タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~3月31日

2008年03月31日 | タカの渡り観察
サクラを見たかったのですが、、、、、

 私たちの団地のサクラは咲き始めました。例年最初に咲くサクラは8分咲きの状態になりました。
 その団地から標高差100mくらい高いところにある観察地のサクラはまだ咲いていません。





 ご覧のようにあと一息で開花宣言できそうですが、タカ長がベトナムに行く前に観察地のサクラを見ることが出来ませんでした。帰国する頃は葉桜になっているはずですから、今年のサクラはトビ吉おじさんたちに任せることにします。

3月31日   晴

  観察者    タカ長 トビ吉
  観察時間   10:00-15:00

    ハイタカSP   西向き  1

 まったく飛ばなくなりました。以上がすべてです。

 せめて1羽でもノスリを見て出発したかったのですが駄目でした。

 明日以降のブログの更新も出来ません。その代わり帰国したら土産話を紹介できるはずです。それまでしばらくご無沙汰しますが、このブログをお忘れないようお願いいたします。

今日の観察~3月29日

2008年03月29日 | タカの渡り観察
渡らなくても幸せですよ

 負け惜しみみたいですが、渡らなくても好天の下で好きなタカの話をしておれば幸せなものです。渡り不明のタカも出なくて静かなものです。これほど静かだとゆっくりと雑談を楽しめば良いではないですか。もうみんな達観しています。

3月29日   晴

  観察者   タカ長 トビ吉 カンヌシ ほか
  観察時間  8:30-16:00

    ノスリ       2
    ハイタカ 西向き 1

  一人1羽になりませんでした。それでも観察地にとどまるのですから皆さんよほど暇なのですね。(失礼)

制空権を握られた?

 今日はやけにカラスが目につきました。それもこの観察地のドル箱ルートに多く現れました。まさしく制空権をのっとられた状態です。

 カラスがいると面倒だからノスリがコースを変えたのだろう。暇に任せてそのような雑談をしながら日向ぼっこをしていました。どうせ判らないことばかりの鳥の世界のことですから、この程度の雑談はお許しください。

 それにしてももう渡らないのでしょうか?
 日本が駄目ならベトナムへ行ってきます。本当に。

今日の観察~3月28日

2008年03月28日 | タカの渡り観察
ノスリの渡りは終わり??????

 今日の観察、久しぶりにトビ吉おじさんが参加して、おまけに空の状態も良くてチョッとは期待したのですが、ノスリの渡りは観察できませんでした。3月20日頃の渡りが夢のようです。
 ノスリの渡りが終わったのかどうか?観察データの乏しいタカ長には何とも言えませんが、心情的にはもっと渡って欲しいと思っています。

3月28日  晴

  観察者   タカ長 トビ吉 ほか
  観察時間  8:30-15:00

    ハイタカ     西向き 2
    ハイタカSP   西向き 1

 以上がすべてです。

ベトナム行きの準備が急ピッチです

 このところのタカ長、4月1日からのベトナム行きの準備に追われてこのブログの更新もままならぬ状態です。いくらサンデー毎日の身とは言え町内会の関係やら同好会の関係などの野暮用(と言ったら失礼かも分かりませんが)もあり、その上ベトナムでのシンポジュームの会場に掲示するものの作成など、狭い意味の旅行準備+アルファがあるのです。

 そのためにこのブログの更新ができないことがありますがご容赦ください。

 その代わりベトナムから帰国したら土産話をアップすることが出来るはずです。楽しみにしていて下さい。

今日の観察~3月25日

2008年03月25日 | タカの渡り観察
飛ばないのか?見えないのか?

 今日の観察地、快晴なのか白い雲があるのか分からないほどボーっとかすんで視界不良でした。いつもは見える山もほとんど見えない状態でした。



 このような状態ですから見えなかったのか、渡らなかったのかよく分かりません。ぼんやりと見えたのはカラスとトビ、近くではっきり見えたのはツバメくらいです。

3月25日   晴のち曇 

  観察者    佐伯運動公園
  観察時間   9:30-14:00

    ノスリ      1

 以上が渡りのすべてです。

 在庫切れなのでしょうか?在庫の補給はあるのでしょうか?気になるタカ長です。

今日の観察~3月24日

2008年03月24日 | タカの渡り観察
天気は回復しましたが、、、、

 昨日から降った雨も上がり朝は晴れ上がりましたが、観察地に着くと厚い雲に覆われ、その雲が昼前まで取れませんでした。





 観察地のサクラもご覧のように少しだけ赤みがかかってきたようです。タカ長の団地の、例年一番早く咲く木には一輪、二輪咲き始めました。明日が開花宣言になりそうです。

3月24日  曇のち晴

  観察者   タカ長ひとり
  観察時間  8:15-14:45

    ノスリ          6
    ハイタカ    西向き  1
    ハイタカSP  西向き 1

  朝早い時間にハイタカが出たのは予想外でしたが、その後は昼前まで何も飛びませんでした。あきらめかけたら12時台にノスリが6羽でてほっと一息。山には厚い雲が残っていましたが、3羽のノスリは驚くほど高度を上げ(おそらく400m以上)頭の上を流れていきました。

