タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

裏山のハチクマは????

2008年07月30日 | タカの渡り観察
あの尾根に ハチクマ見たし、、、、、、、

 本当に暑いですね。文字通り「言うまいと 思えど今日の 暑さかな」ですね。

 さて皆さん、上の句の最後は何とされますか?俳句を勉強していないタカ長は良い言葉が見つからないので、やけくそで「残暑かな」としました。

 あの尾根に ハチクマ見たし 残暑かな



 昨年はその残暑の中を飛行練習しているらしいハチクマを何度か見ました。8月下旬のことです。その日までまだしばらくありますが、今年もハチクマの幼鳥に遭えることを楽しみに山に行ってみるつもりです。

 今年はいまのところ台風の上陸もありませんし、タカ長の裏山では繁殖に差し支えるほどの雨も降っていません。そのためにあの山のどこかで順調に成長してくれている、と信じているのですが、、、、、、、

 ピカピカの幼鳥を早く見たいものです

暑中お見舞い

2008年07月29日 | タカの渡り観察
暑中お見舞い申し上げます

この写真を撮ったときは寒かったのですが、、、、、

 本当に暑いですね。これではタカ長のお粗末な脳味噌は蒸発してしまいそうです。



 人さまにお見せするような写真ではないのですが、鳥の数で勝負の写真です。お笑い下さい。
 韓国のカンファドで撮ったアカツクシガモ。ここには約400羽いました。



 トモエガモです。夕日をバックに飛んでくれたら絵になるのですが、私の思うように飛んでくれませんでした。結構寒い思いをしてチャンスを待ったのですが、、、、、、



 中央アルプス千畳敷からの甲斐駒ケ岳(左のピラミッド型の山)です。


 これらの写真を撮るときは寒い思いをしたのですが、このような駄作では余計に暑く感じても涼しくなることは無いですね。アイアムソーリーです。

 暑い中、このブログの更新頻度も落ちてきています。ご容赦下さい。
 まもなく渡りが始まると「毎日更新」するように勤めますから、、、、、

今日の裏山

2008年07月26日 | 山歩きから
二度あることは三度ナシ

 暑さに負けないで仲間と一緒に裏山歩き。二度あることは三度あることを期待して前回と同じコースを歩きましたが、、、、、、今日はもぬけのカラの状態でした。三度目の正直?いや三度目の不正直でした。

 夏鳥の姿はまったく見られない状態で、ひとり(?)クロツグミだけがわれ関せず、マイペースでさえずっていました。

 と言うことで鳥の話題がないのでキヌガサダケのハナシです。

 

 このネットは盛りを過ぎています。ネットが一杯に膨らんでいるのを撮るのは、花の盛りを撮るのと同じように、時にはそれ以上に難しいようです。



 これはこれからネットが出てくるところだと思うのですが、このところ雨が降らなくて土壌が乾燥状態なのか、しばらく粘ってみても変化は見られませんでした。



 何らかの事情で折れたのを見つけました。タカ長が折ったのではありませんよ。間違っても誤解しないようにお願いします。

 ご覧のように中は空洞になっているのですね。初めて知りました。チョッと見には発泡スチロールのように見えますが、そのようにかさかさ乾燥したような感じではありませんでした。やわらかく弾力性に富んでいました。高級料理の食材になると聞きましたが、どのような食感なのでしょうか?

今日の観察地です

 今日も相変わらずの暑さ、陽射しも強いのですが何故かしら秋を思わせる空でした。空気も澄んでいて瀬戸内の島も遠くまで見ることが出来ました。高いところに上がれば四国の山も見えたかも分かりません。



 通称C山と窓ヶ山から向山への稜線です。間もなくあの稜線の植えにタカ柱が出来ます。



 B山の稜線には積乱雲らしい白い雲と秋を思わせる卷雲が見えます。



 いまは誰もいない観察地ですが、あと40日もすれば頭にキの字がついた人たちが集まってきます。

 今年はどのようなドラマが待っているのか?試合開始、いやいや観察開始まであとしばらくです。

タカ長の山歩き

2008年07月24日 | タカの渡り観察
ゆっくり歩くのもウデのうちです~その2

 山登りをされない方には信じられないかも分かりませんが、山をゆっくりと歩くことは案外難しいのです。この場合のゆっくりとはA地点からB地点までの所要時間、つまり歩く速さのことですね。この速さを決めるのは案外難しくて奥が深いので後日また書かせて頂きます。



