今でもタカ長は野鳥の会の会員です。しかし、それらしい活動はほとんどしていませんから、間違いなく「不良会員」だといえます。
不良会員でも会員は会員ですから「野鳥誌」は届きます。その野鳥誌、今月はシマアオジを特集していました。
シマアオジと言えば草原の夏鳥というイメージです。
かつては、北海道では普通に見られた鳥ですが、1990年代にはいってから減少を始めたようです。
1974年~1978年での探鳥会では52地点で確認されましたが、1997年~2002年の探鳥会では15地点で確認されただけです。
その後も減少を続け、今ではサロベツ原野でしか見ることが出来ないとか?
タカ長が持っている探鳥地案内のガイドブックによると各地でシマアオジが見られることになっていますが、、
今ではその情報は完全に古い情報で、実態を反映していないということです。
タカ長もサロベツ原野に行ったことがありますが、ここでは幸か不幸か木道に近いところで繁殖しているようです。あの広大な原野のあちらこちらで繁殖しているわけではないのです。
2016年の繁殖数は5つがい以下と推定されており、国内で最も絶滅に近い鳥だと考えられています。(サロベツ・エコ・ネットワーク 長谷部 真)
このように減少しているのはいろいろな原因があるようですが、サロベツ湿原センターでも啓発活動をされています。
タカ長が行った時も撮影するときも木道に長時間滞在しないように指導されていました。
それに従ってこのような写真を撮ってすぐにその場を離れましたが、、、
大砲組は長時間ねばっているようでした。
そのシマアオジの渡りルートも詳しくは分かっていないようですが、、、、
タカ長は韓国の離島、黄海に浮かぶ於青島(オチョンド)で何羽も見ました。外煙島(ウエヨンド)でも見ています。
いずれも5月初め、渡り途中なので島に下りた時はエサ採りに忙しくて、鳥との距離はちかくなります。
疲れていて、背中をさすっても逃げないだろう、と思われるような個体を見たこともあります。
離島で探鳥される人はご存知のことですが、チョッと天気が悪くなると多くの鳥がバタバタ下りてきて、いわゆる珍重もスズメなみに見ることがあります。タカ長の経験で一番多かったのがコホオアカです。掃いて捨てるほどのコホオアカのそばを歩いても1羽も飛び立ちませんでした。
このようなことに遭遇すると、小鳥が海を渡るのは大変なことなんだと実感できます。
しかし、携帯で撮っても大きく撮れそうな珍鳥がいても、本気で撮る気にはなれませんでした。
野鳥たちは大自然の中にいてこそ野鳥です。へとへとに疲れていて、飛び立つこともままならないのはタカ長たちが追い求めているような鳥ではないような気がしたものです。
広大な草原で涼やかなさえずりをきかせてくれてこそシマアオジです。
そのシマアオジが最悪の場合は今年中に消滅する可能性がある、と聞かされては心穏やかではありません。
あのさえずりが聞かれなくなるとしたら、、、、、、
というようなことは考えたくないのですが、それが現実みたいですね。
不良会員でも会員は会員ですから「野鳥誌」は届きます。その野鳥誌、今月はシマアオジを特集していました。
シマアオジと言えば草原の夏鳥というイメージです。
かつては、北海道では普通に見られた鳥ですが、1990年代にはいってから減少を始めたようです。
1974年~1978年での探鳥会では52地点で確認されましたが、1997年~2002年の探鳥会では15地点で確認されただけです。
その後も減少を続け、今ではサロベツ原野でしか見ることが出来ないとか?
タカ長が持っている探鳥地案内のガイドブックによると各地でシマアオジが見られることになっていますが、、
今ではその情報は完全に古い情報で、実態を反映していないということです。
タカ長もサロベツ原野に行ったことがありますが、ここでは幸か不幸か木道に近いところで繁殖しているようです。あの広大な原野のあちらこちらで繁殖しているわけではないのです。
2016年の繁殖数は5つがい以下と推定されており、国内で最も絶滅に近い鳥だと考えられています。(サロベツ・エコ・ネットワーク 長谷部 真)
このように減少しているのはいろいろな原因があるようですが、サロベツ湿原センターでも啓発活動をされています。
タカ長が行った時も撮影するときも木道に長時間滞在しないように指導されていました。
それに従ってこのような写真を撮ってすぐにその場を離れましたが、、、
大砲組は長時間ねばっているようでした。
そのシマアオジの渡りルートも詳しくは分かっていないようですが、、、、
タカ長は韓国の離島、黄海に浮かぶ於青島(オチョンド)で何羽も見ました。外煙島(ウエヨンド)でも見ています。
いずれも5月初め、渡り途中なので島に下りた時はエサ採りに忙しくて、鳥との距離はちかくなります。
疲れていて、背中をさすっても逃げないだろう、と思われるような個体を見たこともあります。
離島で探鳥される人はご存知のことですが、チョッと天気が悪くなると多くの鳥がバタバタ下りてきて、いわゆる珍重もスズメなみに見ることがあります。タカ長の経験で一番多かったのがコホオアカです。掃いて捨てるほどのコホオアカのそばを歩いても1羽も飛び立ちませんでした。
このようなことに遭遇すると、小鳥が海を渡るのは大変なことなんだと実感できます。
しかし、携帯で撮っても大きく撮れそうな珍鳥がいても、本気で撮る気にはなれませんでした。
野鳥たちは大自然の中にいてこそ野鳥です。へとへとに疲れていて、飛び立つこともままならないのはタカ長たちが追い求めているような鳥ではないような気がしたものです。
広大な草原で涼やかなさえずりをきかせてくれてこそシマアオジです。
そのシマアオジが最悪の場合は今年中に消滅する可能性がある、と聞かされては心穏やかではありません。
あのさえずりが聞かれなくなるとしたら、、、、、、
というようなことは考えたくないのですが、それが現実みたいですね。