こんな所でノスリノ渡り(?)が、、、、、

2008年03月22日 | タカの渡り観察
こんな所でノスリの渡り(?)を見ました

 今日のタカ長は山歩き。行き先は山口県徳山の沖にある大津島。この山にある鬣山(たてがみやま)と大津山(砲台山)を歩き、人間魚雷「回天」の戦争遺跡を見学することが目的でした。



 徳山駅前の港から船で20分、馬島港で下りると菜の花が迎えてくれます。海の特別攻撃隊「回天」が南の戦場に向けて死の旅に出た出撃基地は今もその面影を残しています。



 鬣山(163m)の中腹のサクラは咲き始めていました。向こうの海は周防灘で、その先が国東半島の方向です。ノスリはこの写真の左にあるもう少し高い山の上から現れて北方向へ流れていきました。



渡りの話です

 さて渡りの話です。馬島港を下りて最初に鬣山に登りました。近くではたくさんのトビが飛んでいました。山頂直前、そのトビに混じって帆翔して山の向こうに消えたのは確かにノスリ。そして頂上で休んでいると山頂の南側から2羽のノスリが現れました。そしてまたノスリ。頂上の上20mくらいを飛ぶもの、東側を目線より低く飛ぶノスリなど、頂上で5羽が北方向に羽ばたきながら流れていきました。時間は10時10分。

 鬣山の北にある砲台山は視界がいまいちで、頂上で食事中も空を注視していましたが見えるのはトビばかりで、ノスリを確認することが出来ませんでした。しかし、下山を始めると1羽のノスリが北方向に流れているのに出会いました。

 山頂から下りて海岸沿いの道に出たとき、目の前の海の上を30mくらいの高度で羽ばたきながら2羽のノスリが飛んでいました。馬島港へむけて歩きながら見ると尾根の上を飛んでいるノスリもいました。馬島港に帰って南側の小さな山の上を見ていると、3羽のトビと帆翔していた1羽のノスリが私の頭の上を流れて来ました。

 以上は10時過ぎから14時過ぎまでのことです。今日見たノスリ、7回13羽の流れた方向を地図に描いてみると見事に同じ方向を向いています。南北に長い大津島を縦断する方向です。1羽2羽なら居つきのノスリかも分かりません。しかし、小さな島の南半分で13羽のノスリを見、それがみな同じ方向に流れていったのですから、これらはすべて渡り個体だと判断するほうが自然だと思えました。

 これらのノスリは何処から入ってくるのか?それは確認していません。この島の南側は周防灘の広い海しかありません。その南は大分県の国東半島です。
 私が観察したのは大津島を北方向へ流れていくノスリです。そのノスリが国東半島から渡ってきたのだと断言は出来ませんが、ノスリの飛来方向の先にある陸地は国東半島だということは地図を見れば分かります。

 国東半島から北東に上関方面に渡るノスリの存在は聞いたことがあります。今シーズンも皇座山で1羽の渡りが記録されています。
 しかし、国東半島から北に渡るタカの記録の存在を私は知りません。

 出発前、国東半島⇒上関ルートから大きく外れているのでノスリの渡りを期待しながら、正直なところはほとんどあきらめていました。しかし、間違いなく13羽のノスリが大津島の上を同じ方向に流れていったのは事実なのです。

 思わぬところでのノスリとの出会いでした。

今日の観察~3月21日

2008年03月21日 | タカの渡り観察
新記録の達成です

 昨日の強風が収まった今日は快晴。東よりの風が風力1~2程度。快晴は良いのですが、渡りの観察には最適とは言えないようです。



 観察地から見る北側の山ですが、空は360度何処を見ても一点の雲もありません。サクラの芽もこの2~3日で膨らんできたようです。

 いくら観察しにくい天気でも、渡るときは見えるのですね。と言っても視力0.4のタカ長には見落としも多いでしょうが、それでもノスリノ数はこの観察地の新記録達成となりました。

3月21日   快晴

  観察者  タカ長
  観察時間 8:15-16:00

    ノスリ          157
    ハイタカ   西向き   2
    ハイタカSP  西向き   6
    ハイタカSP  東向き  1
    トビ     東向き    2

 ノスリは11時台、12時台に多く出ました。20羽のタカ柱や、7羽が帆翔して行ったと思ったらそのあとすぐ8羽がやってきたり、低いところで帆翔しているのを見ていたらその上100m以上高いところを流れている個体がいたり、、、この時間は楽しめました。
 目の数が多かったらもっとたくさん見ることが出来たはずです。