 私がゆっくり歩くのは案外難しい、と言うことにはもう一つの側面があるのです。



 何年か前に山で知り合った同じ町内のAさんはとてもファイトのある方でした。小柄な女性ですが百名山はほとんど登ったとか、お話の内容からはそれほど登山経験のある人とは思えなくて、私はある種の不安を持って話を聞いていました。

 そのAさんはいま、膝を痛めて町を歩くにも難儀をしている、と言う話を人づてに聞いたのは最近のことです。私のある種の不安は見事に的中していたのです。



 中高年の登山ブーム、と言われ始めてかなりの時間が経過しています。百名山ブームとも重なっているようです。

 確かにいまの世の中、ヒマとカネがあれば登山を始めたその日から百名山に登ることができます。いろいろなツアーがありますから、日本の百名山はおろか海外の山だって簡単に連れて行ってもらえます。私が本気で山を歩いた頃に比べると信じられないことです。

 私が山登りを始めたころには、高山に恵まれない広島でもいきなり県北の山には連れて行ってもらえませんでしたし、また連れて行ってくれと頼めないようなある種の暗黙の了解があったように記憶しています。ステップを踏まないでいきなり山らしい山に行けないある種の了解事項が山仲間の間にはあったのです。



 しかし、今日ではカネさえ出せばその日のうちに3000m級の山を歩くことが出来ます。夏山歩きをあおるような雑誌の記事や、素人登山者を山に誘うコマーシャルが満ち溢れていますが、ステップを踏まないでいきなり高山に登るのは如何なものかと言うような考えはどこにもない、とタカ長には思えるのです。

 定年後に山にはいってこられた人は、少しでも若いときに出来るだけ多くの有名な山に登ってみたいと思われるのでしょう。その気持ちは同じ山好きとして良く分かります。しかし、ものには順序・段階があるのです。

 何でもあるいまの時代ですからその段階をゆっくり上るのは難しいのです。しかし、何度も言っているように健康のために山を歩いて体を壊したのでは何のための登山かと言うことになるのです。
 
 頭では誰でも分かっているこのあたりの事情ですが、実際に実行するのは案外難しいのでしょう。それを実行するのも登山技術の一つだとすればゆっくり歩くのもウデのうちなのです。

 ここで紹介したAさんの例はいまの中高年登山ブームが持つ危険な一面が現れた典型的な例だと言えそうです。



 この写真は北アルプスの鏡池です。標高2300mの池ですが水面は文字通り鏡のようになっています。地上の木の枝先までが水面にそのまま映っていることを見れば、その水面の不思議さがお分かり頂けることでしょう。

 ここで紹介したように高い山に行けば、私たちの身の回りの低山では見ることの出来ない風景や花に遭うことが出来ます。そのような世界に一刻も早く身を置きたい気持ちは良く分かりますが、しかし、モノには順番があるのです。

 ゆっくり歩くのもウデのうちなのです。



山口県の長門峡

2008年07月23日 | 山歩きから
渓流に涼風を求めて行ったのですが、、、、、

 今日のタカ長は夏休み?(いやぁ毎日が夏休みです)

 仲間と山口県の長門峡に行きました。私にとっては半世紀ぶりの長門峡です。ですからその時の記憶はまったくなし、初めて行ったのと同じことです。



 小さな渓谷なのですが思いのほか緑も多くて結構楽しめました。遊歩道も整備されているので気楽に歩けるのです



 渓谷の中には岩壁もあったり、、、、



 淵もあったり、、、、、、



 瀬もあったりで6.4kmを歩くのも苦にはなりませんでした。

 しかし、本当はほとんど風がなくて暑かったのです。渓谷沿いの木陰で弁当を食べれば寒さを感じるような風を期待していたのですが、、、、、それだけが心残りです。

 帰り道島根県境の願成就温泉に入って汗を流しました。この温泉、願が成就するとは縁起の良い名前の温泉ですね。
 最初に入れば願いが叶っていたかもわかりませんが、しかし、この時期少々風が吹いても汗をかくことには違いないので、やはり最後に温泉で汗を流すのが正解のようです。

 家に帰ったらひどい暑さ、暑い暑いと言っても渓谷歩きのほうがはるかに涼しいですね。やっぱり暑さに負けないでアウトドアーに出るようにしましょう。

タカ長の山登り

2008年07月22日 | 山歩きから
ゆっくり歩くのも技術(ウデ)のうちです

 昨日のタカ長ブログ、アクセスして下さった人が若干多かったようです。山歩きに関心のある人が多いのか、それともメタボリックシンドロームに関心が集まっているのか?
 その答えはタカ長には分からないのですが、タカの渡りまではまだ時間があるので私の山の歩き方を紹介します。



