タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

気になるタカ

2011年05月31日 | 山歩きから
会長が飛んだ???

 会長が飛んだ、と書きましたが、タカ長観察地には会長はいないのです。

 会長ではなく怪鳥、本当は怪鳥ではなく気になるタカです。

       

 タカ長たちは今日四国の皿が峰に登りました。気になる台風が去って空気はクリア、しまなみ海道に入る尾道あたりからも石鎚山がハッキリ見えました。

 皿が峰で昼食を終え竜神平に下りようとしたとき、仲間が「タカが飛んでいる、トビではない」と言いました。トビではないのなら見ないといけませんね。

 言われたほうを見ると確かにタカが山抜けで舞っていました。大型のタカ、重量級であることはすぐに分かりましたが、、、、、何しろ持っていたのは山用の小さな8倍の双眼鏡です。細かいところは確認できません。

 しかし、ハッキリと言えるのは翼を反らして飛んでいること。それを見ていたら仲間が「もう1羽いる」と声をかけました。

 確かに2羽いました。その2羽はだんだんと高度を上げ、空抜けになり、どちらからともなく近づいて絡み合ったり、、、その後1羽が左下に滑空して高度を下げ、、、、、そして再び帆翔しながら高度を上げてゆきます。そのようすを見ていたらいつの間にか空抜けの位置に先ほどのものと思われるタカが帆翔していて、、、、、

 ドラマは確かに見えたのですが、どう考えても写真には撮れない距離でした。30倍のフィールドスコープがあればもう少し仔細に観察できたのでしょうが、、、、、、。

 とにかく気になるタカでした。クマさんがあれほど羽根を反らして飛ぶことがあるのか???

 気になったのですぐにトリハカセに電話しました。タカ長だけではないでしょうが、気になる鳥を見つけると気持ちが珍鳥のほうに傾くものです。明らかにクマさんだと分かればトリハカセには電話しなかったでしょう。しかし、あの翼の反り具合を見て、何年か前に内黒峠で見たイヌ様を思い出して、、、、気になったので電話したわけです。

 帰りのバスの中にいるときトリハカセから再度電話がかかってきました。地図を見て、、、周りの山の様子を確かめるための電話、、、、。

 話しているうちに気持ちがおイヌ様に傾くような電話でした。

       

 竜神平。気持ちの良いところでした。天気も良いのでここで40分くらいの大休憩をしましたが、ここでは何も飛びませんでした。

 飛んだ、と言えば皿が峰の山頂に着いたとき大きなタカが左側の木の向こうに消えました。一瞬見ただけですが尾は丸尾、感じとしてはハチクマでした。もう1分早く山頂についていたら、、、、至近距離でタカが見えたものを、、、、。

 と言えば残念なことばかりのようですが、今日の山歩きは花を堪能できて、、、、、、、満足な山でした。

 それにしても気になるのはあのタカです。


韓国で見た鳥

2011年05月29日 | 韓国情報
韓国で見た鳥を紹介しますが、、、、

 今日も雨です。雨の日の鳥屋さんはタカ長だけでなく皆さん時間をもてあますのではないでしょうか?

 何はさておいても今回韓国で見た鳥を紹介することにします。
 
 と言ってもエクセルの表がうまく貼り付けられないので、このような鳥を見たのだと言うことだけ理解していただければ幸いです。

 