 トビ2羽はこの観察地の王道、通称Aピークの左から流れてきて頭上を通過し、北東方向に一直線に流れていきました。おかしな動きをしたら渡りと認めないぞ、とチョッピリ意地悪な目で見送りましたが、7倍の双眼鏡の視界から消えるまで迷いなく一直線に流れて行きました。その姿を見せられると渡りと認めざるを得ません。

 タカ長は明日は観察地を留守にします。15日の再現があれば明日も数が出ることになるのですが、こればかりは保障できません。しかし、誰かが観察して頂けると嬉しいのですが、、、、、、、。
 

今日の観察~3月20日

2008年03月20日 | タカの渡り観察
風の強い一日でした

 昨日からの雨が上がっても朝は厚い雲、そして強い風。これではタカは渡らないと決めこんで、タカ長は観察前に2時間裏山を歩きました。



 林道のそばのヤシャブシは芽をふいていました。ウグイスもさえずっています。春本番まじかの観察地ですが、予想したようにこの強風の中を渡るタカは多くありませんでした。

3月20日  晴 北よりの風強し

  観察者  キョージュ タカ長 カンヌシ ほか
  観察時間 10:00~16:00

    ノスリ           4
    サシバ          1
    ハイタカ   西向き  2
    ハイタカ   東向き  1
    ハイタカSP  西向き 1

  どのタカも強風にあおられながら、ふらふらしながら渡っていきました。

  明日、風がおさまったらドカッと出る?

  そのように願いたいものです。

今日の観察~3月18日

2008年03月18日 | タカの渡り観察
今日は期待したのですが、、、、、、

 今日も渡るだろう、と期待して観察地に行くと写真のような快晴の空が広がっていました。



 この青空では見難いなぁ、と思いつつ準備を完了して10分もしないうちにこのピークの左からノスリが1羽流れてきて目の前を北東へ流れていきました。
 次の1羽はこのピークの上から頭の上に流れてきました。そしてまた1羽、9時までに3羽出たので内心喜んだのですが、、、、、、、

 それからピタリと止まってしまいました。

3月18日  晴  無風

 観察者    タカ長
 観察時間   8:15-15:00

   ノスリ         9
   ハイタカ  西向き 5
   ハイタカ  東向き 1

 14時前この山の上でハイタカが2羽帆翔しているのを見つけました。そのハイタカはぐんぐんと高度を上げた後1羽は東向き(タカ長の頭の上へ)もう1羽はあの尾根の方向へ流れていきました。

今日の観察~3月17日

2008年03月17日 | タカの渡り観察
 今日のタカ長は山登り。観察地は二位の方が助けて下さいました。有難うございます。

 3月17日  晴

  観察者    二位の方
  観察時間   10:00-14:00

    ノスリ      25
    ハイタカ  西  2

今日のタカ長は、、、、、、

 今日のタカ長は山歩きの日。渡りの最中に、と思われる人もおられるでしょうが、山を歩きながら健康な体を得てきたタカ長は山歩きを手放すことは出来ません。

 今日登ったのは中国自動車道六日市IC近くにある900m弱の山、ちゃんと下心を持った山登りです。仲間も嫌な顔をしないで付き合ってくれます。

 11時過ぎから1時間半くらい空に注意していました。一点の雲もない上空、とても見難い空でしたが、タカの渡りを観察することが出来ました。

 最初に見えたのはノスリ。寝転んで空を見つめていた仲間が見つけました。300mくらい上空を一気に流れていきました。次はカラス、いやいやカラスがタカではないことくらい知っています。カラスが2羽東からやって来て頂上上空で高度を上げているのを見ていたら、ハイタカが同じ上昇気流に乗って高度を上げ西に渡って行きました。

 ハイライトは下山間際、頂上を下り始めたら「上、上」と最後尾を歩いていた仲間が声をかけてくれました。見上げるとハイタカが2羽上空にやって来て帆翔、それを追っていたらもう一羽、、、、。
 そこでは木立が邪魔をするので再度頂上に引き返そうとしたら、すぐ近くを大きなタカが左から右へス~ゥとほとんど目線の高さをゆっくり移動していきました。あわてて双眼鏡に入れると間違いなくオオタカ、ゆっくりと山頂をまくようにして消えていきました。

 視界の良いところに引き返して寝転んで件のハイタカを追っていたら、その上はるか高いところにもハイタカが、、、、、。そのハイタカが帆翔をはじめるのを見ていたらそこに1羽、また1羽。そしてそのハイタカをまったく無視して流れていくハイタカ、、、、。3羽のハイタカがあっと言う間に8羽になりました。

 それにしてもあのハイタカたち、何処で高度を上げて流れてくるのでしょうか?あの高度を流れていくのですから、私たちが観察地で観察できるハイタカなどごく、ごく一部なのだと実感しました。

   結果は    ハイタカ  西向き  16
           ノスリ          2