *理由として、リンパ球が自己の細胞を攻撃する危険をはらんでいるから
 *免疫系の暴走にブレーキをかける細胞や分子が存在する
 ☆結果として、免疫抑制機構が働かなくなる
 *自己を攻撃するリンパ球の数が増えて、自己の体成分を破壊する
 *関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などの病気
 ☆がん細胞は、「がん免疫」を無効化させていることがわかってきた

人のがん細胞には獲得免疫を抑制する機構もある
 ☆制御性T細胞
 *Tリンパ球の一種で、免疫反応にブレーキをかける役割を持っている
 *この細胞はIL‐10などの抑制性サイトカインを作る
 *ヘルパーTリンパ球が、抗原提示細胞と相互作用するのを邪魔する
 *主にTリンパ球の働きにブレーキをかけ、Tリンパ球の働きが弱くなる
 *抗体を作るBリンパ球は、Tリンパ球からのヘルプが必要である
 *結果、Bリンパ球の働きが止まり、免疫反応全体がおさまる
 ☆がんができると、制御性T細胞の数が増え、がんに対する免疫を抑制する
補助刺激分子&免疫チェックポイント分子
 ☆Tリンパ球が、樹状細胞からの抗原提示を受けて増殖する際
 ☆Tリンパ球上の抗原レセプター
 *MHC分子を介し提示される抗原ペプチドと結合する
 (CD4又はCD8分子が樹状細胞上のMHC分子と結合することが必要)
 ☆Tリンパ球が抗原提示細胞と結合
 *Tリンパ球内に「補助シグナル」という特殊な刺激が入ることが必要
 *「補助シグナル」多くの種類があり、細胞膜の上に存在するタンパク質である
 ☆抗原を提示する樹状細胞
 *未熟なうちは補助刺激分子をあまり持っていないが、刺激を受けて成熟すると
 *2種類の補助刺激分子を細胞膜上に多数持つ
 ☆Tリンパ球の膜上に、分子に結合できるCD28という補助刺激分子が存在してる
 *Tリンパ球が抗原を提示する樹状細胞と出会うと
 *樹状細胞からの「MHC+抗原」提示によるシグナルが入る
 *Tリンパ球上のCD28が樹状細胞上の2種類に結合する
 *Tリンパ球内に補助シグナルが入り、Tリンパ球が増殖する
 ☆抗原によるシグナル(シグナル1)と補助刺激分子によるシグナル(シグナル2)
 ☆両方のシグナルが入ったときに、Tリンパ球の増殖が始まる
 ☆シグナル2が入らないと、Tリンパ球は増殖できず
アナジー(無反応)とは
 ☆抗原に再び出会っても反応しないようになる
 ☆CD28という補助刺激分子は、Tリンパ球の反応性を強める役割を持っている
 ☆補助刺激分子(CTLA-4やPD-1等)は、Tリンパ球の反応を抑制する
 ☆細胞膜上に存在し、相手の分子と結合し、Tリンパ球に「負のシグナル」を送る
 ☆CTLAー4、PDー1は、がん患者のTリンパ球で発現が増えている
 ☆がんそのものが免疫にブレーキをかける
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『免疫力を強くする』




がん免疫療法2(免疫抑制機構の応用)
(『免疫力を強くする』記事より画像)



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