        和 名 4月26日 4月27日 4月28日 4月29日 4月30日 5月1日 5月2日 5月3日 5月4日
ハチクマ ○ ○ ○
アカハラダカ ○ ○
ツミ ○ ○
ハイタカ ○
サシバ ○ ○
チョウゲンボウ ○ 大川○ ○
ハヤブサ ○ ○ ○
コウライキジ ○
キジバト ○ ○ ○ ○
コノハズク H H
アオバズク H
アマツバメ ○ ○
カワセミ ○ ○
ヤツガシラ ○ ○ ○
アリスイ ○ ○
アカゲラ ○
コゲラ 大川○ ○ ○
ヒメコウテンシ ○ ○
ツバメ ○ ○ ○ ○
コシアカツバメ ○ ○ ○
イワツバメ ○
キセキレイ ○ ○ ○
シベリアツメナガセキレイ ○ ○ ○
ホオジロハクセキレイ ○ ○ ○
タイワンハクセキレイ ○ ○ ○
ビンズイ ○ ○ ○ ○ ○
タヒバリ ○
ムネアカタヒバリ ○ ○ ○
マミジロタヒバリ ○ ○
サンショウクイ ○ ○
ヒヨドリ ○ ○ ○ ○
モズ ○ ○ ○
コルリ ○ ○ ○ ○
ノゴマ ○
ルリビタキ ○ ○ ○
ジョウビタキ ○ ○ ○
ノビタキ ○ ○ ○大川
キビタキ ○
オオルリ ○
コサメビタキ ○ ○
イソヒヨドリ ○ ○ ○ ○
トラツグミ ○ ○ H
カラアカハラ ○ ○ ○
クロウタドリ ○ ○ ○
シロハラ ○ ○ ○ ○ ○
ハチジョウツグミ ○ ○
ツグミ ○ ○ ○
ヤブサメ ○ ○
チョウセンウグイス ○ ○ ○大川
ムジセッカ ○ ○ ○
キマユムシクイ ○ ○ ○大川 ○
カラフトムシクイ ○ ○ ○
センダイムシクイ ○ ○ H
ダルマエナガ 大川○ 大川○ ○ ○ ○
ハシブトガラ ○ ○
ヒガラ ○ ○ ○ ○ ○
シジュウカラ ○ ○ ○大川 ○ ○ ○ ○
ヤマガラ ○ 大川○ ○
メジロ ○
ホオジロ ○ ○
シロハラホオジロ ○ ○ ○
ホオアカ ○ ○ ○
コホオアカ ○ ○ ○
キマユホオジロ ○ ○ ○
ミヤマホオジロ ○ ○ ○ ○
シマアオジ ○ ○ ○
アオジ ○ ○ ○
アトリ ○ ○ ○
マヒワ ○ ○ ○
アカマシコ ♂○
コイカル ○ ○ ○
シメ ○ ○
ニュウナイスズメ ○ ○
スズメ 大川○ ○
ムクドリ ○
コムクドリ ○
コウライウグイス H
ミヤマカケス ○ ○
カササギ 大川○ ○ ○
ハシボソガラス ○
種合計 61種 64種
羽合計 756羽 798羽
3日間で 金 成顯氏 79種


       

 鳥のリストだけでは面白くないので、今日は一緒に行った仲間が撮った写真を紹介します。鳥の名前については、、、、チョッとややこしいものは明記しないことにします。正直言うと、最近タカ長は小鳥類を真面目に見ていないので自信がないのです。

       

 ウエヨンドで一番数が多かったのはこのマヒワだと思われます。いたるところで見ることができました。マヒワは4月下旬の鳥、と言うことでしょうか?

       

 コホウアカも数多く見られました。昨年オチョンドで見た鳥と違って元気そうでした。疲れ果てている鳥を見るのは胸が痛む思いがしますが、、、、、今年はそのような鳥に逢ったのはマヒワ1羽だけです。
 小鳥たちが海を渡るのは大変なことなのでしょうが、、、、やはり小鳥たちは元気でないと、、、、、。元気に飛び回ってこそ小鳥類です。

       

 シマアオジも複数観察しましたが、コホウアカに比べるとその数は圧倒的に少ない感じです。やはり珍鳥なのですね。

 ヤマショウビンは見ることができませんでした。野鳥調査のためにウエヨンドに来ていたキム・ソンヒョン研究員の話では、ヤマショウビンは5月の鳥だと言うことでした。

 私たちがウエヨンドを後にする頃、キム・ソンヒョン研究員が「5月の鳥にかわってきている」と話していました。私たちが大川に帰った後島は大荒れの天気になりました。その天気が回復したとき5月の鳥がやって来たかもわかりませんね。