 ここに写っているのは全員タカ長のグループです。足元の花に目をやっている人もいますし、あまり関心のない人はかなり先を歩いています。あまり良い歩き方ではないのでしょうが、ほとんどの場合はこれを許しています。
 しかし、リーダーのタカ長の神経は張りっぱなしで天候の急変に備えているのは当然のことです。脳天気でたずなを緩めているわけではないのです。

 いま中高年の登山が盛んです。その人たちにはそれぞれ自分の歩き方があるのですからタカ長が云々するのはおかしいのですが、大体においてその人たちの歩き方は速いのです。特に最初のワン・ピッチが速いのです。

 最初速く飛び出すからその付けが後に出て最後にきつい思いをする。そのパターンが多いのです。とは言ってもゆっくり歩くのも意外と難しいのです。ゆっくり歩くのもウデのうち。誰でも出来ることではないのです。



 中高年が山を歩くのはほとんどの場合のはずです。今更ヒマラヤの高峰に登ることを目指して日本の山を歩いている人はほとんど皆無のはずです。

 健康のために歩くのならそのような歩き方がある、と言うのがタカ長の考え。昨日も書いたように、健康目的で山に行って体を壊して帰るのでは何のための山登りかと言うことになります。





 雨模様の天気でも足元にはこのような花が咲いているのです。その花に視線を送ることの出来ないのは何かが欠けている、とタカ長は感じています。

 くどいようですがゆっくり歩くのもウデのうちなのです。そのためには経験者の同行が必要条件、高い山に行くときなどは絶対条件になると思っています。



 タカ長はメンバーをかなりフリーに歩かせていますが、しかし、このように条件が悪くなったときは「黙って足元に集中して歩け」と言う命令を出します。そのとき私のメンバーはリーダーの指示を絶対的なものとして受け止め、リーダーの指示に従ってくれます。

 だからこそ許されるときは最大限自由にしているのです。
 
 リーダーの指示に従えないメンバー、リーダーシップが発揮できないグループを自由にさせることはありえないこと、山は多数決の世界ではないことを指導した上での自由なのです。そのことが出来ないと問題のグループになります。

その最初の出発点は押えておかないといけないのです

 安全に「健康のための山歩き」を楽しむために、、、、、、

元気のひけつ

2008年07月21日 | 山歩きから
登山はエアロビクスの最高峰

 この記事は朝日新聞7月20日の日曜版に紹介されていたものにタカ長の思いを書き加えて作成しています。



 世の中あげて「メタボ、メタボ」の大合唱ですね。男性は腹回りが85cm以上になった要注意、と言われるあれです。内臓脂肪症候群。タカ長など何の根拠もなく「チョッと騒ぎすぎでは??」と思っているのですが、、、、、。

 ともあれこの飽食の時代、腹回りを気にしている人も多いはずです。そのメタボ対策に登山が有効と言うのが今回の朝日新聞の記事なのです。

 黒部市民病院の高桜英輔・高所医学研究所長らは、肥満で軽い糖尿病の人20名に2泊3日立山・室道平(標高2450m)で過してもらいました。すると、安静時も運動時もエネルギー消費が平地より8.3%高まった。この傾向は太った人に顕著だったそうです。血液を調べてみると、脂肪の分解に重要な役割を果たすホルモンが増えていた。血糖値が下がりやすくなるなど、高桜所長は「メタボ改善に有効なことが分かりました」



 登山と言うと特別な人が行うもの、と思われるかも分かりませんが、今回高桜所長らが調査された立山・室道平まではバスで行けますから歩く必要はまったくありません。
 上の写真は中央アルプスの千畳敷カール(標高2600m)ですが、ここまでロープウェイで行くことができます。

 健康のために山に行って怪我や事故を起こしては何のための山か、と言うことになるので慎重な行動が望まれることはもちろんです。出来れば経験者に同行してもらって山歩きをするのが望ましいことは言をまちません。



 上記の例のように高所で生活してメタボ対策とするには西日本で生活している人は条件的には不利になりますが、標高の高いところを歩くことだけがメタボ対策ではないのです。

 登山はウォーキングや水泳など他の運動に比べて「飛びぬけて優れている」と言われるのは山本正嘉鹿屋体育大学教授(運動生理学)

