出勤前に一杯のホットコーヒー。
朝を制すものは仕事をも制すというが、特に寒い日には欠かせない
アイテムの一つである。とは言っても私は年中朝食抜きのコーヒー派
である。それが健康に良くないのは周知の通りだが、長年の習慣
からは、なかなか脱却できないでいる。
そして近頃、そんなコーヒーの味にこだわる人が増えているそうだ。
不況で消費に陰りが見え始める中、サイフォンやドリップ式など、
本格コーヒーの売り上げはむしろ数十%ほど増えているという。
高価なエスプレッソマシンを購入したり、少し高めのカフェに
足を運んだり、特に有機コーヒーは人気だそうである。
不景気ながらも少しの贅沢を味わいたいとの、切ない心理の表れだろうか…?
切ないと言えば、昨夜、昨年の今頃、公開された映画、「ALLWAYS、
続・3丁目の夕日」をテレビでやっていたので観てしまった。昨年、劇場でも
観たのだが、何度観ても感動の作品である。時代は日本がまだ、高度経済
成長期に入る少し手前の頃の話だ。
この時代の人々のささやかな贅沢と言えば、何だっただろう…?
映画の中に出てくる食卓の場面では、豚肉のスキヤキやコロッケ、
イモの煮物、シュークリームなどが登場する。
今やお寿司もスキヤキも鰻でさえ「ご馳走」と呼ばれるものでは
無くなってしまった。それだけ豊かになったという証拠だが、その反面、
日常の暮らしの中で、小さ贅沢やささやかな幸せを感じることが少なく
なったような気がしてならない。
もちろん人によって感じ方は様々だし、一概には言えないが、一般的に
これだけ物が溢れる世の中になると、幸せを物によって感じることが
できなくなっていくのも必然のことなのかもしれない…。
私自身が毎日飲むコーヒーは、500g、680円ほどの普通のものだが、
時々、休みの日用にちょっと良いコーヒー豆を買うことがある。
私にとってのささやかな贅沢だが、案外、こんなことでも小さな幸せを
感じるものである。
余談だが、いつの日か、近所にあるコーヒー豆屋の100グラムおよそ
2,000円ほどのブルーマウンテンを飲んでみたいと思っているのだが、
未だ果たせずにいる。
昨年だったか、一度タイで、ある程度まともなコーヒー屋さんを見つけ、
その中に100グラム日本円でおよそ1000円ほどのブルーマウンテンの
豆を見つけた。少し疑ってもみたのだが、その価格ゆえ、「タイでは
日本の半額程度なのかも…」と思い直し、挽いてもらって購入してみた。
そして帰国後すぐに、飲んでみたが、なんだかあまり美味しくない。
こんな味なら普段飲んでいるほうが、よほど美味しいのである。
もしかしたら偽物だったのかもしれないが、なにせ本物を知らない
のだから、比較のしようがない。値段が高いから美味しいというもの
でもないと思うのだが、どなたか、本物のブルーマウンテンの味を
知っている方、ぜひご教授下さい。

朝を制すものは仕事をも制すというが、特に寒い日には欠かせない
アイテムの一つである。とは言っても私は年中朝食抜きのコーヒー派
である。それが健康に良くないのは周知の通りだが、長年の習慣
からは、なかなか脱却できないでいる。
そして近頃、そんなコーヒーの味にこだわる人が増えているそうだ。
不況で消費に陰りが見え始める中、サイフォンやドリップ式など、
本格コーヒーの売り上げはむしろ数十%ほど増えているという。
高価なエスプレッソマシンを購入したり、少し高めのカフェに
足を運んだり、特に有機コーヒーは人気だそうである。
不景気ながらも少しの贅沢を味わいたいとの、切ない心理の表れだろうか…?
切ないと言えば、昨夜、昨年の今頃、公開された映画、「ALLWAYS、
続・3丁目の夕日」をテレビでやっていたので観てしまった。昨年、劇場でも
観たのだが、何度観ても感動の作品である。時代は日本がまだ、高度経済
成長期に入る少し手前の頃の話だ。
この時代の人々のささやかな贅沢と言えば、何だっただろう…?
映画の中に出てくる食卓の場面では、豚肉のスキヤキやコロッケ、
イモの煮物、シュークリームなどが登場する。
今やお寿司もスキヤキも鰻でさえ「ご馳走」と呼ばれるものでは
無くなってしまった。それだけ豊かになったという証拠だが、その反面、
日常の暮らしの中で、小さ贅沢やささやかな幸せを感じることが少なく
なったような気がしてならない。
もちろん人によって感じ方は様々だし、一概には言えないが、一般的に
これだけ物が溢れる世の中になると、幸せを物によって感じることが
できなくなっていくのも必然のことなのかもしれない…。
私自身が毎日飲むコーヒーは、500g、680円ほどの普通のものだが、
時々、休みの日用にちょっと良いコーヒー豆を買うことがある。
私にとってのささやかな贅沢だが、案外、こんなことでも小さな幸せを
感じるものである。
余談だが、いつの日か、近所にあるコーヒー豆屋の100グラムおよそ
2,000円ほどのブルーマウンテンを飲んでみたいと思っているのだが、
未だ果たせずにいる。
昨年だったか、一度タイで、ある程度まともなコーヒー屋さんを見つけ、
その中に100グラム日本円でおよそ1000円ほどのブルーマウンテンの
豆を見つけた。少し疑ってもみたのだが、その価格ゆえ、「タイでは
日本の半額程度なのかも…」と思い直し、挽いてもらって購入してみた。
そして帰国後すぐに、飲んでみたが、なんだかあまり美味しくない。
こんな味なら普段飲んでいるほうが、よほど美味しいのである。
もしかしたら偽物だったのかもしれないが、なにせ本物を知らない
のだから、比較のしようがない。値段が高いから美味しいというもの
でもないと思うのだが、どなたか、本物のブルーマウンテンの味を
知っている方、ぜひご教授下さい。