 離島で小鳥を楽しむためには時間的に十分余裕をもっていくべきでしょう。春は海が荒れることが多いので、、、、、。と言うことは気軽に動ける個人旅行のスタイルで行くべきところだと言えそうです。



韓国探鳥旅行から

2011年05月28日 | 韓国情報
とにかく刺身の好きな国民ですね

 今日も雨。雨の日、話題が無いときは韓国情報でつなぐのがこのブログです。

 先日、大川の「雨成金」の碑を紹介しました。そこで今日も大川での話題です。

 ウエヨンドで探鳥した私たちは、天気が荒れて船が欠航しそうだと言う情報を得て、予定より早く大川に帰ってきました。釜山に帰る車が迎えに来るのは5月1日。それまでの間大川での滞在を楽しむことになります。

 4月30日は雨。海は荒れていました。ウエヨンドに行く船も欠航になっていました。

 私たちは雨でもモーテルの部屋でゴロゴロしてはいません。天気は悪くても歩き回ります。元気なものです。

 その日は大川の港のほうを歩きました。港には市場があり多くの魚、海産物が売られています。その市場めぐりを終えて昼食はウエヨンドへの船が出るターミナル近くの市場で採るつもりでした。ところがその市場の2階の食堂街はあふれるばかりの人、人、人、、、、、、。多少は韓国になれているタカ長もこの光景にはチョッと腰が引けてしまいました。今回のグループには韓国がはじめての人がいるので市場での食事はあきらめました。

 昼食は別のところで採りましたが、夕食はやはり魚を食べたい、、、、と言う話になり、、、、皆で夜の市場に行きました。

       

 市場では夕食時間でも生きた魚が売られています。そこを歩けばおばちゃんたちが売り込んでいます。

 その中から適当な店を選び、、、、刺身にしてもらうのですが、、、、、当然のことですがタカ長には韓国語が話せません。意気のいいおばちゃんを相手に交渉することなど出来ないので、、、、、そこで助っ人の登場です。

 何かの時には世話になるイ・ユンスさんに電話で事情を話し、、、、彼女を仲立ちにして交渉成立まで持ってゆくのです。

 今回もその手を使って話をまとめ、、、、、その魚屋さんが経営しているらしい店に案内されていきました。このようなシステムはプサンでもありますが、プサンのチャガルチでは干上がったような肴を目にしていますから、プサンで刺身を食べる気にならないのです。チャガルチの名誉のために言いますが、チャガルチでも刺身にされるのは大川と同じように生きた魚で、当然のことですが干上がったような魚を刺身にするわけではありません。

 と言うことでプサンで刺身を食べないのはタカ長の単なる気分の問題です。

         

 刺身にしてもらってもこの状態です。日本人のような繊細さはありませんね。

 これを食べて、、、、刺身に出来なかった部分はチゲにして出してくれます。しかし、私たちはそれでは少ないと思い海鮮鍋も注文しました。

         

 この海鮮鍋は海水浴側の店でも食べましたが、やはり漁港側の店で食べるほうな内容が良かったようです。

         

 味がよかったのは言うまでもありません。日本でも韓国でも魚は港町で食べるのが良さそうです。

 満腹になった私たちは上機嫌でモーテルのある丘に向かって歩いてゆきました。

とにかく韓国の人は刺身が好きなようです

 日本人も刺身を食べますが、、、、韓国の人はそれ以上に好きなようです。

 4月30日は土曜日。週末と言うこともあって大川の港には多くの大型バスが来ていました。ひと言で言えば「刺身ツアー」のお客さんを乗せたバスだと言えます。

 魚を買う人、海産物を買う人もいるでしょうが、その人たちだって刺身を食べることが主目的であることは間違いないようです。とにかく刺身が好きな人たちなのです。

       