 他の運動ではこなしにくい運動量を、長い時間楽しみながら出来る、と言うのがその理由です。その観点に立てば高い山を歩くことだけがメタボ対策になるのではないとことはどなたでもご理解頂けるはずです。
 近郊のこのような山を荷物を背負って歩けば、知らず知らずのうちに体に負荷をかけながら運動しているのですから効果が期待できることはお分かり頂けますね。

 厚生労働省は、生活習慣病予防に必要な運動の量を体重に関係なく示す単位「セクササイズ」を定めています。
 それによるとメタボリックシンドロームを防ぐには1週間に23単位必要とされています。

 速歩は1時間で4単位
 4時間のハイキングは24単位
 1~2kgの荷物を背負っての4時間の登山は30単位

 このように毎日1時間の速歩を6日間続けるより、週末に1~2kgの荷物を背負って4時間山を歩くほうが単位が稼げると言うことになります。



 とは言ってもやたら山に登れば良いわけではありません。山本教授は「運動は薬と同じ。どちらも適量が重要です」と強調されています。
 急に始めると、膝などの関節を痛め、筋肉痛になる。転倒、滑落事故が目立つのも中高年の登山者。

 そこで山本教授が提案しているのが、安全で適度な運動の目安になる「運動処方」の導入。それぞれの体力、経験にあった登山が出来るシステムづくりです。

 しかし、このシステムが今すぐ機能しているわけではないので、とりあえずは自分の体と相談しながら、経験者とともに歩くのが次善の策になると思います。

 タカ長は多少の登山経験を持っていますが、その経験から言うと前述のように「急に始めると膝などの関節を痛めるから段階を追って」と言う言葉では誰もがわかっていることを実際に山で行うのは意外に難しいのです。その面だけでも経験者の同行が必要だと言えます。(もっともそのあたりを指導できない経験者も多いのですが、、、、、)

 ともあれタカを見るにも、その他の趣味に興ずるにも健康な体があってこそ。腹の周りが気になりだした人はとにかく一度山を歩いてみられては?

 山は良いですよ。

こりゃぁ駄目だぁ、、、、、、、

2008年07月19日 | バードウォッチング
頭頂部の白い小鳥っていませんよね

 このところタカ長の視力は落ちる一方のようです。

 先日裏山を歩いていたら杉の木がいっぱいの沢筋の、その沢床の石ノ上にいるヒヨドリ大のグレーぽい鳥を見つけたのです。その鳥を見た瞬間の第一印象はマミジロ。

 ところが沢床をチョコチョコ動き回っている鳥の頭の天辺がタカ長の目には白く見えるのです。どうなっているの?頭の天辺が白い小鳥などいませんよね。

 そうでなくても薄暗い杉林の下、天気も曇ですから沢床はかなり暗いのです。だから、その鳥の小さな動きが8倍の双眼鏡ではよく見えなくて、そのように思えるのでしょうか。情けないかなタカ長の目。

 場所は違うのですが夏鳥シーズンの初め頃、この山で「キョロンチー」と言う特徴ある声を何日か聞いたことがあるので、マミジロがいてもおかしくないのでしょうが、それにしても「マミジロがこの山に????」と言う思いが心のどこかにあるのです。だってこれまで県内でマミジロを見たのは臥竜山だけですから、、、、

 でもあれは確かにマミジロに違いないのです。他に似たような鳥もいませんし、いくら情けない目とは言え何も無いものが白くは見えないはずですから。

 とは言っても白と黒の鳥が自信を持って識別できないとは、、、、。この調子ではハイタカ属の識別ではなくトビとハチクマの識別が怪しくなる????

 あぁ、こりゃぁ駄目だぁ。

 今秋タカ長観察地においでの皆さま、しっかりフォローして下さいね。

キヌガサダケdeチン

2008年07月18日 | 山歩きから
本当はサンコウチョウdeチン(沈)しました

 暑さに負けず今日も山を歩きました。

 山道はいつになく静かだったのですが、、、、、あるところに来ると突然にぎやかになりました。夏鳥たちが越冬地に向けての旅立ちの相談をしていたのでしょうか?

