なんだか、またタイがとんでもない事になっている。
バンコクのスワンナプーム国際空港に反政府団体が
押し寄せ、何やら爆発騒ぎまで起きているようで、
昨夜から、ほぼ国内外の全便が欠航しているそうである。
多くのビジネスマンや観光客らが、空港で足止めをくらって
いるようで、想像するに空港は大混乱しているのではないだろうか?
しかし今回の場合、航空会社側にはなんら責任はないので、多くの
乗客らはなんの保障も受けられず、その点ではなんだか気の毒である。
バンコクでは数ヶ月前からこの反政府団体が首相府を占拠
し続けており、首相府の機能は旧国際空港の空きビルに移転
している。確かに首相府周辺では、バリケードなどが築かれ
一見、物騒な雰囲気が漂っているものの、街は平穏そのもので、
なんら問題はなかった。
今回も大変なのは、おそらくは騒ぎを起こしている周辺だけのことで、
他の場所では、いつもと変わらないごく普通の日常が営まれていると
思われる。もちろん今後は、どうなるのか判らないので注意は、
ある程度は必要だが…
確か1992年だったと思うが、当時軍事政権だったタイに民主化運動が
起こり、軍は民衆に向かって発砲し鎮圧しようとした。この発砲で
多くの市民が犠牲になり、バンコクは大混乱に陥ったことがある。
最終的には、王様であるプミポン国王が軍のトップと民主化のリーダーを
呼びつけて事を治めたのだが、タイという国も以前から政治の不安定さ
を抱えていたのである。
今回の件は当時とは全く状況が異なるが、反政府団体は、現在中立を保って
いる軍の介入を望んでいるようでもあり、もし再びクーデターで軍が政権を
ということにでもなれば、タクシン元首相の流れを組む現政権支持者らが
立ち上がり、そこで軍と衝突する可能性も無きにしもあらず、である。
これまで、経済の発展に伴い豊かになることに忙しかったタイの人々は、
そろそろ長期的に経済発展していくには、政治の安定が不可欠だと
いうこと気付くはずである。
頼みの王様も、いつまでもお元気なわけではないのである。
そろそろゴタゴタの後始末の仕方を覚えないと大変だろう。
将来的に、王様なき後のタイが、お隣にあるミャンマーのように
ならないことを祈るばかりである。

バンコクのスワンナプーム国際空港に反政府団体が
押し寄せ、何やら爆発騒ぎまで起きているようで、
昨夜から、ほぼ国内外の全便が欠航しているそうである。
多くのビジネスマンや観光客らが、空港で足止めをくらって
いるようで、想像するに空港は大混乱しているのではないだろうか?
しかし今回の場合、航空会社側にはなんら責任はないので、多くの
乗客らはなんの保障も受けられず、その点ではなんだか気の毒である。
バンコクでは数ヶ月前からこの反政府団体が首相府を占拠
し続けており、首相府の機能は旧国際空港の空きビルに移転
している。確かに首相府周辺では、バリケードなどが築かれ
一見、物騒な雰囲気が漂っているものの、街は平穏そのもので、
なんら問題はなかった。
今回も大変なのは、おそらくは騒ぎを起こしている周辺だけのことで、
他の場所では、いつもと変わらないごく普通の日常が営まれていると
思われる。もちろん今後は、どうなるのか判らないので注意は、
ある程度は必要だが…
確か1992年だったと思うが、当時軍事政権だったタイに民主化運動が
起こり、軍は民衆に向かって発砲し鎮圧しようとした。この発砲で
多くの市民が犠牲になり、バンコクは大混乱に陥ったことがある。
最終的には、王様であるプミポン国王が軍のトップと民主化のリーダーを
呼びつけて事を治めたのだが、タイという国も以前から政治の不安定さ
を抱えていたのである。
今回の件は当時とは全く状況が異なるが、反政府団体は、現在中立を保って
いる軍の介入を望んでいるようでもあり、もし再びクーデターで軍が政権を
ということにでもなれば、タクシン元首相の流れを組む現政権支持者らが
立ち上がり、そこで軍と衝突する可能性も無きにしもあらず、である。
これまで、経済の発展に伴い豊かになることに忙しかったタイの人々は、
そろそろ長期的に経済発展していくには、政治の安定が不可欠だと
いうこと気付くはずである。
頼みの王様も、いつまでもお元気なわけではないのである。
そろそろゴタゴタの後始末の仕方を覚えないと大変だろう。
将来的に、王様なき後のタイが、お隣にあるミャンマーのように
ならないことを祈るばかりである。