 2006年9月に韓国の紅島(ホンド)に行ったときの写真です。

 ホンドの遊覧船に乗って観光していたらどこからとも鳴く小さな船がやって来て遊覧船に横付けしました。多くの人たちがその船の上に集まってきます。

        

 近づいてみると刺身屋さんの船でした。お客さんと交渉する人、魚をさばく人、現金を受け渡しする人、、、、男4名が流れ作業でお客の注文をこなし、、、

 出来上がった刺身をポリの弁当箱のような容器につめて渡していました。

 刺身を買ったお客さんはそれを肴にチンロ(焼酎)など飲みながら観光を続ける、と言うわけです。

 タカ長の偏見かも知りませんが、韓国の人は日本人以上に刺身が好きです。



今日の裏山~5月27日

2011年05月27日 | 山歩きから
山は緑に、、、、

 例年よりかなり早く梅雨に入りました。

 今日もハッキリしない天気でしたが、仲間たちと裏山を歩きました。

       

 山はすっかり緑になっていました。タカ長にとっては1ヶ月以上ご無沙汰した裏山です。変化していて当たり前ですが、、、、、

 緑が増えたのは嬉しいのですが、、、、久しぶりに山を歩くと体が重くて、重くて、、、、。

 今日から山歩きを再開するつもりでいますが、、、、、この調子では前途が思いやられます。

       

 イタヤカエデの夏姿。緑が深くなりました。こうしてみると緑深い深山の雰囲気がありますね。

       

 山の花も夏の花。これはギンランで良いのですか?白い花は写真的には好きではないのですが、、、、、

       

 と言いながら白い花を撮っていました。これはタニギキョウだそうです。花の選択、カメラアングルを間違ったような、、、、

 いつもより早く始まった雨の季節。雨を嫌っていては何も出来ません。大きな山、長距離を歩く山、難所のある山は雨の日は歩きたくありませんが、幸いわが裏山にはそのようなところはありません。最悪、雨でずぶぬれになって山を下りても、急いで帰宅してシャワーでもすれば気分は爽快になります。

 雨模様の日は、確かに歩き始めるまでは嫌なものです。しかし、歩き始めれば、、、、雨の日は雨の日の楽しみを見つけることが出来ます。

 雨にも負けず歩きましょう。

南の国マレーシアから嬉しいメールが届きました

 鳥友夫妻が今年の12月中旬日本に来るという連絡です。広島で会いたいと言うことも書かれていました。

 もちろんタカ長としても大歓迎、welcome to Hiroshima です。

 彼はタカの渡りに関しては、マレーシアをベースに国際的に活動している人で、タカ長もマレーシアやベトナムで彼にあって、言葉は不自由ながらタカの渡りのことなど話し合ったことがあります。

 その時期ですからもちろん日本でタカの渡りを見ることはできませんが、タカの話は出来ます。

 また、彼の目的のひとつは日本の観光だということなので、、、、広島ではどことどこを案内しようか、、、と今からあれこれ考えているところです。

 年末の楽しみがひとつふえたタカ長です。

 さぁ、基礎英語でも勉強しよう、、、、(もう手遅????)

韓国探鳥旅行から

2011年05月26日 | 韓国情報
エッ雨成金???

 梅雨に入ったようなはっきりしない天気ですね。

 韓国から帰って一週間が過ぎました。今日団地新聞の原稿を印刷所に出して、、、、今夜の室内例会を済ませると、、、、、明日の裏山歩きからやっと平常運転に戻れるような気がしています。

 韓国情報。先日と同じ大川の話題です。

       