「今年は例年通りに出発しますか、ホイホイホイ」
「うちは例年通りで良いですよ、ホイホイホイ」
「チョッと待って下さいよ。うちには小さい子がいるのですから、ホイホイホイ」
「アッ、子どもが腹をすかしたようですからチョッと失礼しますよ、ホイホイホイ」

 と言うような状態だったのでしょう。その一角だけは賑やかなのです。
 細い横枝に止まっているヒナは先日よりは鳥らしくなって、チョッと見にはコサメビタキの雰囲気、頬から頭にかけてほんのりと赤褐色に染まっているように見えます。

 大人たち(?)あちらでホイホイホイ、こちらでギィギィ、時には3羽が追っかけあいを始めたりして、お父さんがいくら美声でホイホイホイと語りかけても誰も耳を貸さない状態でした。

 一体何羽集まっていたのでしょうか?
 杉の枝影をチョコチョコ飛び回っていたり、奥のほうに飛んでいったり、私たちの頭の上のほうに飛んできたり、林床部の草原の上で虫を追ってみたり、、、、、

 収拾がつかない状態なので何羽かは数えられないのです。5~6羽なのか10羽以上いるのか、タカ長の頭も収拾がつかなくなって何羽か分からなくなりました。

 この一帯はサンコウチョウだけではなかったのです。オオルリ親子もいました。ミソサザイやヤマガラなどはわれ関せず、の状態です。(彼らは渡りをしないのだから今日の議題にはまったく興味がなかったのでしょう)

 今日タカ長たちは山歩きをしていたのです。しかし、夏鳥たちが大騒ぎをしているところに遭遇してしまったので一歩も進むことが出来なくなってチン。文字通り沈んでしまいました。



 その証拠写真にはなりませんが、今日もキヌガサダケを見つけました。

 暑さに食傷気味のこの頃ですがやっと暑中見舞いを書く時期が来た段階なのです。そのあとに嫌な残暑が続いてその後やっとハチクマの季節になるのです。
 日数的には50日程度ですが、、、、その日のつらいこと、、、、、、

 などと言わないでフィールドに出ましょう。出たからと言ってドラマが始まる保障はありませんが、出ないことには何も起こりませんから、、、、、。

韓国の油流出事故

2008年07月17日 | 韓国情報
韓国でも油流出事故がありました

 テレビ報道されたのでご存知の方も多いと思います。

 2007年12月7日、韓国忠清南道テアン郡の沖合いでタンカーと海上クレーンが衝突、8000トン以上の原油が流出すると言う事故が発生しました。



 

 これらの写真はキム・ソンヒョン研究員からの私信に貼り付けられていたものです。これを見るだけでひどい状況だったことが分かります。

 韓国ではこの事故のことを忘れないために、油流出事故の様子を展示する大きな展示館を建設することになったようです。そのためにキム・ソンヒョン研究員ら7名が、日本でも同様の事故があった福井県を視察するとともに、災害の様子を展示した施設として阪神淡路大震災の様子を展示している神戸市の「人と防災未来センター」なども訪れるそうです。

 韓国ではいま立派の環境教育施設と言える箱物が次々と建設されています。今年の10月に慶尚南道の昌原(チャンウォン)市でラムサール条約締結国会議が行われることを意識して建設されているのかも分かりませんが、とにかく立派なものが出来ています。これはその一例です。



 韓国南部、釜山広域市を流れるナクトンガンの中洲に建設された「ナクトンガン河口エコセンター」です。日本ではチョッと見ないような立派なものです。



 詳細はまたの機会に紹介することとして、展示の一部をお見せします。

 これはエコセンターの建物の高さを一杯に使った立体的な展示で水中(下)には魚が泳ぎ、水面には芦原があり水鳥も泳いでいる。空にはカモメなどが飛んでいるさまを立体的に展示しているものです。

 今回の展示館建設もこれら環境教育施設づくりの延長線上に考えられてのことだと思います。まだ計画立案の段階ですから、いつどのようなものが出来るのかは不明ですが、タカ長としては立派なものが出来上がることを期待しています。


 記憶されている人も多いでしょうが、日本でも大きな油流出事故がありました。

 1997年1月2日島根県隠島沖でC重油約19000キロリットルを積んだロシア船籍のナホトカ号が破損事故を起こし6240キロリットルが流出した事故です。流出した重油は福井県三国町海岸に流れ着き、沿岸一帯に大きな被害を出したことはご存知の通りです。

 地元の三国町に問い合わせましたが現地には記念碑が建っているだけで、展示館のような施設はないそうです。

 この面でも韓国に差をつけられたようでチョッピリ寂しい思いをしたタカ長です。