ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

無策

2008-11-13 09:57:00 | 時事(国内)
政府による定額給付金が迷走を続けているが、詳細は結局、
地方に丸投げするような形となったらしい。
そもそもこの定額給付金、かつての地域振興券を思い起こさせる
どうしようもない政策で、やはり自民と公明党の選挙対策以外の
何ものでもないだろう。

全体ではすさまじい額とは言え、一人一人には僅かな金額。
お金をもらったところで、元々使うはずだった分を貯金に
回す程度ではないだろうか?

またこの所得制限、上限が1800万円以上等といわれているが、
中身は各自治体の判断などと非常に曖昧で、自治体の窓口を大混乱の
恐怖に貶めるようなことにも成りかねず、例えば30万人クラスの都市で、
窓口に1日に1万人ぐらい来るだけでも悲惨なことになりそうである。

身分確認はどうするか、免許証も保険証もない人はどうするのか、
本当に同じ人には手渡していないかなど、身分確認にも時間がかかるし、
「…の代理だ」と強引に主張する人も出てくるかもしれない。
委任状があっても、本物かどうか確認するのも一苦労である。
政府が余計なことを思いつけば、矢面に立たされるのは地方自治体である。
問い合わせも殺到するし、給付でミスすればマスコミから散々叩かれる
だろう。

おそらく、何の景気刺激にもならず、しかも消費税の増税が先に
待っているこの無策、誰も本気で止めないのだろうか?
とは言っても、民主党は更なるバラマキを選挙後に計画しているので、
ますます地方自治体の窓口は大変なことになり、そんなことよりも、
将来的に次世代の人々に膨大な借金を残してくれそうである。

ちなみに、そんなにお金をバラマキたいのであれば、旅行券という形が
良いのではないだろうか?JRや航空会社を優遇するのかとの批判も
出そうだが、マイカー利用の方々もいるだろうし、食事もするし土産も
買うしと、地方にお金が落ちることにはなるだろう。

まあ、このような案はともかく、国の借金が莫大なのに、借金を
重ねて現金支給で景気対策などという、愚かな政策はほんとうに
無策に等しい。ぜひしっかり収支のバランスを考えていただきたい。




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