 初めてこの石碑の前を車で通りかかったときドキッとしました。「エッ雨成金???」一瞬そう思ったのです。

 韓国でも日本でも横書きの場合は左から右に書きます。そのことが頭に染み付いていますから、このようなものを見ると「雨成金」に見えてしまうのですね。

 ゆっくり見ると「金成雨(キム・ソンウ)将軍、、、、」と読めるのですが、習慣とは恐ろしいもので瞬間的には「雨成金」に見えてしまうのです。

 雨が降ったらガッパガッパと金が入るのなら、雨の国日本に住む私たちは全員大金持ち、成金になるのでしょうが、、、、、、。

       

 私たちが泊まったのは「幻想の海」と言う名前のモーテルです。同じような建物が並んでいますが、左側がモーテル棟で右側がホテル棟です。大川は初めてのところなので何も分かりません。そこで前々から交流のあるソウルの李胤守(イ・ユンス)さんに一任していました。

 このモーテルには結果的には3泊することになりました。快適なモーテルだったので助かりました。良いモーテルを予約してくれたユンスさんに感謝、感謝です。

       

 最初に泊まった部屋から見る幻想の海です。長大な浜が見えますが、ここは韓国でも有名な海水浴場なのです。あの浜のそばにはたくさんの食堂やモーテルが軒を連ねています。私たちも食事や買い物のためにあの町まで歩くのですが、、、、、

 その道筋にあの石碑があるのです。そのため何度もその石碑を見ることになるのですが、、、、その度に「雨成金」に見えました。

       

 町の方向、例の石碑の近くからから見る丘の上のモーテルです。この丘には「宿泊村」と言うようなことが書かれており、モーテルやホテルのほかにもペンション棟もありました。また、工事中のビルもありました。

 私たちは平日に泊まったので簡単に予約が出来ましたが、週末に泊まる人は多いようで駐車場は満車状態になっていました。

 海水浴とは関係ない時期でもこの状態ですから、、、、夏の人出は多いのでしょう。

 この町がにぎわうのはもうひとつの理由があります。大川は港町でそこには市場があります。そこに上がる魚を食べに来るお客さんが多いのです。週末には何台もの大型バスが来ていました。

 その話題は次回のお楽しみに、、、、、、。



今日の観察~5月25日

2011年05月25日 | タカの渡り
早々にバッテン・マークが出まして、、、

 朝はクリアな天気。

 タカの渡りも終盤なので大きな期待はしていませんが、、、、それでもたまには20~30くらいの渡りが観察されても良さそうなものです。

 しかし、朝から不調で、、、、

       

       

 観察地の上空にはこのような飛行雲が現れ、、、、、

 もうダメだとバッテン・マークが出ている、と冗談を言ったものです。

 当たり前のことですが、飛行雲とタカの渡りには何の関係もありません。単なる冗談ですが、それにしてもあちらにもバッテン、こちらにもバッテン。天気が下り坂になっている証拠なのでしょうか?

       

 A山の上にはこのような雲が現れ、、、、この写真を撮ってカメラを置いたらジューヤクさんが声を上げました。

 この雲のところを2羽のハチクマが流れてきたのです。写真に撮るには遠すぎましたが、、、、肉眼ではっきりそれと分かる高さです。

 特徴あるこの雲の左上と右下あたりにハチクマがいたら面白そうですが、例によってタカ長はそのタイミングをはずしてしまいました。残念。

 それでもこの雲のおかげで貴重な2羽がゲットできたようで、、、、、ラッキーな白い雲と言えそうですね。

       

 空を見ることが暇になってタカ長観察地の周りを見ると、観察地の東に小さなお花畑が出現していました。名前の知らない花ですが(と言うことにしておきます)、、、、このように咲いてくれるとそれなりに楽しめます。

       

 いたずら半分に撮った写真ですが、どのような場合でも花の写真は良いものです。

 タカ長観察地での春の調査もまもなく終了します。その頃には韓国ボケを治して、、、、通常の生活を取り戻したいと考えています。


シャクナゲを見てきました

2011年05月24日 | 山歩きから
クロボヤ峡のシャクナゲ

 今日の裏山歩きを変更してクロボヤ峡のシャクナゲを見てきました。

 クロボヤ峡は広島県の中央、東広島市福富町上竹仁にある小さな渓谷です。「県内最大規模のシャクナゲ群生地」とパンフレットに紹介されています。

 新聞にも紹介されたり、NHKでも放送されたりして訪れる人が多くなっているようです。仲間が先日見に行ったらまだチョッと早かったようで、今日の裏山歩きの日が見ごろだと判断して予定変更したわけです。

        

 クロボヤ峡は渓谷と湿原とで構成された、長さ1km程度の小さな渓谷です。この渓谷に樹齢50年から100年のホンシャクナゲが500本以上自生しています。しかもそのほとんどが湿地にあり全国的にも希少であるとパンフレットに書かれています。

        

 谷沿いの道は自然林に覆われ、この時期、新緑の季節は涼味満点の散策を楽しむことが出来ます。

        

 その渓谷で何枚もの写真を撮りました。未明まで降った雨の影響か、花がチョッと思いように感じました。シャクナゲの花はたくさんあるのでしょうが、広い渓谷に散在しているので、園芸種を植えた「シャクナゲ園」のようなものを想像して出かけるとがっかりされるかも分かりません。ここはあくまでシャクナゲの自生地なのです。

        

 駐車場のそばの門扉を入って歩き始めましたが、一番奥にある殿様池周辺のシャクナゲは十分楽しめました。やはり行って見てよかったですね。

        

 このクロボヤ峡は東広島市福富町観光協会(電話:082-435-2051)によって管理されています。今年は例年より花が遅れているようです。

 現地の花情報は 080-1940-8186 で確かめることが出来るようです。

 クロボヤ湿原の開門は  4月29日~6月10日 毎日午前9時~午後5時

    入山料   大人(高校生以上)   300円
           団体(10名以上)    200円
           子ども・障害者手帳をお持ちの方  無料

 駐車場の管理もされていますが広くないのでなるべく相乗りしてゆかれると良いと思われます。

 まだしばらくシャクナゲの花が楽しめそうですから、是非一度お出かけされては如何ですか。

韓国探鳥旅行

2011年05月23日 | 韓国情報
旅の始まりは大川港

 雨になりました。渡り観察は休止です。

 このような時は韓国情報でつなぐつもりですが、まだまだ整理が出来ていません。例によって気ままに、、、、、適当に韓国の話をさせて頂きます。

       

 4月25日に出発して下関から関釜フェリーに乗り、、、、

 4月26日に雨模様の釜山に上陸、あらかじめ手配していた車で、今回の探鳥地・ウエヨンドに渡る港町、大川(テチョン)に向かいます。そしてそこの港の見えるモーテルに1泊して、やっとのことでウエヨンドに渡ることになります。

 早朝の大川港。出港予定は10時ですが、その日の出港が決まるのは9時だと言うことでした。海が荒れたら欠航になるわけで、その日の海の状況をみて9時の時点で判断されるようです。

       

 私たちが港に着いたのは8時半過ぎ、チョッと早すぎる時間ですね。それにはわけがあります。

 モーテルの近くでゆっくり探鳥する時間が無いと言うこともありますが、乗船手続きを時間的に余裕をもってしたいと言う思いがあるからです。何しろこのようにハングルで書かれた文字を時間をかけて理解し、その上で行動を起こさないといけないのですから、、、、、。

 このような場合は日本でも往復割引がありますね?タカ長はあまりあちこち行っていないのではっきりした記憶は無いのですが、、、、たぶんあるはずです。それでは65歳以上の人の割引はどうでしょうか?タカ長には良く分かりません。

 韓国では65歳以上の人は外国人でも割引されます。そのような割引を受けながら、言葉も分からない者がチケットを買うわけですから、飛行機に乗るくらいの時間的な余裕を持って港に行かねばならないのです。

 ついでに言えば、韓国でも美術館などは65歳以上の人は無料です。タカ長観察地の近くの植物公園も無料で入場できます。

 同じようなことが外国人にも適用されているようです。後日、プサンの梵魚寺(ボモサ)であったボランティアガイドの人は「言葉を話さなかったら日本人か韓国人か分からないので、黙って、、、無料で入りなさい」などと悪知恵(?)を教えられましたが、、、、、

 タカ長と相棒が釜山市立美術館に行ったとき、二人が日本語をしゃべりながら開館を待っていたら、係りの人から何か名刺大のものを手渡されました。何も分からないまま受け取って、、、、、開館時間になったので入場券を買おうとしたら先ほどのカードを指差して、、、中に入るように指で指示されました。あの名刺みたいなものは無料入場券だったようです。

 日本語を話していて、日本人丸出しの私たちにも手渡してくれるのですから、その制度は外国人にも適用されているのでしょう。ボモサのボランティアガイドからさずけられた悪知恵を使う必要など無い、と言うことですね。

 ついでに言えば相棒はまだ65歳になってはいないのです。それでも割引券をもらいました。どこかの国のように年齢確認が出来るものを提示さされることはありません。このようなところはケンチャナヨの国の良い面だと思っています。

       

 話が横道にそれましたが、、、、、ウエヨンドでの探鳥のことです。

 タカ長はこれまでオチョンドやホンド、フクサンドなど黄海上の島で探鳥した経験がありますが、このウエヨンドが「大きな自然の中で鳥を見ている」と言う思いを一番強く感じました。

       

 海辺の人家の近いところで鳥を見るのは他の島でも同じことですが、このように小高いところから海を見おろしながら鳥を見たり、、、

       

 青い大きな海のそばで鳥を見るのは、やはり離島での探鳥の醍醐味と言えるのかもしれません。

 このような大きな自然の中で鳥を見るのは良いのですが、、、、海が荒れると船が来なくなります。私たちも海が荒れるという情報を聞かされ、予定を二日はやめて大川に帰りました。昨年4日間も風待ちをした苦い経験があるので安全策をとったわけです。

 結果的には欠航したのは一日だけで、そのままウエヨンドにいても予定通り5月1日に大川港に帰られました。しかし、荒れ模様のウエヨンドにいても探鳥は出来なかったでしょうし、大川に帰る船も行くときよりはゆれたはずです。

 行くときにも船酔いした人がいるくらいですから、、、予定を早めて島を後にしたのは正解だったようです。

 離島に行くには時間的な余裕を持ってゆくべきですね。

今日の観察~5月22日

2011年05月22日 | タカの渡り
UFO接近中、全員注意せよ

       

 タカ長観察地にUFOが接近。

 と言うような写真を撮って遊んでいたわけですから、、、、当然のことですが今日は暇だったと言うことです。

       

 タカ長はハチの名前はまったく分からないのですが、、、、ハナバチのような、、、、それより大きいような、、、、あるいはハチとは違う別の虫かも分かりませんが、、、とにかくこのようなものにレンズを向けて楽しみました。

 実はこの写真、友だちから借りたレンズをタカ長カメラに装着してテスト撮影をしたものです。画質には特段の変化は無いようですが、ピンとあわせの時間はこのレンズのほうが幾分早いように感じました。そのためにゲットできたハチなのでしょう。

       

 今日は飛びませんでした。その数少ないハチクマの1羽ですが、高くて遠くて、、、、、、絵になりませんね。

       

 同じ遠くても背景の雲に表情があればそれはそれで面白いのですが、今日のように厚い雲がバックではどうにもなりません。文字通りのテスト撮影だったと言うことですね。

       

 遠くて小さな写真では面白くないので思い切り近くて大きな写真を紹介します。

 タカ長観察地常連のキジバト君です。時々現れては私たちの足元を歩き回っています。人の存在を気にする風も無くて近づいてくるので、誤って踏みつけてしまわないかと心配になるほどです。

 それは少しオーバーな言い方かも分かりませんが、このキジバト君もタカ長観察地の常連になっていることだけは間違いありません。

 これが珍鳥なら人を呼べるのに、、、、、、。




黙っていることが美徳とは思えないので、、、

2011年05月21日 | 山歩きから
 黙っていることが美徳とは思えないので、今朝はチョッとだけ辛口のことを書かせていただきます。

 昨日行った十種ヶ峰の野外活動センターの職員の対応についてです。

 5月20日の9時ころ私たち13名はマイカー3台に分乗して同センターに着きました。センターで山の最新情報を仕入れ、トイレ休憩などさせて頂くためです。

 ところが前回行ったときとは駐車場の様子が違って進入禁止になっていました。車を降りて利用者らしい人に聞くと、その人は、駐車場はこの下だと一段低いところにある数台分のスペースを指差して言われました。そこでそのスペースに車を移動しようとしたら、センターの裏のほうから軽トラで出てきた職員らしい人がその駐車場の出入り口を軽トラでふさぐかたちに止めて、、、、

 駐車場は下にあること
 トイレはそこのトイレを利用すること、、、、

 などと言われました。一応丁寧な言葉を使ってはいましたが、、、その態度は迷惑なものが迷い込んで来たので早々に追い払いたい、と言っているように見えました。百歩譲っても、お客を迎える態度は微塵も見えませんでした。そのように感じたのはひとりタカ長だけでなく、タカカノも「この種の施設でこのような対応を受けたのは初めてのことだ」と憤慨していました。

 ついでに言えば、その人から言われた駐車場のトイレらしき建物にはロープが巻きつけられていました。私たちがトイレを見つけられなかったのだとは思えないのですが、、、、。

       

 タカ長には山口県にも多くの友だちがいます。そのなかにはこの種の施設の館長をされている人もいます。そのことも頭において書かせていただきますが、、、、、。

 昨日、十ヶ峰の山頂でお会いした山口県の中学校の先生の話では、かつて山口県はこの種の施設の先進県で、県内に九つの施設があったそうです。ところが昨今の社会情勢で老朽化されたものが廃止されたりして、現在は4施設になっているとか。

 その施設も最近は運営管理が民間に委託されていると言うことでした。

 県や市が運営しようが民間が管理しようが、私たち利用者には関係の無いことです。しかし、そのために施設の利便性が失われたり、サービスが低下するとしたらそれは問題です。

       

 この十種ヶ峰の野外活動センターはその機能が変わったのかもわかりません。たとえば宿泊者限定で、一般登山者の利用が出来ないとか、、、、、、、

 それならそれでセンターの前の駐車場だけでなく、そのそばの三叉路のところや下の駐車場にそのことを明記すべきです。

 タカ長は「山と渓谷社」の分県登山ガイド「山口県の山」などで基本的な情報を仕入れて山に行きますが、その種のガイドブックには、問い合わせ先として野外活動センターの名前が明記されています。

 もし登山者がそのセンターに立ち寄って休憩したり、山の最新情報を聞くことが出来ないのなら、その種のガイドブックから施設の名前を削除してもらうべきです。もしそれが不可能だとしたら、その種のガイドブックに名前を明記した責任上、もう少し血の通った対応がされてしかるべきです。

 タカ長たちが渡りを観察しているのは広島市が民間に管理を委託している運動公園です。そこの職員の人は、その施設を利用して頂く人を増やすよう懸命に努力されています。広島も山口もその種の施設の利用実績は問題になるはずですが、昨日タカ長たちが出会った職員のような対応をしていると、利用実績は下がることはあっても上がることはないはずです。

 この種の施設は一般登山者にとって、なかんずく県外から訪れるものにとってある面命ずなとも言えるものです。そのことに留意されてもう少し血の通った対応をして頂きたく、辛口のことを書かせていただきました。

 わが愛する山口県のために書いたつもりですから、その趣旨を誤解されないよう願っています。